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知識

ゴルフドライバーの選び方!初心者が失敗しない4ポイント

ドライバーショットを思い通りに飛ばすためには、スイング(体の動き)も重要ですが、自分にあった性能・機能を持ったものを使うことも大切です。

しかし、初心者ゴルファーは何を基準に選べばいいのか自分にはどんなドライバーが合うのか、いまいち分からないと思います。

この記事では、ゴルフ初心者が失敗しないためのドライバーの選び方のポイントをまとめました。一読していただければ、あなたのスイングにマッチする機能やメリットを持ったドライバーとは何なのか明確になるでしょう。ぜひ最高の一本を選ぶための参考にしてみてください。

初心者向けドライバーとは?レベル別の選び方

ドライバーには極端に言えば、「ボールがつかまりやすい or ボールをつかまり過ぎない」、「スピン量を増やす or スピン量を抑える」タイプに分かれます。

各ゴルフメーカーが「初心者でも易しく打てる」とうたっているものは、基本的には球のつかまりが良くスライスを抑制する機能があります。アスリートモデルはつかまり過ぎやスピン量を抑制する特徴があります。

一般的に、ゴルフ初心者は球がつかまえられず弾道も低めです。一方、上級者は球をつかまえられ弾道も高く打てるので、つかまりが良過ぎたりスピン量が多いクラブを使ってしまうと、左へ行き過ぎたり、上に吹き上がり過ぎてミスショットになってしまいます。

ゴルファーそれぞれの特徴を補って最適な弾道でまっすぐ飛ばすための機能が搭載されています。

ドライバーを飛ばすための3つの条件

弾道=スピン量

スピン(回転)がたくさんかかるとボールは高く上がります。しかし、ゴルフではボールが高く上がりすぎると上空に伸びるだけで飛距離は出ません。回転量が少なすぎてもライナー球のようになり大きな飛距離は望めないでしょう。

ゴルフボールを高く上げてしっかり前に飛ばすためにはスピン量2500~2700回転/分が理想的です。少ない人だと2000回転/分以下(不足)。多い人だと4000回転/分(過剰)といった数字も出ます。

打ち方やゴルフクラブのロフト角でも数値は変わりますが、適正なゴルフクラブを使用すれば最適なスピン量で飛距離は大きくアップします。スピン量は、全国のゴルフショップやスポーツ用品店などでも計ることが出来るのでぜひ自分の数値を計ってみることをおすすめします。

反発力=ボール初速

反発力とはゴルフボールがフェース面に当たったときの弾く力のことをいいます。反発力が高ければ計算上はボール初速が早くなります。近年は、ルールぎりぎりの高反発で、当たればバチン!と弾いて飛ばしてくれる素材・構造のドライバーが多数発売されています。

ただし、反発力も高ければ良いというものでもありません。ヘッドスピードが速すぎるゴルファーが高反発モデルを使うと、バックスピン量が増えて球が吹き上がって前に飛ばなくなります。自分に最適な反発力をもったドライバーを使うことが飛距離アップの秘訣です。

ミート率=パワーの伝達

ミート率とは、どれだけボールをフェースのスイートスポット(芯)に当てられるかを言い表します。スイングで生まれた大きな力を余すところなく伝える大事な指標です。

ミート率にはドライバーの重心が大きく関係しています。重心はドライバーヘッドの内側に設定され、どの位置に重心を置くかでクラブの動きや打った後の結果が変わります

近年は、ヘッドが大型化し重心を細かく調整できるようになったので、一概にこう!とは言えませんが、それぞれには以下のような特徴があります。選び方の参考にしてみてください。

■スイートスポットの高さ(緑色)

重心が高いとスイートスポットより下に当たってスピンが増える
重心が低いとスイートスポットより上に当たってスピンが減る

■スイートスポットの深さ(黄色)

重心が深いとボールが上がりやすくなるが初速が落ちる
重心が浅いとボールは上がりにくくなるが初速が上がる

■スイートスポットの距離(青色)

重心距離が長いとヘッドターンが緩やかになってつかまりにくくなる
重心距離が短いとヘッドターンがしやすくなり球を捕まえやすくなる

どの位置に配置してもメリット・デメリットがあります。レベルや球筋に合わせてもっともマッチするものを使うことが大きな飛距離を生み出す秘訣です。

ドライバーを選ぶときの6ポイント

フレックス(シャフトの固さ)

シャフトの硬さは各モデルやゴルフメーカーによって異なります。素材はカーボンを使用したカーボンシャフトが一般的。柔らかい順番にR・SR・S・Xといったフレックスという表記で表されます。

スイングスピードが遅めなゴルファーは柔らかくしなって飛ばせるRやSRをおすすめします。スイングスピードが速い人は振りに負けない硬いSやXのシャフトを使うことで、シャフト性能を100%スイングに生かすことができます。

どの硬さのシャフトが良いというわけではなく、自分の体力やスイング傾向に合わせたフレックスの選び方が重要です。

ロフト角

ロフト角とはゴルフクラブのフェース面の角度のことで、弾道に強く影響します。

選び方は、ゴルファーのヘッドスピード(HS)やスイングタイプ、打ち方、で違ってきます。ロフト角が立てば立つほど、ゴルフボールを上げるのが難しく、HSが速く、ハンドファーストで当てられる上級者ゴルファー向けと言えるでしょう。

ゴルフ初心者であれば9.5~11度の範囲であればまずはOKです。経験を積んでいくうちに振るスピードが上がってきたり、弾道が高すぎて飛距離がでないと感じた場合はよりロフト角の少ないものに変更する選び方をおすすめします。

重さ(総重量)

