「素振りをしない、ラインを読まない、考えこまない…」
あなたは、こんなゴルフをした経験はありますか?考えられないですよね。でもあるんです。それは「スピードゴルフ」という競技です。
走ってプレーするという単純なことらしいのですが、走ってプレーって大変ですよね。
でも、実際にスピードゴルフに参加された中には、「意外と良いスコアでまわれた」「たったの4本のクラブでベストスコアが出た」など驚きの声が寄せられているそうです。
アメリカではすでに数多くの大会も開催されるほど、新しいゴルフの楽しみ方として大きな盛り上がりをみせているみたいですよ。
スピードゴルフとは?
走る、狙う、打つ、走る……
7本以内のクラブで、通常のラウンドのように9Hまたは18Hを、できるだけ早く、できるだけ少ないスコアでラウンドすることを目的とした競技だそうです。
なぜ、走るの?
フィットネスや健康促進、また創造力や挑戦意欲が刺激され、パフォーマンス向上にもつながるそうです。
そして、走った後の爽快感は普通のゴルフだけでは味わえないほど気持ちの良いものだと、とても人気だそうです。
競い方は?
スコアは、「スピードゴルフスコア(SGS)」と言い、ホールアウトしたスコアと走りのタイムの合計で競われます。
例えば、18Hでスコアが「80」、タイムが「60分」だとすると、80+60=140。「140」がスピードゴルフのスコア(SGS)になります。
ルール&マナーは?
基本的には通常のゴルフと同じだそうです。
スピードゴルフならではのルールが面白いのでご紹介します!
- クラブの本数:7本以内(通常は14本以内)
- 持ち運び:車輪・電動カート禁止
- シューズ:ランニングシューズでもOK
- グリーン:グリーン上では歩かないといけない(走ったことがバレると失格になる恐れも)。ピンは抜かなくてもOK
グリーン上は歩かなければいけないというのが、紳士さを残して面白いですね!
歴史
スピードゴルフの発祥はアメリカです。競技がスタートしたのは1979年と言われ、本格的に認知されたのは2000年に入ったあたりからで、今やアメリアを中心に多くの大会が開催されています。2012年10月にはオレゴン州バンドン・デューンズGRで初の世界選手権が行われています。
世界記録
ちなみに現在の世界記録は2005年10月にクリストファー・スミス(米国)が出した、スコア「65」+ランタイム「44分06秒」=合計109.06SGS。
日本でも開催されている
日本では、本年9月4日(月)茨城県土浦市のワンウェイゴルフクラブで、ゴルフダイジェスト・オンラインが運営する日本スピードゴルフ協会が「スピードゴルフオープン 2017」を開催。
総勢86名が参加し、ランタイム+スコア=スピードゴルフスコア(SGS)を競い合ったそうです。
その模様が、BSフジにて10月1日(日)14:30~15:55に放送されるそうですよ。ご興味のある方はご覧ください!
いかがだってでしょうか?
実際、スピードゴルフを始めてから、通常のプレーのスコアがアップしたというゴルファーがたくさんいるそうです。
確かに良いゴルファーはプレーが早いですよね!
「素振りをしない、ラインを読まない、考え込まない」というスピードゴルフの考え方は少し無謀ですが、悩みの多いゴルファーにとって何かいいヒントになるかもしれませんね。