ゴルフのスイングではアドレスがとても大切です。
ゴルフは、姿勢、スタンス、クラブヘッド位置の一連の形で成り立っています。アドレスさえ完璧であれば、ショットの80%は成功と言っても過言ではないでしょう。しかし、どんなアドレスが正しいのかなかなかわからないといった声を初心者ゴルファーからたくさんいただいております。
間違った構えでスイングをしてもボールは思った方向に飛んではくれません。今回は、初心者ゴルファーにおすすめの、正しいアドレスが簡単に作れるとっておきの方法をご紹介します。
アドレスが上手くなる3のコツ
上手くいくコツは3つあります。
・前傾姿勢を維持する
・グリップは肩から垂らした位置
・重心を拇指球に置く
この3つのポイントをおさえることにより、正しく構えることができます。
前傾姿勢を維持する
ゴルフで正しいアドレスを作るためには前傾姿勢を作ることが一番大切です。姿勢が崩れると上手くインパクトできませんのでスライス、フック、チョロなどのミスショットが多くなります。
初心者ゴルファーは、角度をキープすることがなかなかできません。トップで上半身が伸びたり、インパクトで膝が緩んで沈んだり、フォローで立ち上がったりする傾向がありますので、フィニッシュまで30度をキープするようにしましょう。
初心者ゴルファーにオススメの前傾姿勢を保つドリルがありますので、併せて試してみてください。
前傾姿勢の作り方
両足を肩幅に広げて立ち、股関節から30度くらいお辞儀をします。両膝は軽く曲げます。上半身だけ曲げると猫背のように丸くなるので、股関節から曲げて背筋を伸ばした状態で倒します。両腕は力を抜いて「ダラ〜ん」と垂らしましょう。
注意点として、あまり背中を反らさないようにしましょう。反らしすぎると動きがぎこちなくなったり、腰を痛めたりする可能性がありますので特に初心者ゴルファーは気をつけてください。
グリップは肩から垂らした位置
肩から垂らした手の場所が、グリップの正しい位置になります。そこで両手を合わせてクラブをグリップすると自然に左太ももの内側を向き、軽めのハンドファーストになります。
このとき、ハンドアップ(グリップの手が上がっている)していると上体が上がっている証拠になります。逆にハンドダウン(手が下がっている)していると前のめりになっていますので、必ず腕を垂らしてからグリップをするようにしましょう。
初心者ゴルファーは、最初のうちは毎ショット腕をブラブラさせてグリップを確認して構えましょう。効率的に正しい位置を覚えることができます。
重心を拇指球に置く
ゴルフの構えでの両足の重心位置は、左右均等に重心がかかっているのが正しいかけ方です。重心を左右均等にするためには、拇指球にしっかり全体重がかかっていることです。 拇指球に重心がかかると土台がしっかりとしてバランスの良い構えができますので、ゴルフのスイングがとても安定します。
番外編:確実に目標に向けるアドレスの方法
ゴルフは、ダーツやボーリングのようにターゲットに対して正対して打つことはありません。ゴルフはよく「目標を見てアドレスを取れ」と言いますが、正確に言うとターゲットを向くのはゴルフクラブのフェースだけです。ターゲットに対してスクエアに構えると身体は目標と平行に立たなくてはいけません。
初心者ゴルファーを含めアマチュアゴルファーは、体のラインが目標方向を向いているので自然と右を向くことになります。せっかくナイスショットしても右にプッシュする形になります。そうならないためにターゲットに正しくセットアップできる方法をご紹介します。
まず、ゴルフボールの後方に立ちターゲットを決めます。そして、フェースを目標方向に合わせてアドレスをします。肩のラインが左を向いている感じがすると思いますが、それが目標を向いていない証拠になり、ターゲットに対して正しい方向を向いていることになります。
体の向きとスイングする方向が一緒になりますので、スムーズに振ることができます。このセットアップの手順をルーティーン化するとスイングするときに余計なことを考えなくていいのでナイスショットの確率が上がります。
👇初心者ゴルファーがアドレスで気を付ける5つのポイントとは?
ゴルフの上達を早くできる、アドレスが上手くなるコツはつかめそうでしょうか?
・前傾姿勢を維持する
・グリップは肩から垂直の位置
・重心を拇指球に置く
この3つのことを意識すれば初心者ゴルファーでも正しく構えられるので、ゴルフのスイングも安定してきます。ゴルフコースに出ると番外編も役に立つと思いますので、ぜひ試してみてください。