パワースインガーはPLDAドラコン女子世界選手権で日本人で初めて優勝した、大和田紗羅選手が愛用しているスイング練習器具です。
この練習は、飛ばしに欠かせない２つの要素「大きなスイング軌道」と「ヘッドスピードの速さ」を同時に習得することができる特徴があります。
その効果は抜群で、PGAプロや世界の飛ばし屋と呼ばれる人達のほとんどがやっている練習法といっても過言ではありません。
パワースインガーは本気で飛ばしたい方向けのアイテムですが、
・体が硬くて大きく振れない人でも
・始めたばかりでドライバーが飛ばない初心者でも
・飛距離が落ちてしまったシニアゴルファーでも
正しく使用することで確実に飛距離を伸ばすことができます。
なぜ、パワースインガーで飛距離が伸びるのか、その理由と練習方法についてご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
パワースインガーとは？
パワースインガーは、3本の軽い・普通・重いスイング棒がセットになったゴルフ練習器具。効率よく飛距離を伸ばすことに特化したアイテムです。
軽い・普通・重いクラブを交互にスイングすることで、「速く振る感覚」「体全体を使って大きな軌道で振る」という飛距離アップに欠かせない2つの重要な要素を強化することができます。
さらに、単純に振るだけの一般的なスイング棒とは違い、グリップが二色になっているのもパワースインガーだけの特徴。
テイクバックが正しい形で出来ているのか、間違った位置に上げていないか、グリップのラインを目視しながら正しいフォーム確認もできます。
飛ばしにプラスして、正しいフォームも分かる一石二鳥の飛距離アップアイテムがパワースインガーです。
【動画】パワースインガーを世界チャンピオンが試打！
飛距離が確実に伸びる２つの理由
大きな遠心力でパワー増大！飛ばせる軌道を作る
重たいものを振ろうとすると小手先では振れないので、腕は伸ばしたまま体全体で振るようになります。
腕が脱力して伸びた分、クラブヘッドと体の距離が遠くなります。その結果、円軌道が大きくなり慣性の力が働きます。
体（体幹や下半身）の大きな力を使えると、スピードと押し込みの強さが大幅にアップ。それに伴って慣性力も強くなりボールに伝わる衝撃力は圧倒的に大きくなります。
ゴルフクラブはある程度、自分の小手先で動かせる重量といえます。その結果、腕の弱い力で振ってしまい飛距離がでません。通常よりも重い棒を使って振ることで飛ばしに欠かせない大きな軌道とスピードが手に入ります。
脳内リミットを外す！限界を超えたスピードに体が慣れる
私達の脳は、体が限界を超えた動きをしないように常にコントロールしています。理由は100％を超えた動きをしてしまうと、体が壊れてしまう可能性があるから。
これがヘッドスピードにも大きく影響しています。普段の生活ではフルスイングのような強度の強い動きをすることはありませんので、クラブを振るうえでもかなり余裕をもった形でパワーが出力されます。
この脳内リミッターの限界を外すのが、パワースインガーの緑（軽量）です。通常クラブよりも圧倒的に軽量なので、びゅんびゅん振り回すことができます。
この動作を繰り返すことで、脳が「これくらいで振ってもいいんだ」とリミッターを解除します。速いスピードに体が慣れれば、通常のクラブを持ったときも同じ出力でスイングすることができるので、ヘッドスピードが純粋に上がります。
パワースインガーの正しい使い方
①赤いスイング棒（重い）で5～10回スイングします。
まずは重い棒を振って体を大きく使ったスイングを作ります。
この時にゆったり大きく振るのがポイント。腕は脱力、ヘッドを遠くに放り投げるようにバックスイングしてみてください。
切り返しは急がず、トップで重さを受け止めてからダウンスイングに移行するのが重要。上半身と下半身に強い捻転差が生まれ、強く振る準備が整います。
ダウンスイングでは重さに負けないように体の軸を保ちながら、足を使って思い切り振りましょう。
