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寒い日の飛ばないゴルフを解決するための3ポイント

これからの季節ますます寒くなっていきます。ゴルフ好きは「そんなの関係ない!」とラウンドに出かけるでしょう。

しかし、冬のゴルフは夏よりも飛距離が落ちてスコアをまとめるのに苦労してしまいます。それは”冷たい日特有の現象”が起きるからです。

今回の記事では、寒い日のゴルフを解決する、知っておくと得をする3つのポイントをご紹介します。

暑い夏のラウンドよりも冷たい季節は、5~10ヤードは飛ばないですが、ご紹介する内容をぜひ試していただき、凍えるゴルフでもスコアを崩さずに思い通りのプレーをしていきましょう!

寒い日に飛ばない理由

冬のゴルフは普段より飛距離が落ちていると感じるゴルファーも多いのではないでしょうか?原因は、下記の4つが考えられます。

ゴルフウェアの着膨れ

寒いゴルフの防寒対策として、いつよりウェアを重ねて着膨れしてしまうので体が動きづらくなり振りにくくなります。

特に飛ばないからといってフルスイングをしようとすると余計に力が入り、軸がずれるので思うような振りができないため飛距離が出ません。

体が縮こまる(筋肉の収縮)

夏場と違って寒いときは体が縮こまり筋肉も収縮して硬くなり、可動域が狭くなります。

さらにゴルフクラブと唯一接触のあるグリップが冷たさを感じると手先も強張り、普段の感覚でスイングができなくなります。

ボールやシャフトが硬くなる

冬場の寒い時期はゴルフ道具も普段より硬く感じます。グリップも夏よりは硬くなります。ボールも樹脂が硬化して飛ばないようになります。

<初速が落ちる>
球は、常温(25℃)に比べて5℃以下になると硬くなります。硬くなると反発力が落ちて初速も低下して、飛距離が出ない傾向がります。

<球がスベる>
カバーが固くなるため、ボールがクラブフェースのスコアラインに引っかからず滑りやすくなります。球がフェースの上を滑るとスピン量が減るので、飛距離が落ちてしまいます。

<シャフトがしならなくなる>
シャフトも寒いと常温に比べるとしなりにくくなります。通常よりも硬いフレックスの状態になります。しならないと力が入りミスを誘発します。

空気抵抗を受けやすい

寒い冬は、空気の密度が高くて重くなります。打ち出されたゴルフボールは大きな空気抵抗を受け飛距離が落ちます。夏場は空気が膨張しているので抵抗を受けにくく思い通りに飛んでいってくれます。

密度の違いは、熱気球や冷暖房のエアコンの風を思い浮かべるとわかりやすいと思います。冷たい空気は重いので下の方へ、暖かい空気は軽くなり上の方に溜まります。

0℃くらいまで下がるとかなり抵抗を受けて-10ヤードほど飛ばないと言われています。7番アイアンで打った場合、夏場で150ydくらいであれば、冬場は、140~135ydくらいだと思っていいでしょう。

寒い日の飛ばないゴルフを解決する3ポイント

インナーウェアなどを活用する

ゴルフの際のインナーは、ヒートテックなど身体の熱を保温してくれて薄くて体にフィットするものが重ね着に最適です。アウターは、天候に合わせて脱着し調整できるものがいいでしょう。ポイントを下記に挙げてみました。

<風が強い日>
ブルゾンやウインドブレーカーがおすすめです。雪や雨が多少チラつく時は、生地が傷まないか確認の上、防水スプレーをかけておくのもひとつです。

<風のない日>
動きやすいセーターが良いでしょう。ただし、ゴルフ用を選ぶようにしましょう。ゴルフ専用でないものは、ダブつきがあり、スイングの可動を邪魔します。

<かなり冷え込みがきつい日>
ダウンベストがオススメです。セーターやブルゾンの上に、羽織ることもできます。もしも、肩や腕が動きにくいようなら、スイングの時だけ脱ぐようにするのも良いでしょう。

冬の寒いゴルフは、カラダの動きが鈍りケガも心配です。足元や手を温めるもカイロなどを、積極的に準備をしておきましょう。寒さには、特に足首、手首、首元を温めると効果が上がります。上手に取り入れましょう。

冬の服装ランキングTOP5をまとめました。参考にどうぞ。初心者は必見です!

アイアンを打ち込むと飛ばない

<アイアンショット>
寒いときは、ドライバーのほかアイアンショットも距離が落ちるので警戒が必要です。冬のゴルフ場は、芝生が枯れてベアグランド状態が多いので、ダフリが怖くなりインパクトを緩めたり、上から打ち込み過ぎたりすると打ち出し角度が低くなりキャリーが出ません。

アマチュアゴルファーはダウンブローを打つのは難しいので、ドライバーのようなヘッドの軌道でレベル気味に払い打つ、レベルブローが芯に当たりやすくなるのでおすすめです。

レベルブローの打ち方は、ゴルフボールを地球に見立ててください。レベルブローは地球の真右を打っていきます。赤道部分を払うようなイメージで、南半球の部分にアイアンのフェースの下の部分に入れていきます。

テークバックからトップでできた右手の角度をキープしたまま下ろしてくると南半球の部分にヘッドが入りやすくなります。是非、試してみてください。

レベルの打ち方の動画はこちらです。プロの世界では「ターフを取らないレベルブロー」が主流となりつつあります。ぜひ、試してみてしてください!

<アプローチ>

寒い時期のグリーン周りでは、バンカーなどの障害物がない限り転がしていきましょう。

芝が薄かったり、はげていたりしてベアグラウンド状態の時は、ゴルフクラブを短く持ち、ボールを右側にセットします。右寄りにすることで、ウェッジのバンスを無くすことができトップを防いでくれて打ちやすくなります。

ベアグラウンドからは、ゴルフボールの下をくぐらせて“フワッ”と浮かすようなイメージではなく、横から払うか、ソール部分を地面につけずに気持ちトップのようにヘッドを入れていくイメージです。

ベアグランドからの打ち方とミスを防ぐレッスン動画です。

クラブの番手を上げる

寒い時のゴルフで飛距離をアップするには、飛ばないことを念頭に大き目の番手を使うことをおすすめします。

普段150ヤードを7番アイアンで打っている場合は、6番か5番を短く持ってスイングすることで距離を稼ぐことができます。クラブを短く持っているので、方向性もよくなりイメージしたところに運ぶことができるでしょう。

また、ボールも冷たさで硬くなっているので、レディース用の少し樹脂が柔らかいものを使えば普段の球と同じように飛んでくれます。球をポケットの中に入れて体温で少し温めておくのも冬のゴルフを乗り越えるコツです。ただ、カイロなどで温めるとルール違反になりますので気をつけましょう。

2019年1月からゴルフのルールが大幅に変更になります!アマチュアゴルファーに優しい改定になっています。バンカーなんてはもう怖くない!

まとめ

いかがでしたか?寒い時期のゴルフは、飛ばないことを念頭に入れ、コンパクトに身体や腰を回転させる方が正確に飛距離も出て方向性も良くなります。

今回ご紹介した方法を試すことで、夏と同じようなスイングはできませんが、いつもの冬ゴルフよりもコースを攻略することができます。ぜひ試してみてください。スイングも安定し悪いスコアを出すことがないでしょう。

この記事を書いたライター

ライター

ゴルファボ編集部

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