みなさんこんにちはプロゴルファー青山加織です。
今回は「アイアンの正しいフェースの構え方」についてレッスンしていきたいと思います。
フェースが正しく構えられていないと、どれだけ良いスイングをしてもミスショットに繋がります。
振り方よりもまず第一に大事にしたいポイントなので、必ずご自分が正しく構えられているか確認してみてください。
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アイアンの精度が上がる3ポイント!まっすぐ飛ばすために必ず守るべき事とは?
ロフトを立ててダウンブローに打つ
アイアンはダウンブローの軌道で打つことが鉄則。
しっかりロフトを立てながらボールを捕まえて、スピンの効いた球を打っていくと球筋が安定します。
例えば、8番アイアンの基本的なロフト角は38°ですが、最近のロフトが立っているアイアンだと35°程度のものもあります。
その35°、38°という元々あるロフトを当たる瞬間、30°ぐらいに立てて当てるのが1番理想かと思います。これがハンドファーストに打つということです。
その打ち方をする前に、アドレスからしっかりと作ることでスイング中も安定した角度を保つことができますので、ぜひ整えていきましょう。
正しいアドレスを確認する方法
まずこのフェース面の向きを明確にするために、ティーをフェース面にガムテープで貼り付けます。
フェース面にティーを貼り付けると、フェースの向きが垂直かどうかが分かるので、フェースが右向いてる、左を向いてるというのが簡単に分かります。
もちろんフェースが右を向くとスライスや右プッシュ。左を向いてると左にフックの強い球が出たりします。
しかし、一概に右向いてるから右行く、左向いてるから左行くではなく、トゥとヒール側のバランスによっても変わります。
例えば元々フェースが開いていた状態で構えていた場合、トゥ側の重量によってさらにその開きは大きくなって、ダウンスイングでさらに開いてしまいます。
反対に、元々開いてたはずなのにインパクトの瞬間、フェースがかぶってフック球が出るなど、このトゥ側とヒール側のこのバランスが崩れたことによっても球は左右に散らばります。
まっすぐ構える3つのポイント
リーディングエッジを垂直に構える
リーディングエッジ(ソールの部分1番下の部分)を目標方向に対して垂直に構えます。
自分から見て、リーディングエッジが垂直になるようにしましょう。フェース面を正しく向けるために重要なポイントです。
フェース面をまっすぐ向ける
フェース面がどこ向いてるか確認しましょう。ティーを貼り付けていると非常によく分かります。
まっすぐ構えられている場合、フェース面はしっかりと目標方向を指すはずです。
左右上下に向きすぎていないか確認しましょう。まずはターゲットをまっすぐ指しているかが重要です。
ハンドレイトに構えてしまうと、ティーが上を向きます。このままスイングしても正しいロフト角で当たらないので、当たっても飛ばない、ダフる、トップ球になるなどミスに繋がります。
ライ角を適正に構える
ライ角度とはクラブヘッドとシャフトが作る角度のこと。
トゥ側が若干浮いてる方がボールが捕まりやすくなります。
リーディングエッジがまっすぐだから、綺麗にペタッと地面に付けて構えるのはNG。
ゴルフクラブはトゥ側が少し重い分、開きやすくなるのでショットするとボールは右に行きやすくなります。
そのため、少し浮かせることでフェース面の開閉が生まれ、ボールが捕まりやすくなります。
ライ角調整するメリットはたくさんあります!ワンランク上のゴルファーになる必須項目です。
まとめ
アイアンの精度を上げるために、
・リーディングエッジを垂直に構える
・フェース面をまっすぐ向ける
・ライ角|トゥ側を少し浮かせて構える
3つのポイントに注意してアドレスしましょう。
正しい構えができていれば、スイングもうまくいくはずです。