出典：GDO
オープンウィークを終えた国内ツアー、悪天候で競技日程が減りましたが、プロらしいプレーを随所に見せてくれました。男子はブラッド・ケネディが逆転で５年ぶりツアー３勝目。女子は、アン・ソンジュは今季３勝目を挙げました。
男子ツアー「セガサミーカップゴルフトーナメント」は青木功氏が設計・監修を手掛けた「ザ･ノースカントリーゴルフクラブ（北海道）」で開催されました。戦略性の高いコースとして人気があります。
女子ツアー「ニッポンハムレディスクラシック」は今年で３回目の開催。賞金総額１億円のビックトーナメントです。今年の舞台もアンビックス函館倶楽部上磯ゴルフコースで行われました。谷や起伏など自然の情景をそのままの残したレイアウトで、ショットの精度の高さが求められるコースです。
国内男子ツアー結果
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「長嶋茂雄招待セガサミーカップ 最終日 ザ・ノースカントリーゴルフクラブ（北海道）」は、９バーディ、１ボギーの「64」をマークし、通算12アンダーで、ブラッド・ケネディが５年振りのツアー３勝目を逆転で飾りました。
４打差の８位からスタートしたブラッド・ケネディは、連続バーディを含めバーディを９個奪い、2013年「関西オープン」以来となる優勝を挙げました。
首位でスタートした、キム・ヒョンソン（韓国）は、３打差の２位。ガンチャルグン（タイ）、ショーン・ノリス（南アフリカ）、今平周吾、藤本佳則が５打差の３位に終わりました。
石川遼は通算イーブンパーの48位でホールアウト。今平周吾は、４年連続トップ３に入りましたが、またも優勝を逃してしまいました。
今大会は、初日が大雨のために中止となり、７２ホール（４日間）から54ホール（３日間）に短縮されました。賞金は、スポンサーの厚意により全額支払われますが、賞金ランキングの加算額は75％に減額されます。
石川遼選手のこれまでの軌跡！早期の復活優勝を期待しています。
セガサミーカップ上位成績
優勝 −12 ブラッド・ケネディ （オーストラリア）
２位 −8 キム・ヒョンソン （韓国）
３位T −7 ガンチャルグン（タイ）、ショーン・ノリス（南アフリカ）、今平周吾、藤本佳則
７位T −6 重永亜斗夢、香妻陣一朗、星野陸也、正岡竜二、木下稜介
４８位T ±0 石川遼
丸山茂樹プロの長男が日本ツアーデビュー
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丸山茂樹プロの長男、アマチュアの丸山奨王（まるやま しょうおう・18歳）選手が日本ツアーデビューを果たしました。結果は、1ラウンド目は「71」、２ラウンド目は２バーディ、６ボギーの「76」、通算３オーバー84位タイで予選落ちに終わりました。
バーディが先行し序盤はいい流れでしたが、５番ホールで池に入れてリズムを崩し、その後は、グリーンを外したりでリズムを取り戻すことができませんでした。
父の丸山茂樹プロは、「フィジカル、メンタル面で物足りなさを感じれたことは、最高の経験になったと思う」と今後の活躍に期待していました。
副賞総なめ
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最終日、２イーグルなどを含め「68」で回り、通算６アンダーの７位タイに入った重永亜斗夢が、「イーグル賞」「長嶋茂雄賞」の副賞を受賞しました。
１つ目のイーグルは、14番ホール306ydのパー４をワンオン・ワンパットで決めて、２つ目は、18番ホール残り113ydの３打目をバックスピンで直接カップインさせて２つのイーグルを取りました。
「イーグル賞」２本、４日間トータルのバーディやイーグル数などをポイント換算して争う「長嶋茂雄賞」も受賞しました。副賞の合計は「225万円」。
国内女子ツアー結果
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「ニッポンハムレディスクラシック アンビックス函館倶楽部 上磯ゴルフコース（北海道）」最終日は、首位からスタートしたアン・ソンジュが６バーディ、１ボギーの「67」通算13アンダーで回り、４月「ヤマハレディース葛城」以来となる今シーズン３勝目を飾りました。
アン・ソンジュは、３番ホールでボギーを叩きましたが。８、９番で連続バーディ、後半でも13、14番でも連続バーディを奪いました。
２位は、川岸史果とテレサ・ルー（台湾）、４位には、婚約を発表した比嘉真美子が入りました。賞金ランキング１位の鈴木愛は７位、賞金ランニング２位で追いかける成田美寿々は14位タイで終了しました。
韓国勢のスイングは、右足の粘りが特徴です。飛ばしたいアマチュアゴルファー必見です！
ニッポンハムレディス上位成績
優勝 −13 アン・ソンジュ
２位T −11 川岸史果、テレサ・ルー（台湾）
４位 −9 比嘉真美子
５位T −8 酒井美紀、穴井詩 ７位T −7 鈴木愛、福田真未
14位T −3 成田美寿々 ほか
まとめ
男子ツアーでは、９バーディを奪い逆転優勝を皮切りに、直接カップインのイーグルなど、距離と方向性を兼ね備えたプロのショットには感動しました。
また、丸山茂樹プロの長男も日本プロツアーに初参戦しました。結果は予選落ちでしたが、親譲りの上手いゴルフで何度もピンチを切り抜けていました。９月には、ゴルフの名門UCLA（カリフォルニア大学ロサンゼルス校）への進学が決まっているそうです。さらにゴルフの技術を磨いてまた日本ツアーに戻ってきて、優勝争いを見せてほしいです。
女子ツアーは、後半戦がスタートしました。アン・ソンジュが地力を見せつけての勝利でした。賞金ランキングトップの鈴木愛は、着実にトップ10以内に入り、２年連続賞金女王に向けて良いスタートが切れたのではないでしょうか。
この記事を書いたライター
ゴルファボ編集部
