ゴルフでパターを2打以内で沈めることができると、スコアは大きく縮まります。
初心者でも上級者でもスコアの約4割はパターだといわれています。スコア100のプレイヤーならば、そのうち40打はグリーン上で使っているという事です。グリーン上の打数を平均して少し減らすだけで人によっては5打~10打とスコアが変わってくるでしょう。
今回は、2打で沈める為に重要なロングパットの寄せについてポイントをご紹介します。
ロングパットはカップに入れる必要はありません。もっとも大事なことは次の一打で決められるようにカップに近づける事です。ぜひ練習の参考にしてみてください。
目次
ロングパットの距離感を合わせる方法とは?
ロングパットを打つ時のポイント
ロングパットは弱すぎればカップ遥か手前でボールは止まってしまいますし、強すぎてもグリーンからこぼれて、またアプローチショットを打たなければならない状況になる可能性があります。
距離の打ち分けでおすすめするのは、『振り幅』です。バックスイングの幅と同じだけ、もしくはバックスイングよりも大きくフォロースルーで幅を出しましょう。右足小指辺りまで、クラブを引いたら、左の小指あたりまで振りましょう。
1対1の幅の感覚を持つことで、当日、練習グリーンでどれくらい振ったらどれくらい転がるのかを判別してください。パッティングでもっともやってはいけない事はインパクトでスイングを弱めてしまう事です。コツン!と当てるだけでスイングをやめてしまうと、どれくらい打てばどれくらい転がるのかが分からなくなるのでロングパットの距離感の把握が難しくなります。
グリップの太さで変わる「安定性と操作性」
太さは、好みや、スイングタイプによっても変わりますが、それぞれの形がもつ特性というものもあるので、ぜひ参考にしてあなたにぴったりなものを選びましょう。
太いグリップ
太いものを使うと、手でしっかりと握ることが出来るので、手のひらとクラブの間に隙間が出来にくくなります。なので、腕の動きにしっかりとゴルフクラブが付いてきます。ロングパットの安定性が増すという特徴があります。
細いグリップ
細いものは手のひら全体で持つことは出来ず、両手の中でクラブが動きやすくなる可能性がありますが、細かなボール操作に向いているという特徴があります。
太めは良くも悪くも、体が動いたとおりにゴルフクラブが付いてきます。パッティングの際、少し間違った動きをしてしまった時、感覚でとっさに微調整することが難しくなります。
その点、細いものは手先でも起用に調整することが出来るので、パッティングで細かなタッチを求めたい人にはとても効果的です。とはいえ、あまり手の中でグラグラするのはよくないので、しっかりと握ることはロングパットで重要なポイントです。
グリップの重さで変わる距離感
重量によってボールの転がり方が違ってきます。
重いパター
重いもので打つと、ボールが転がり距離がでます。ロングパットを打つ時いつもショートしてしまう…そんなゴルファーは今使っているものよりも重いものを使ってみることをおすすめします。
鎌田プロのようにヘッドに重りをつけて調整することも良い調整法だと思います。
軽いパター
軽いもので打つと、重いものに比べて距離がでません。ロングパットでいつもオーバーしてしまう…そんなゴルファーは軽めのパターに変更してみましょう。軽いものにするだけでも随分とイメージは違ってきます。
これまでよりも操作性が上がるので、動きが早くなりがちです。急いでボールを打たないよう注意しましょう。
👇パッティングはまずグリーン芝目を読むことから始まります。必ず守るべき4つのポイントをご紹介します。
長いグリップのメリットとは?
長くすると、『ヘッドまでの距離が短く見える』というメリットがあります。
これは目の錯覚を利用したものです。ゴルフクラブは短ければ短いほど易しく打てそうですよね。手元を長くすることで、さらに短く持って打つイメージが出来ます。
下の方を持てば、ヘッドの軌道はさらに安定しやすくなるので、ミスショット軽減にもなります。ロングパットの距離感、方向性の感覚も合わせやすくなるので、ぜひ試してみてください。
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ロングパットの距離感を向上させるためのポイントは…
①振り幅で一定の距離感を掴む
②持ち手の太さや、パターの重量で距離感を調節する
③長いグリップで安定性をUPさせる
鎌田プロも実践する3つのポイントを取り入れて、グリーン上で必ず2打で沈められることが出来れば、スコアは90、80とどんどん上がっていくでしょう。練習でぜひ試してみてください。
パターが上手くなるにはストロークの安定が必須条件。こちらの練習法おすすめです!