最近では、各ゴルフ場ともプレーの価格をおさえるためにセルフプレーが増えました。そのかわりにゴルフコースのナビをしてくれるデジタル機器や自動計測機でコースの状況を教えてくれます。
でも、やはりキャディを付けるラウンドはとても快適で楽しいです!コースの案内もしてくれますし、クラブも渡してもらえます。グリーンではゴルフボールも拭いてもらってラインも読んでもらえます!しかし、ただのプレーヤーの付添人ではありません。風を読み、距離を測り、ラインを読むスペシャリストです。プロの試合を見ても分かるとおり、選手がプレー中に唯一アドバイスを求めることができます。選手のプレーと心を支えスコアメイクをしてくれています。
今回は、キャディを付けるとゴルフが上手くなる説について考えてみたいと思います。
ゴルフのキャディとは!
ゴルフ場で勤務している「ハウスキャディ」、プロゴルファーに帯同している「プロキャディ」がいます。どれもJGAゴルフ規則に従っていて、下記のように定義されています。
プレーヤーに行ってもよい行為
ゴルフ規則には明記されていませんが、下記のようなことは承認がなくても行ってもよい行為です。
・プレーヤーの球の捜索
・プレーヤーのクラブをハザード内に置くこと
・古いホールの埋跡とボールマークの修理
・パット線上などにあるルースインペディメントの除去
・球を拾い上げずに、その位置をマークすること
・プレーヤーの球を拭くこと
・動かせる障害物を取り除くこと
(参考:JGA日本ゴルフ協会)
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キャディを付けると上手くなる!?
ゴルフのラウンドは、18ホールで4時間はかかります。その大半を次の一打を打つための「考える時間」に充てます。その考える時間にどれだけの情報を入れるかが次のショットの鍵になります。
ゴルフクラブの手渡しサポートをするだけではなく、打ち上げ、打ち下ろし、ハザードの位置、グリーンエッジまでの距離、ピンまでの距離、風の向き、プレーヤーの飛距離に合わせた狙い場所、グリーンの芝目・傾斜などプレーに関することを的確にアドバイスしてくれます。
メリット
特に初めてのゴルフコースでのアドバイスはとても役に立ちます。
・ティーショットはどこを狙ったらいいのか、セカンドショットをどこに打っていくべきかを教えてくれます。
・打ち上げや打ち下ろしのホールで距離が把握しづらい時、グリーンで、傾斜や芝目、遅い早いなどを聞けば正確に教えてくれます。
・初心者なら的確に残りの距離の番手を渡してくれます。
・クラブを取りに走ったりしていると体力が減ります。疲れからくるスイングリズムの崩れが起きにくくなるので、スコアが上がるかも?
良いアドバイス、的確な情報が事前に分かれば、体調やショットの調子にもよりますが、スコアが格段によくなることは間違いないでしょう。
ショットの調子を維持するには、インパクトがとても大切です。この動画がとても参考になります。
アイアンの切れはインパクトによって決まります。しっかり捉えられれば、ロフト通りの距離が出るほか、スピンもしっかり効くのでアイアンの切れが鋭くなります。しかし、アマチュアの方はアイアンをよ... アイアンのインパクト練習ドリル!ボールを強く叩くコツ - ゴルファボ |
デメリット
注意点として、すべてを任せにするとゴルファーとしての感性が衰えてきます。あたなの読み、決断でゴルフは上達します。あまり頼りすぎずに、あなたの感性で楽しんでくださいね!
名キャディ特集
ブルース・エドワーズ(アメリカ)
近代プロキャディの草分け的存在です。トム・ワトソンとコンビを組んで、1997年から4年連続で米ゴルフツアーの賞金王になります。その後、トム・ワトソンのスランプからコンビを解消しました。一時期世界ナンバーワンのグレッグ・ノーマンからのオファーを受けバッグを担ぎますが、2年後にコンビを復活させます。
復活から4年後、トム・ワトソンはスランプを抜け出し、9年ぶり米ゴルフツアー優勝を手にします。しかし、ブルースは筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症します。2003年全米オープンで担いだのを最後に、翌年の4月8日、49歳で逝去しました。
↓↓↓2人の数十年におよぶ感動のストーリーはこちらで紹介しています。男の熱い友情って素晴らしいですね。
トム・ワトソンというゴルファーをご存知でしょうか?PGAツアー39勝。メジャー大会通算8勝。5度の賞金王に輝くゴルフ界のレジェンドです。その温厚な人柄はまさに紳士。慈善活動も積極的に行う... 【実話】トム・ワトソンとキャディ感動のエピソード - ゴルファボ |
キャディの力で、何ストローク減らされているのかを正確に計るのは難しいですが、コースを熟知しているのでそのアドバイスをもらったらゴルフが上手くなる気がしませんか?
これまでのプレーヤー(お客様)の打ったショットのデータを記憶していますので、風の影響をもろに受けるコース、セカンドショットが狙いやすい場所、グリーンのラインの読みで「スライスする」「フックする」「ここから早くなる」「今日のグリーンは遅い」などをしっかりと教えてくれます。信頼してラウンドをすることで、いいスコアもきっと出るでしょう。コースの攻略方法をレクチャーしてもらえれば次のゴルフに必ず活かせること間違いありません。