サイトアイコン ゴルファボ

片山晋吾プロ、マッチプレー史上最年長44歳222日で優勝!

出典:wikipedia

9月10日(日)に行われた、男子プロゴルフツアーISPSハンダマッチプレー選手権で、片山晋呉プロが大会初代チャンピオンとなりました。

日本ツアーのマッチプレー競技の中で、44歳222日での優勝は、1977年日本マッチプレー選手権を制した橘田規の43歳25日を上回る最年長V!

今シーズン初優勝で、ツアー史上最高賞金の5000万円を獲得し、賞金ランキングも70位から4位に浮上しました。

今大会の勝因は、「1回戦から決勝までの129ホール中、ボギー2個」が物語っているとおり、ボギーを打たない戦略にあったのではないでしょうか。

「風と距離とクラブがぴったりだった」と、先にグリーンに乗せた相手よりも内側につけて勝負を決めたそうです。

片山晋吾というプロゴルファー

出典:片山晋吾のオフィシャルサイト

日本の男子ゴルフ界を引っ張る永久シード選手で、テンガロンハット姿はお馴染みですよね。また、某有名トーナメントの最終日に妙なタスキを懸けてグリーンに上がる姿はとても印象的でした。

プロゴルファーとして決して体格に恵まれているわけではありませんが、「ゴルフはボールを何処まで飛ばすというゲームでもなければ、どんなボールを打てるかを競うゲームでもありません。一打一打を、何処に停止させるかを競うゲーム」の信念を貫き、3年連続を含め5度の『賞金王』になりました。

ゴルフ界きっての理論派で、誰よりも早くショートウッドを採り入れるなど、合理的なクラブ選びでパワー不足を補い、01年には「全米プロ」2日目で首位に並ぶなど4位に入り、 09年には『マスターズ』でも4位に入っています。

多種多様な練習器具を駆使する独特な練習方法は世界でも話題となり、欧州ツアーの公式ホームページでも取り上げられたほどです。

片山晋吾の衰えない向上心

出典:片山晋吾のオフィシャルサイト

本人曰く「打ち方を変えて、ドライバーもすごく飛ぶようになった。クラブもボールも進化して、この5年でゴルフのスイング(理論)は100年の歴史が覆されるくらい変わってきている。その流行を取り入れないとと思って」と語っています。

自分の引き出しになかった技術を習得しようと、

新聞記者から手応えを問われ「予想より早く、やろうとしていることが噛み合ってきた。円熟した良いプレーができる期待が自分にある」と答えています。

決着をつけたマッチプレーの最後のホールは、残り209ヤードから5ユーティリティーでピン右1.5メートルに2オンし、イーグルでフィニッシュ。

ツアー31勝、永久シード権保持者として甘んじることなく、独自の発想力や精神力を発揮し、まだまだ自分のゴルフを向上させようとする姿勢はプロゴルファーの中でも群を抜いています。

6度目の賞金王も狙えそうですね!

片山晋吾のクラブセッティング使用クラブ

出典:片山晋吾のオフィシャルサイト

1W:オノフ クロ(シャフト=グラファイトデザイン ツアーAD TP-6 長さ46インチ、硬さX、ロフト10.5度
3、5、7W:同クロ(15、18、21度)
4、5、6UT:同クロ(24、27、30度)
アイアン:同フォージド クロ(7~9I、46度ウエッジ)
ウエッジ:フォーティーン RM(52度、58度)
パター:テーラーメイド スパイダー AGSI+
ボール:ダンロップ スリクソンZスターXV
(参考:日刊スポーツ)

まとめ

ISPSハンダマッチプレー選手権の主催者は、一打一打の真剣勝負で選手の潜在能力を引き出すためだけの目的でこのマッチプレーの大会を開催したそうです。マッチプレーは、競技時間が長く、体力のある若い選手が有利なはずなのに、44歳での片山晋吾プロの優勝は本当に凄いです。女子ツアーの人気に押され気味の男子ツアーですが、片山晋吾プロの優勝で盛り上がりが期待できますね!