ゴルフのスコアをまとめる上でとても重要なのが、100ヤード以内からのアプローチです。
グリーンはすぐそこなのに、トップやザックリばかりで苦手意識がついてしまうと、良いスコアを出すことは難しくなってきますので、苦手なゴルファーは克服したいですよね!
今回は、ナイスアプローチにつながるバンスについて、ゴルフ初心者が知っておくべき2つの基本をご紹介します。自分のゴルフスイングに合わせて選ぶことでミスが激減してきます。
基本を知らないで振っているどんどん短い距離のショットが下手になり、自己ベストを出すのに時間がかかるでしょう。ショートゲームはスコアに直結する大切な1打です。ぜひこの記事をご覧になり、スコアアップにつなげてください。
バンスとは?
ソールの地面方向に出っ張っている傾斜部分のこと。ゴルフでザックリやダフったときにソールを滑らせる役割を担っています。バンカーショットではヘッドが砂にもぐるのを防いでくれて、ボールを出しやすくしてくれます。
アプローチが苦手な人やバンカーから一発で出ない人はバンスのあるサンドウェッジを使うことでミスを減らせます。ゴルフクラブの中では、ダフらないやさしいクラブになります。
逆にバンウスが少ない場合は、テクニックが使いやすくなります。上から入れたり、下から入れたりとコントロールできるので、高い球や低い球などの打ち分けがしやすくなります。プロやゴルフ上級者が好んで使っています。
【重要】バンス角|知っておくべき基本
角度の選び方は、ゴルフで自分がどのようなミスが多く出ているのかを見極めてから決めていきましょう。
ザックリが多い人は「10~16度くらい」の角度が大きいものにしましょう。トップのミスが多い人は「0~8度くらい」の小さいものがいいでしょう。
出典:Amazon
最近のウエッジは単品で販売されていることが多く、角度の記載はソールのトゥ側(先端)にロフト角と一緒に刻印されていることがほとんどです。刻印がない場合は、ゴルフショップの店員さんに聞くと詳しく教えてくれます。
ハイバウンス(10~16度くらい)の特徴
通常のアイアンのように構えるとフェースの刃(リーディングエッジ)が浮いて、いかにもトップしそうな感じになりますが、バンスの出っ張りが、フェースが砂に潜るのを防いでくれます。
少しダフったと思っても、インパクトで地面を爆発(エクスプロージョン)させてくれるので、1発で脱出しやすくなります。
ゴルフ初心者には14°くらいのウェッジがおすすめ。一発で脱出できないのは、ヘッドが潜り過ぎるからです。バウンスが多いほど潜り過ぎを防いで簡単に砂を弾いてくれます。
また、サンドウェッジでダフリ気味の人はダウンブローが強い傾向があり、芝生に突き刺さってしまいます。角度が大きいと手前を打っても、ある程度地面を滑ってくれますのでザックリなどが減ります。
<おすすめのゴルファー>
・バンカーで何度も叩くミスが多い
・ボールを右寄りに置きハンドファースが強い人
・ダフることが多い人
ハンドファースでの構えが強いゴルファーや球の手前を打ちやすい方は、バウンスの角度が大きいものが地面に刺さりづらくなるのでおすすめです。
バンカーから一発で脱出する方法です!「しっかり打ち込め」では砂からボールは出ません。”フワッ”と上げるテクニックです!参考にどうぞ!https://pro-golfacademy.com/chishiki/101/
ローバウンス(0〜8度)の特徴
冬場に芝が枯れて薄いところや芝の無いベアグラウンドでは、インパクトでバンスが邪魔になるので、極力無くしてフェースにボールが直接当たりやすいウェッジがいいでしょう。
<おすすめのゴルファー>
・ヘッド自在に操りテクニックを使いたい人
・ボールを左寄りに置き、ドライバーのようにY字で構えるゴルファー
・バンカーが好きな人
ゴルフでヘッドを自在に操れると聞くと、プロや上級者向けようように思えますが、初心者でもドライバーのように左足側にボールを寄せて打てる人はバンスが小さくてもヘッドが滑ってくれますのでおすすめです。
メリット&デメリットを生かして組合せてみよう
最近は、各番手のロフトにいろいろなバンス角のバリエーションがありますので、自分のスイングやどのようなライの状況に合うゴルフクラブなのかを自分で選択することができます。
例えば、バンカー用にバウンスの大きいクラブ。フェアウェイからのショット専用は中間の12度くらい。ベアグラウンドやライの状況が悪いときは、8度くらいの小さいクラブをセッティングすることもできます。
今後、ゴルフ場でこういう攻め方のプレーを目指したいなど、自分のスタイルに合わせてゴルフクラブを選ぶことで自信を持ってショットを打つことができます。
>>>サンドウェッジの打ち方について徹底解説いたします。ショットのコツをぜひマスターしてみてください!
今回はゴルフのバンスについてご紹介しました。ヘッドが弾かれてトップでグリーンオーバー、地面に突き刺さってダフる…特徴を知ることでミスを減らすことができます。
アプローチなどが上達していくとスコアもぐんぐん伸びていきます。100ヤード以内の距離を得意にしてゴルフをもっと楽しんでください。ショートゲームが上手くなるとティーショットやセカンドに失敗してもすぐに立て直すことができます。ぜひ、次回の練習やラウンドで試してみてください。