松山英樹選手のアイアンの精度は世界でもトップクラスです。
松山選手のドライバーとアイアンのスイングはほぼ同じです。トップの位置で一旦静止するような動きをして、しっかり間を取っているからこそ非常に安定した精度の高いショットが可能となっています。本来ならば飛距離が落ちてしまうスイングフォームですが、彼の場合は非常に柔軟性が高く、体幹や下半身の強化により爆発的な動きが可能となっているので飛距離を出しつつ精度の高いアイアンが打てるのです。
彼の様なスイングは難しいかもしれませんが、アマチュアの我々にもお手本に出来るポイントがいくつもあります。その最たるポイントが彼の前傾姿勢の維持です。力いっぱい振ってもテイクバックからフォロースルーまで一貫して角度が変わりません。これは簡単そうでかなり難しい事だとゴルファーならば分かるはずです。早速スイングを解説していきます!
松山秀樹選手のアイアンスロー映像
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アドレス
アドレスでは両腕をだらんと垂らしたような理想的な位置にあります。グリップエンドはベルトのバックル部分を指すことが正しい形です。松山選手はこのアドレス時の前傾姿勢がフォロースルーまでまったくブレません。回転運動によって生まれた力を背骨を中心とした軸で回すことによって力強いスイングを可能にしています。また前傾姿勢が全く変わらないのでミスショットが限りなく無くなります。
バックスイング
完璧な肩始動です。肩から始動して、その後右足でしっかりと捻転の力を受け止めています。アマチュア選手の多くはテイクバックでクラブヘッドが先行したり、腕が先行したりしますが、正しいバックスイングは「肩主導」です。
トップポジション
トップの位置でも頭はほぼ動いていません。
腰の回転は約30度くらいなのに対して、胸の正面はほぼ後方を向いて肩も大きく回転しています。この下半身→腰→肩の捻転差が大きな力を生み出します。
合わせて右脇もしっかり締まっています。この後のインサイドで振り下ろすために欠かせないポイントです。
インパクト
インパクトの瞬間スイングの遠心力で背中が少し丸まって見えますが、これが正しい形です。よくインパクトはアドレスと同じ形が理想といわれたりしますが、それは間違いです。インパクトの瞬間は背中が丸まります。しかし、軸自体は変わらずに同じ角度にあります。
フォロースルー
アマチュアゴルファーがもっとも出来ないポイントがココです!
フォロースルーでもまだ顔は斜めを向いています。これは顔がしっかり残った結果であり、この状態であればフォロースルーで両腕がキレイに伸びているはずです。アマチュア選手のほとんどはこの時点ですでにヘッドアップしたり上体が起き上がったりしています。フォロースルーではまだ顔を傾けておくことを意識するとプロの様な美しいスイングが可能になるかもしれません。
フィニッシュ
実はこのフィニッシュにも良いスイングの秘訣が隠されています。
両太ももをご覧ください。左の太ももに右の太ももがぴったりと付いています。これが右の体重がしっかり左(ターゲット方向)へ移動した証です。フィニッシュの時点で両太ももが離れている場合は体重移動が上手くいかなかった証です。プロゴルファーは最後皆この形になりますので、是非あなたもこの状態でフィニッシュできるようにトライしてみてください!
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