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額賀辰徳が悲願のツアー初優勝!「三井住友VISA」「伊藤園レディス」まとめ

出典:GDO

男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」は、2年ぶりに松山英樹が参戦。

悪天候で54ホールに短縮されましたが、安定したゴルフでラウンドしたツアーナンバーワン飛ばし屋の額賀辰徳が逆転でツアー初優勝を果たしました。持ち前の飛距離を発揮しての勝利でした。

女子ツアー「伊藤園レディスゴルフトーナメント」は、黄金世代の松田鈴英がツアー初優勝を目指して最終ラウンドをスタートしましたが、黄アルムが自力を見せ、今シーズン3勝目を挙げました。松田鈴英は流れに乗れず10位に終わりました。

国内男子ツアー

出典:TBS

悪天候と濃霧によるコースコンディション不良のために54ホール(3日間)に短縮された国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ 太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)」の最終ラウンドが終了。

トップと3打差の3位からスタートした額賀辰徳が1イーグル、4バーディ、2ボギー「66」でラウンドし通算9アンダーで、悲願のツアー初優勝を逆転で飾りました。

2位は通算7アンダーのS・H・キム(韓国)。3位タイは通算6アンダーの秋吉翔太、S・ノリス(南アフリカ)、藤本佳則。賞金ランキングトップの今平周吾は、通算3アンダーの12位タイでフィニッシュ。

単独トップでスタートした秋吉翔太は、17番でボギーを叩き逆転を許し、最終18番ホールのティーショットがOBで万事休すとなり、今季3勝目を逃しました。

石川遼は予選落ち。2年ぶりに参戦した松山英樹は、2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「74」とスコアを伸ばせず、通算4オーバーの46位タイで終了。なお、54ホール競技短縮により賞金加算は75%に減額されます。

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三井住友VISA太平洋マスターズ優勝者|額賀辰徳

出典:ALBA

名前:額賀辰徳(ぬかが たつのり)
出身地:茨城県
生年月日:1984年3月28日(34歳)
身長:183cm
体重:80kg
出身校:中央学院大学
ゴルフ歴:14歳~
プロ転向:2006年

稀代の飛ばし屋。過去4度のドライビングディスタンス1位。中学まではサッカー少年でしたが、14歳でゴルフに出会い熱中。中央学院大学時代には「日本オープン」でローアマも獲得、「関東アマ」では連覇を果たすなど輝かしい数々のタイトルや実績を手にして、2006年プロに転向。

2009年にシード権を獲得するが1年で陥落。2015年にシード復帰を果たしましたが、2016年に再びシード落ち。2017年はチャレンジツアーで賞金ランク7位。

三井住友VISA|上位成績

優勝 −9 額賀辰徳
2位 −7 S・H・キム(韓国)
3位 −6 秋吉翔太、ショーン・ノリス(南アフリカ)、藤本佳則、ハン・ジュンゴン(韓国)
7位タイ −5 池田勇太、ジャン・ドンキュ(韓国)、パク・サンヒョン(韓国)
10位タイ −4 藤田寛之、イ・サンヒ(韓国)

国内女子ツアー

出典:GDO

国内女子ツアー「伊藤園レディスゴルフトーナメント グレートアイランド倶楽部(千葉県)」最終日の競技が終了。

トップと1打差の2位からスタートした黄アルム(韓国)が、4バーディ、1ボギー「69」で回り、通算13アンダーで今季3勝目を逆転で飾りました。

2位タイには、永井花奈、アン・ソンジュ(韓国)。4位には通算11アンダーの青木瀬令奈、小滝水音。6位には通算9アンダーの鈴木愛、ユン・チェヨン(韓国)、申ジエ(韓国)、佐伯三貴。

単独トップからスタートした松田鈴英は、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギー「75」と崩れ、通算8アンダーの10位とし、またもツアー初優勝を逃しました。

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伊藤園レディスゴルフトーナメント優勝者|黄アルム

出典:ALBA

名前:黄 アルム(Ah-Reum Hwang)
生年月日:1987.10.17(31歳)
出身:韓国 ソウル市
身長:168センチ
体重:60kg
ゴルフ歴:11歳~
プロ転向:2008年
出身校:龍仁大学
ツアー
通算勝利:国内3勝(日本)
中学3年生の頃から独学で日本語を学び、現在は日常会話だけではなく新聞を読むことも可能。

2008年プロテストをトップ合格。同年のステップツアーで2勝を挙げる。2009年「ヤマハレディースオープン葛城」でツアー初優勝を_挙げる。2018年は、7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」、8月「NEC軽井沢72」と勝ち、今大会の優勝で今季3勝目を飾る。

伊藤園レディス|上位成績

優勝 −13 黄アルム(韓国)
2位タイ −12 アン・ソンジュ(韓国)、永井花奈
4位タイ −11 青木瀬令奈、小滝水音
6位タイ  −9 鈴木愛、ユン・チェヨン(韓国)、申・ジエ(韓国)、佐伯三貴
10位タイ  −8 岡山絵里、東浩子、成田美寿々、松田鈴英

まとめ

今年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」は、名匠リース・ジョーンズ氏の設計と2年ぶりに今大会に出場した松山英樹プロ監修で全面改修された国際水準のトーナメントコースで行われました。「パー72」から「パー70」に変更され、男子プロたちのレベルの高い戦いが見られました。

優勝した額賀辰徳は、今大会までの賞金が670万円ほど…。この優勝で賞金3,000万円とシード権を獲得しました。アマチュア時代から定評のあるドライバーの飛距離を武器に、残り3試合と今後の成長が楽しみです。

女子ツアーは、最終ホールのグリーン上までもつれましたが、勝ち方をよく知っている黄アルムが、危なげないゴルフで今季3勝目を挙げました。若い世代の優勝が待ち遠しいです。

男子は残り3試合、女子は残り2試合となりました。賞金王、賞金女王争い、賞金シード権争いも佳境を迎え、各試合とも目が離せません。