出典:ALBA
国内男子ツアー「~全英オープンへの道~ミズノオープン at ザ・ロイヤルゴルフクラブ(8,007ヤード・パー72、茨城県)」海外メジャー第3戦の「全英オープン」の出場権を獲得する大会の最終日が終了。
首位と3打差の6位からスタートした27歳の秋吉翔太が、5バーディ、3ボギーの「70」でラウンドし、通算1アンダーでツアー初優勝。出場選手の中ただ一人、トータルアンダーパーでのホールアウトでした。
インタビューでは、「最高です!」と喜びの声を聞かせてくれました。この結果、「全英オープン」の出場権を獲得。なんと秋吉選手、先週の21日(月)に行われた「全米オープン」日本地区最終予選も突破しており、たった7日間で2つの海外メジャー出場を決めました。
1打差の2位に入った、マイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)、川村昌弘、小林正則も全英オープンの出場権を獲得。
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今大会のコースはモンスター級!?
出典:GDO
全英への道ミズノオープンは、全英オープン日本代表選手選考会として開催されている大会です。これまでは、JEF瀬戸内海GCで行われていましたが、今年から2020年までは、「ザ・ロイヤルゴルフクラブ(茨城県)」で開催予定です。
ザ・ロイヤルゴルフクラブは、全長8007ヤードの距離設定が大きな特徴です。日本国内男子プロゴルフトーナメントで最長だったサン・クロレラクラッシック(小樽CC・北海道)の7,535ヤード、2012年「全米プロゴルフ選手権」の7,676ヤードを超えました。世界最長のプロゴルフトーナメントになりました。
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なぜ?8,000ヤード超えのセッティング
8,000ヤードを超えるセッティングの意図は、「コースがプレーヤーを育てる」ということで、世界のメジャー大会で活躍できる選手を輩出することを念頭に、テーマを「距離」におきました。
アンジレーションのあるグリーンに向かって、14本のクラブが全て使えるようなコースを目指し、世界で戦える選手に育ってほしいという思いからのセッティングだそうです。
ツアー初優勝”秋吉翔太”とは…
出典:GDO
熊本県出身。小学生時代は野球少年でした。父の影響で始めたゴルフ・・・ジュニア時代には、石川遼、松山英樹らとも戦った経験があります。
2005年の九州ジュニアで3位、日本ジュニアで9位の成績を収めます。2008年に九州高校選手権、大分国体でタイトルを獲得。国体では松山英樹らを抑えて優勝を飾っています。
高校卒業直前にプロ宣言を行い、熊本県内のゴルフ場で腕を磨き、有村智恵、一ノ瀬優希のキャディを務めたこともあります。
2014年の『ISPS・CHARITYチャレンジ』では、3日間で24個のバーディを奪ってチャレンジ初優勝。2015年はチャレンジで2勝を挙げて賞金ランク2位になりましたが、ツアーでは活躍できず、シード権を手にすることはできませんでした。
2017年前半のツアー出場はありませんでしたが、予選会を突破して参戦した『ダンロップ・スリクソン福島オープン』で6位に食い込み、『日本オープン』では最終日に5連続バーディを奪い自己ベストの4位に入り、初シードを獲得。そして、2018年「ミズノオープン」でツアー初優勝を遂げました。
全英オープン|日本人出場権獲得状況
ミズノオープン上位4名
秋吉翔太、マイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)、川村昌弘、小林正則
世界ランキング50位、フェデックスカップなど
松山英樹
2017年日本オープンゴルフ選手権優勝者
池田勇太
2017年度日本ゴルフツアー賞金ランキングにおける、2位までの選手
宮里優作
小平智
他、SMBCシンガポールオープンから日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップShishido Hillsまでの通算獲得賞金額上位2名の選手(上記有資格者を除くJGTツアープレーヤーに限る)、5/31~6/3の結果で、出場者が決まります。
日本人でメジャー優勝に最も近い松山英樹選手!アイアンショットは世界一です。良いところはアマチュアも真似していきましょう!
松山英樹選手のアイアンの精度は世界でもトップクラスです。松山選手のドライバーとアイアンのスイングはほぼ同じです。トップの位置で一旦静止するような動きをして、しっかり間を取っているからこそ... アマチュア必見!松山英樹選手から学ぶアイアンの極意とは? - ゴルファボ |
~全英オープンへの道~ミズノオープン上位成績
優勝 −1 秋吉翔太
2T 0 マイケル・ヘンドリー、川村昌弘、小林正則
5T +2 ブレンダン・ジョーンズ、高橋賢
7T +3 小田孔明、武藤俊憲、松村道央、高山忠洋
たった7日間で2つの海外メジャーの出場権を獲得できるということは、秋吉選手は「持っている」可能性がありますね!
メジャー大会の台風の目になるかもしれません…もしかしたら石川遼、松山英樹より先にメジャー優勝なんてこともありえるかも…来月からの全米オープン、そして7月の全英オープン、ゴルファーにとって楽しみが続きます!