「総重量」は年齢や体力に関係します。若くて力のある人が軽いゴルフクラブを使うと、振り遅れやパワーロスにつながります。反対に、力のない人が重いゴルフクラブを使うと、遠心力で振り回されてしまいスイングスピードが出せず飛距離が出ません。

好き嫌いもあるので一概には言えませんが、総重量(ヘッド+シャフト+グリップ)300gを基本として、力のあまりないゴルファーは300g以下、パワーのある人は300g以上がベストです。

ヘッドスピードを参考にするのであれば、上記画像のように43m/sの人であれば300~315g。35m/sなら250~270gのドライバーを選び方の基準にしてください。

長さ

ドライバーが短ければ操作性が上がり扱いやすくなりますが、遠心力が生まれにくくなるので飛距離が出にくくなります。逆に、長ければ遠心力が多く生まれるのでゆったりと振ってボールを飛ばすことができます。

どちらもメリット&デメリットがありますので、自分のゴルフタイプや好みに合わせていきましょう。プロゴルファーのように自分自身でスイングスピードを出せる人は比較的短めのものを使って精度を上げています。平均は45インチ程度、46インチなどは長尺の部類に入ります。近年では設計の向上により46インチでも振りやすいモデルもあります。

メーカー

ゴルフメーカーには、キャロウェイ、タイトリスト、テーラーメイドなどの海外メーカー。ブリヂストン、スリクソン(ダンロップ)、ミズノ、ヨネックスなど国内メーカーがあります。選び方は、ほぼ好き嫌いでOKです。

海外メーカーは斬新な機能やおしゃれなデザインで人気。国内メーカーは日本らしい最先端の加工技術やハイテク素材でクオリティの高いドライバーを制作しています。

同じようなスペックでもメーカーによって、振り心地や構えたときの見た目が大きく違うので色々と試してみることをおすすめします。自分の好きなドライバーを使って気持ちよく振り切ることはゴルフにおいて最も重要な選び方のポイントと言っても過言ではありません。

○○調子とは?

ゴルフ初心者はあまり気にしないかもしれませんが、調子(キックポイント)というのは、スイングをしたときにどのように“しなる”のかを表した大切なポイントです。

しなるポイントがグリップ側が「元調子」、ヘッド側が「先調子」、中間にあるのが「中調子」です。

先調子はヘッド側がしなるので…つかまりがよくドローを打ちやすい。弾道が高くなります(なのでスライスの出る初心者向け)。一方、元調子はグリップ側がしなるので…つかまりは悪くフェードを打ちやすい。弾道が低くなります(なので上級者向けとも言えます)。

どちらでもなく安定したショットを目指す場合は、中調子を選ぶといいと思います。持ち球に合わせて選び方を検討してみてください。

【2020年】初心者おすすめ最新人気ドライバー

■キャロウェイ MAVERIK

出典:amazon

2020年、キャロウェイから発売。日本語で異端者という意味を持っています。初心者向けはMAVERIK MAX。高弾道でやさしく飛ばしたいゴルファー向けの特徴をもっています。

AIによって設計されたフェース面は初速がさらにアップ。ビギナーでも大きな飛距離を出しつつまっすぐ飛ばすことができます。高強度のチタンを使用し、従来より方向性もアップしました。

■テーラーメイド SIM

出典:amazon 

2020年テーラーメイドから発売。ソールの設置面積を減らして抜けの良さを実現した伝説的な「Vスチールソール」が復活。より低重心で高弾道を描く設計となりました。

大ヒットとなったMシリーズからデザインもネームも一新。シルバーとブルーが映える最新の一本です。同モデルのアイアンも用意されています。

■PING G410

出典:amazon 

2019年PINGから発売。直進性を求めるならPING!と言われるほどプロからアマチュアまで大人気メーカーの最新ドライバーは赤と黒が映えるクールな一本。

独自のフォージドフェースで空気抵抗を徹底的に削減。最大初速を生み出す設計になっています。振り抜く際にブレない軌道を描けるスペックを持っています。

選び方で”失敗した人”の体験談・口コミ

せっかく気に入って選んだドライバー、絶対に後悔はしたくないですよね。どんな点を見落としてしまったのか、ドライバー選びで失敗してしまったと感じたゴルファーの体験談・口コミをSNSやブログなどから集めてみました。あくまで個人の感想なので参考程度に考えてみてください。

武田さん 47歳
クラブフィッティングしたら、データと正反対のドライバーを使っていました。もとからフック傾向(チーピンですが…)が高かったのに“つかまり”の良いものを選んでました。シャフトも柔らかすぎたようです。少しハードセッティングのものに変えて練習したら見違えるほど球筋が良くなりました。
古市さん 25歳
若いんだから固いシャフトで振れ!と言われてSを買いましたが、身長も低く月一ゴルファーの自分には合っていないと思います。球も全然上がらない。ヘッドは気に入っているのでシャフトをSRかRに変えたいと思っています。
吉春さん 68歳
行りの最新ドライバーを買ってみたのですが、私にはヘッドが大きすぎた。時代に乗ってみようと最新の大型をネットで買ってみたのですが後悔しています。これまでの小型のほうが構えやすいので、使うことはないかな。

まとめ

今回は、ゴルフのドライバーの選び方を初心者向けにご紹介しました。アイアンやウェッジとはまったく違う機能がドライバーには搭載されています。

究極的にはゴルファーそれぞれのスイングにマッチしたものを選ぶことがポイント。スライスが出やすい人は左につかまるものを。球が上がりにくい人は高反発で上がりやすいものを。

レベルや体力に合わせて選択することで、いまの自分が持つ最大の飛距離を出すことができるでしょう。

この記事を書いたライター

ゴルファボ編集部

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