②緑のスイング棒（軽い）で5～10回スイングします。
軽いを速く振る事で体のリミッターを外して、速く振る感覚を身につけることができます。
この時に、とにかく速く思いきり振るのがポイント。腕を速く振ることで、その動きにつられて体の回転も自然と速くすることができます。
速く振る中でも速さに振られずに、体の軸を保つことを意識して振って行きましょう。
③青いスイング棒（普通）で5～10回スイングします。
大きくなったスイング、速くなったスイングを普通のクラブと同じ重さで調節します。
普通の重さの棒でも大きいスイング軌道で、速く振れるように意識して振ってみましょう。
①～③の練習を繰り返すことで、スイングの底力が上がりヘッドスピードが上がります。
ラウンド前に調整として取り入れても効果的です。
業界初！2色グリップで正しい軌道も分かる
一般的に飛ばしと方向性は分けて考えられがち。飛ばそうとすると方向性が悪くなり、方向性を目指すと飛距離が落ちる…
そんなジレンマを解決すべく、二色グリップを制作。色が分かれている部分が中心にくるようにグリップします。正しいテイクバックの形、ダウンスイングの軌道などが簡単に分かります。
テイクバックの時に黒の部分が多く見えたら、クラブを開いて上げている証拠です。このままスイングするとスライス球になります。
反対にカラー部分が多く見えたら、クラブを閉じすぎています。左への引掛けやアウトサイド軌道が強くなってミスショットに繋がります。
腰の高さまでは常に中心線が真ん中にあり、色の割合が変わらないようにテイクバックしましょう。
ドラコン女子世界チャンピオンの大和田プロおすすめ
大和田プロのコメント
「実はこの軽いものを振る、重いものを振るという練習はドラコンプロなら必ずやっているといってもいいほどメジャーな練習法です。
スイング技術と体力を同時に上げることができるので、良い効果しかないと言えます。
私もドラコン世界大会で優勝する前から、ずっと取り組んでいる練習の1つです。そのおかげもあって公式最長飛距離342ydという数値を出せましたし、大会で良い結果を出せたと感じています。
とにかくもっと飛ばしたい！あと数ヤード伸ばしたい！という方には非常におすすめの練習方法、練習アイテムだと思います。
クラブを逆さまにもったり、2,3本持って振ってもいいですが、より通常ドライバーに近いパワースインガーのほうが振りやすくイメージも付きやすいと思います。」
商品詳細
| サイズ | 全長：11150mm グリップ直径（幅）：270mm グリップ長さ：2630mm |
| 本体重量（ｇ） | 軽量クラブ（緑）：245g 中量クラブ（青）：292g 重量クラブ（赤）：332g |
| 素材 | ヘッド素材:ステンレス シャフト:グラスファイバー グリップ:カーボン素材 |
よくある質問
女性でも使えますか？
女性でも使用可能です。
しかし、パワースインガー（緑）の重量は一般的な女性用ドライバーの重量程度となっており、軽いスイングができませんのでご注意ください。※女性用パワースインガーは今後発売予定ですので、発売までお楽しみにお待ち下さい。
グリップは交換できますか？
交換可能です。
3本使わないと効果がありませんか？
用途ごとに単品で使用しても効果があります。ラウンド前のウォーミングアップに赤、ドラコンホールなど飛ばしたい場面のとき緑、などご自分にあったタイミングでご使用ください。
ドライバーの飛距離をさらに伸ばすグリップのコツはこちらから↓
まとめ
飛距離アップの練習に効果的な練習アイテム、パワースインガーをご紹介しました。
軽いものと重いものを振る、とてもシンプルな練習法ですが、短期間でも確実に飛距離アップを目指すことができるプロお墨付きの練習アイテムです。
安定して飛ばせるようになれば、ラウンドでも一気に差をつけることができるので、ぜひ練習で試してみてください。
この記事を書いたライター
ゴルファボ編集部
