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ジャンボ尾崎|エージシュート達成レギュラーツアー史上2度目の偉業

出典:サンスポ

10月6日(金)に行われた、国内ツアーHONMA TOURWORLD CUP2日目で、ジャンボ尾崎プロがレギュラーツアー史上2度目のエージシュートを達成しました。2013年「ツルヤオープン」で「スコア62」(当時66歳)を記録して以来となる、レギュラーツアー史上2回目の偉業となりました。

インタビューでは「70でナイスプレーと言われても、俺のプライドとしてはどうかなぁ。ただ、元気な姿を見せることは大事だから」と”ジャンボ節”で答えていたそうです。

「今シーズン結果が出なければクラブを置く」と引退覚悟で迎えた今季は、9試合出場で予選通過なし。3回の途中棄権ですが、通算113勝のレジェンドが復活の兆しを見せています。

ジャンボ尾崎プロの輝かしい成績

70歳になってもなお、レギュラーツアーを主戦場としています。持病の腰痛に悩まされ、2005年以降は獲得賞金枠のシード権を逃していますが、その圧倒的な存在感はまだ陰りは見られません。

1964年春、徳島海南高校のエースとして選抜高校野球大会に出場し全国制覇後、プロ野球西鉄ライオンズに入団しましたが、4年で退団しています。その後、ゴルフに転向し、1970年プロ入りし、豪快なドライバーの飛距離と「ジャンボ」の愛称で日本にゴルフブームを巻き起こしました。

前人未到の国内外通算113勝、国内ツアー賞金王12回で、うち9回は40歳を過ぎてからの獲得です。

世界でも類を見ない勝ち星の多さで、長く日本ゴルフ界に君臨してきたジャンボ尾崎プロ、2002年には「全日空オープン」で55歳7ヶ月29日の最年長優勝を樹立しています。現在、高齢の域ですが、卓越した技術は今もなお健在です。

プロフィール

名前:尾崎将司(おざき まさし)

生年月日:1947年1月24日(70歳)

身長:181㎝

体重:90kg

出身地:徳島県

戦歴

・世界ランキング自己最高位 5位

・通算優勝回数 113回(世界プロツアー最多記録)

・日本ツアー 94勝

・海外(ニュージーランドPGA)1勝

・賞金王 12回

・国内メジャー 20勝(日本プロ6勝、日本オープン5勝、日本マッチプレー1勝、日本シリーズ7勝、フィランソロフィー1勝)(歴代最多記録)

・2010年世界ゴルフ殿堂入り

参考:wikipedia

レギュラーツアーにかける思い

出典:ジャンボ尾崎オフィシャルウェブサイト

ジャンボ尾崎プロのレギュラーツアーの参加は、「永久シード権」の乱用だと言われていますが、尾崎プロにはレギュラーツアーへのかなりの思い入れがありそうですね。シニアツアーでのコースセッティングがレギュラーツアーとレベルが天と地の差があり過ぎて、尾崎プロには「お遊び」に映るそうです。

尾崎プロがシニアツアーに行けば、毎年1億円は稼げると言われていますが、本人はシニアツアーへの転向は考えてはいないようです。スポンサーなどから「ぜひシニア出てほしい」と懇願されているようですが、いまだにレギュラーツアーの参加を表明しています。

なぜそこまでしてレギュラーツアーにこだわるのでしょうか?

それはまだ、レギュラーツアーで勝てる、勝ちたいと思っているからです!

「今の若手と比較して、もう自分が若手のレベルに達することができないと判断した時は速やかにクラブを置きますよ」と残しています。ということはまだ、若手に勝つ意欲があるということです。いまだにハードなトレーニングと年齢をカバーするクラブセッティングを工夫して、飛距離を維持しています。

本人曰く「エージシュートを目指してゴルフをしているんじゃない」と答えています。ツアー113勝を挙げても、未だ自分のゴルフを向上させようとする姿勢はレジェンドの名にふさわしいですね。

エージシュートとは・・・

自分の年齢以下のスコアで18ホール(6,000ヤード以上)の1ラウンドを周ることです。ある程度年齢が上がらないと達成することは難しいですが、国内や海外でもシニアゴルファーにとっては1つの大きな目標となっております。

これまでの達成者

国内レギュラーツアー

2度達成:ジャンボ尾崎プロ(70歳)

国内シニアツアー

9度達成:青木功プロ(74歳)

中村寅吉プロ(当時66歳)

杉原輝雄プロ(当時71歳)

米ツアー

サム・スニード(当時67歳)

アーノルド・パーマー(当時71歳)

欧州ツアー

ボブ・チャールズ(71歳)

まとめ

アメリカのツアーでは、年間通して予選突破できなかった選手は翌シーズンまでに引退するという申し合わせがあるようです。日本でも、これを適用しようという動きがあるようですが・・・

国内ツアー高額賞金の秋の陣が始まります。もう一度、優勝をファンの前に見せて”ジャンボ節”の優勝インタビューを聞きたいです。