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マスターズの結果とハイライト

出典:TBS

今季メジャー第1戦マスターズトーナメントは、2日目から首位に立ったパトリック・リードが、最終日4バーディ、3ボギーの「71」でプレーし、通算15アンダーで優勝しました。リッキー・ファウラーやジョーダン・スピースの猛追を抑えて、メジャー初優勝を飾りました!ツアー通算6勝目です。

2位に通算14アンダーのリッキー・ファウラー。3位のジョーダン・スピースは、首位から9打差でスタートしましたが、9バーディ、1ボギーの「64」で回り、通算13アンダーで一時首位にも並びました。

キャリアグランドスラム(4大メジャー全制覇)のかかったロリー・マキロイは、通算9アンダーの5位でした。

日本勢は、松山英樹が4バーディ、1ボギーの「69」で回り、通算3アンダーの19位、初出場の小平智が4バーディ、4ボギーの「72」、通算イーブンの28位に終わりました。

2018マスターズチャンピオン|パトリック・リードとは…!?

出典:GDO

名前:パトリック・リード

生年月日:1990年8月5日(27歳)

身長:182cm

体重:90キロ

出身地:テキサス州サンアントニオ

出身校:オーガスタ州立大学

メジャータイトル:2018年マスターズ

PGAツアー:6勝

2008年の全米アマチュア選手権で、準決勝で敗れ「マスターズ」の出場を逃します。2011年にプロ転向後、2013年「ウィンダム選手権」では、妻がキャディを務め夫婦タッグでツアー初優勝し、2016年までに4勝をあげました。2018年「マスターズ」を制してメジャー初制覇!

マスターズ|ハイライト

1日目

出典:GDO

全体的にスコアの伸びない混戦の中、6アンダーで抜け出し単独首位に立ったのは、2015年のマスターズチャンピオンのジョーダン・スピースです。

前年覇者のセルヒオ・ガルシアは15番パー5で、残り約200ヤードのセカンドが池の中に…2打目を含め5度の池ポチャなどで「13」を叩き、+9の「81」で回り、85位タイでホールアウトしました。初日は、歴代のチャンピオンの明暗が分かれる結果となりました。

日本勢は、小平智が「−1」16位タイ、松山英樹が「+1」で29位、池田勇太が「+4」で62位、宮里優作が「+5」の73位で初日を終えました。

3年ぶりの出場となるタイガー・ウッズは、初日3バーディ、4ボギーの「+1」で29位タイでした。

↓↓↓小平智のショットは世界に通じることをマスターズで証明しました!

2017年11月現在、日本男子ツアー賞金ランクトップの小平智選手。今年はツアー2勝を挙げ、年間賞金王も現実味を帯びてきました。今回は小平選手の素晴らしいドライバーショット動画のご紹介です。もっ...
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2日目

出典:GDO

2日目単独首位に立ったのは、4位からスタートしたパトリック・リードです。3度の3連続で9バーディ、3ボギーの「66」と伸ばして、通算9アンダーにし、2位に2打差をつけて初メジャー制覇に前進しました。

初日首位のジョーダン・スピースは通算4アンダーの4位に後退。キャリアグランドスラムのかかるロリー・マキロイも同じく通算4アンダーの4位につけました。

初日29位の松山英樹は、4バーディ、3ボギーの「71」通算イーブンパーの18位に順位を上げて予選通過。小平智は、4バーディ、6ボギーの「74」通算1オーバーで同じく予選通過しました。池田勇太、宮里優作は予選落ちに終わりました。

↓↓↓松山英樹のスイングは世界でもトップクラスです!

松山英樹選手のアイアンの精度は世界でもトップクラスです。松山選手のドライバーとアイアンのスイングはほぼ同じです。トップの位置で一旦静止するような動きをして、しっかり間を取っているからこそ...
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3日目

出典:GDO

雨の日のムービングデー。5連続バーディを含めたバーディラッシュを見せてくれたのは、長髪のトミー・フリートウッド。「66」で回り、6位まで順位を上げました。首位スタートのパトリック・リードは、2イーグル、4バーディ、3ボギーの「67」通算14アンダーで、首位をキープしました。ロリー・マキロイは、3打差の2位。リッキー・ファウラーは、3位につけました。

2日目18位の松山英樹は、「72」と伸ばせず21位に後退。小平智は「71」で回り松山英樹と同じ21位。

最終日

出典:GDO

2日目から首位に立ったパトリック・リードが、4バーディ、3ボギーの「71」で回り通算15アンダーで、リッキー・ファウラーやジョーダン・スピースの猛追を振り切り、メジャー初優勝を飾りました!

松山英樹は、手首の怪我が心配されましたが、4バーディ、1ボギー「69」で回り、通算3アンダーの「19位」でマスターズの戦いを無事終えました。怪我の影響もなく、ティーショットもフェアウェイも捉え、見事なアプローチを見せてくれました。

小平智は初出場で予選を通り、最終日は、4バーディ、4ボギー「72」で回り、通算イーブンパーで初マスターズを終えました。

帰ってきたタイガー・ウッズは、腰の怪我から復活し、お馴染みの赤と黒のウェアで最終日を戦いました。「戻れたことに感謝したい」とインタビューで答えていました。昔のタイガーと同じように、リカバリーショットがすごかったです。パターが入れば残りのメジャーでは優勝してくれるのではないかと期待が膨らみます。

↓↓↓マスターズでもタイガーのショットは健在でした!

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タイガーウッズ選手の「5番アイアン」素晴らしいダウンブロー - ゴルファボ

優勝賞金はいくら?

マスターズトーナメントは、大会3日間の入場収入をもとに決定し、大会期間中に賞金額を発表します。なんと今年の総額は、約11億7700万円です(過去最高となった昨年と同じ1100万ドル。1ドル=107円で換算)。優勝賞金は、約2億988万円(198万ドル)です。

2位は、約1億3,112万円(118万8000ドル)、3位は、約8003万円(74万8,000ドル)、10位で約3,177万円(29万7,000ドル)です。

2018マスターズ成績

1  −15  パトリック・リード(アメリカ)

2  −14  リッキー・ファウラー(アメリカ)

3  −13  ジョーダン・スピース(アメリカ)

4  −11  ジョン・ラーム(スペイン)

5T  −9  ロリー・マキロイ(北アイルランド)

5T  −9  ヘリック・ステンソン(スエーデン)

5T  −9  バッバ・ワトソン(アメリカ)

5T  −9  キャメロン・スミス(オーストラリア)

9T  −8  マーク・レイシュマン(オーストラリア)

10T −7  ダスティン・ジョンソン(アメリカ)

10T −7  トニー・フィナウ(アメリカ)

12T −6  ルイ・ローストハウゼン(南アフリカ)

12T −6  ジャスティン・ローズ(イングランド)

12T −6  チャーリー・ホフマン(アメリカ)

※12位以内(タイも含む)の選手は、来年の出場権を獲得。

まとめ

今年のマスターズは、パトリック・リード選手の手にグリーンジャケットが渡りました。彼は、最後までリードを許さず、ボギーを叩いた後はすぐにバーディを獲るなど、我慢強いゴルフを見せてくれました。

圧巻は17番のグリーンエッジからアプローチ。ピンに当たっていなかったら、もしかしたら優勝できなかったかもしれません。オーガスタの魔女に選ばれたのですね!

世界のトッププロのプレーはとても見応えがありました。今年残りのメジャーからも目が離せません。