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『全英RICOH女子オープン2018』結果とハイライト

出典:GDO

海外女子メジャー第4戦「全英リコー女子オープン(ロイヤルリザム&セントアンズGC )」 最終日が終了。

2位でスタートした地元イングランドの、ジョージア・ホール選手が、6バーディ、1ボギー「67」でまわり、通算17アンダーの大逆転でメジャー制覇を達成。イングランド勢としての全英制覇は、2004年のカレン・スタップルス以来の快挙です。

首位でスタートしたポルナノン・パトラム(タイ)は、17番でダブルボギーを叩き、通算15アンダーの2位で終えました。3位には、通算13アンダーの韓国のユ・ソヨン。

4位でスタートした日本の比嘉は、序盤バーディパットを外し、流れをつかめず、優勝争いに絡めませんでした。4バーディ、3ボギー、1ダブルボギー「73」とスコアを1つ落とし通算9アンダーの4位タイで、フィニッシュ。

1977年「全米女子プロ」を制した樋口久子(日本女子プロ協会顧問)以来、41年ぶり日本勢メジャー制覇を逃しましたが、15位以内の選手に与えられる来年の出場権は獲得。岡山絵里は、通算4オーバーの52位で終了しました。

全英リコー女子オープン優勝者|ジョージア・ホール

出典:ALBA

氏名:ジョージア・ホール
生年月日:1996年4月12日(22歳)
出身地:イングランド

7歳の時にお父さんのすすめでゴルフを始めました。2013年全英女子アマチュアゴルフ選手権に勝利。プロ転向後、2014年LETアクセスシリーズのストラスブールオープンで初優勝。2016年ALPGツアーのオーツ・ヴィクトリアオープンで勝ち、本大会でLPGAメジャーを初制覇しました。

父親がバッグを担ぐのは今回で4回目。親子二人三脚でメジャー優勝を掴みました!

全英女子オープン|ハイライト

1日目

出典:GDO

4年ぶり3度目の出場を果たした比嘉真美子が、7バーディ、1ボギー「66」で回り、首位と1打差の2位で発進しました。首位はオーストラリアのミンジー・リー。世界ランク1位のアリヤ・ジュタヌガン(タイ)は、1アンダーの28位タイ。

比嘉は、2年ほど前にティーグラウンドイップス(ティーショットが打てなくなる)に悩みスランプに陥りましたが、それを乗り越えて今年は賞金ランク4位につけるなど好調で、その勢いのままメジャーに乗り込み、良いスタートを切りました。

他の日本勢は、初出場の岡山絵里が1オーバーの61位タイ、同じく初出場の畑岡奈紗は3オーバーの105位。同じく3オーバーの105位に成田美寿々。上原彩子は4オーバーの113位。横峯さくらは、5オーバーの124位で1日目を終了。

初の海外メジャー優勝が期待された鈴木愛選手は、右手首の怪我のため欠場しました。

2日目

出典:GDO

2位でスタートした比嘉真美子は、1イーグル、4バーディ、1ボギー、1ダブルボギー「69」で回り、2位タイで決勝ラウンドに進みました。首位は、タイのポルナノン・パトラム。

岡山絵里は「72」のパープレーで回り、通算1オーバー55位タイとカットライン上のギリギリで予選を通過しました。

上原彩子は通算2オーバーの66位、成田美寿々は通算4オーバー90位、畑岡奈紗は通算5オーバー98位、横峯さくらは通算8オーバー125位で予選落ちしました。

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3日目

出典:ALBA

予選から好調の比嘉真美子は、1打差の2位でスタート。上がり3ホールでスコアを2つ落としましたが、3バーディ、2ボギー「71」で回り、通算10アンダーと1つ伸ばして4位としました。首位と3打差の位置は、1977年の樋口久子以来となる41年ぶりの日本勢メジャー優勝が十分に狙えます。

首位は、2日目からトップに立っているタイのポルナノン・パトラムで、「69」で回り、通算13アンダーとしました。2位は、地元イングランのジョージア・ホール(通算12アンダー)、3位は韓国のユ・ソヨン(通算11アンダー)。

岡山絵里は、4バーディ、3ボギー、3ダブルボギー「77」と崩れて、通算6オーバーの62位で3日目を終えました。

4日目

出典:GDO

序盤は、3位以下が伸び悩む中、首位からスタートしたタイのポルナノン・パトラムと2位のジョージア・ホールが異次元のゴルフを見せました。

両者、15番ホールまでマッチプレーの様相を呈しましたが、16番でジョージア・ホールがバーディで一歩抜け出し、17番ではパトラムがダブルボギー、ホールが3打差に広げ、最終18番ホールでボギーを叩きましたが優勝を決めました。

比嘉真美子は、ボギーが先行し試練が続きましたが、2013年全英の7位を上回る自己最高の4位タイでホールアウト。「出入りの激しいプレーだった。もう少し伸ばしたかったけど、今日はいいプレーをしたと思います」と語っていました。

岡山絵里は、通算4オーバーの54位タイで終えました。

全英女子オープン上位成績

優勝 -17 G・ホール(イングランド)
2位 -15 P・パトラム(タイ)
3位 -13 ユ・ソヨン(韓国)
4位T -9 比嘉真美子、A・ジュタヌガン(タイ)、キム・セヨン(韓国)
7位T -8 ウ・リウ(中国)、フォン・シャンシャン(中国)
10位 -7 ミンジー・リー(オーストラリア)
11位T -6 B・ヘンダーソン(カナダ)、L・コー(オーストラリア)、 T・スワンナプラ(タイ)、イ・ジョンウン(韓国)
15位T -5 パク・ソンヒョン(韓国)、テレサ・ルー(台湾)、B・オルトメア(アメリカ)、スー・オー(オーストラリア)、J・M・グリーン(アメリカ)

15位以内の選手が来年の大会出場権を獲得しました。

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まとめ

比嘉真美子、41年ぶりの日本人メジャー優勝…とても惜しかったです。残念でした!やはり、優勝する選手は、最終日に爆発的なスコアを出してきますね。優勝したホールは、出だしからバーディを重ね、17番までノーボギーで回り、女王にふさわしい勝ち方でした。

比嘉は、折り返したところからショットが左の方に曲がり始め、なかなかコントロールすることができませんでした。打ってはいけない場所にボールが転がるなど、勝利の女神は微笑んでくれませんでした。来年こそは、メジャー初制覇を目指して頑張ってほしいです。期待しています!