出典:ALBA
宮里藍サントリーレディースオープントーナメント・六国国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)最終日が終了。首位から4打差の10位からスタートした成田美寿々が6バーディ、ノーボギーの「66」でまわり、通算16アンダーで有村智恵と首位に並び、プレーオフに突入しました。
プレーオフ4ホール目までもつれた戦いは、成田がバーディで決着をつけ、今シーズン初優勝を飾りました。通算9勝目で、アン・ソンジュ(韓国)以来の史上2人目の大会2勝目を飾りました。最後まで争った有村智恵は、2012年「日本女子プロゴルフ選手権」以来となる6年ぶりの勝利にあと一歩届きませんでした。
2週連続優勝を狙っていた大山志保はトータル10アンダーの16位。ディフェンディングチャンピオンのキム・ハヌル(韓国)はトータル9アンダーの25位。首位でスタートした比嘉真美子は、トータル13アンダーの7位タイでフィニッシュしました。
優勝を期待された17歳でアマチュア安田祐香(兵庫県・滝川第二高校3年)は通算11アンダーの13位で、同スコアのイム・ヒジョン(韓国)とともにローアマのタイトルを獲得しました。
プロゴルファー成田美寿々とは…
出典:GDO
12歳の時に父のすすめでゴルフを始めますが、中学まではソフトボール部に所属し、本格的にゴルフを始めたのは高校入学してからでした。「伊藤園レディス」でローアマを獲得するなどの実績を残していきます。
2011年に受けた最初のプロテストでは合格できませんでしたが、単年登録の資格で参戦した2012年「富士通レディース」で優勝し、それからは毎年勝利を重ねて7年連続でシード権も獲得しています。
プロ野球選手と一緒に自主トレも行い、同じメニューをこなすほどストイックなプレーヤーです。ゴルフクラブの契約はフリーで、地クラブを採用しています。
自称「可愛い子ちゃんハンター」「逆転の成田」として、ルックスで定評のある香妻琴乃選手を「2014年 サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース」で、藤田光里選手を「2015年スタジオアリス女子オープン」で逆転して優勝を飾っています。
「宮里藍サントリーレディースオープントーナメント」大会コンセプト
出典:宮里藍 サントリーレディースオープンゴルフトーナメント 公式サイト
今年度から大会アンバサダーとして元女子プロゴルファーの宮里藍を迎えて、「宮里藍 サントリーレディースオープンゴルフトーナメント」として開催されました。女子の試合としては珍しく4日間の本格派の競技です。賞金総額、1億円、優勝賞金1,800万円。
本大会は、次世代の育成として、国内外の若手選手を招待し、インターナショナルオープントーナメントとしての位置付けで、これまで世界で活躍する選手を輩出してきました。
アンバサダー役の宮里藍もアマチュア時代から参戦し、世界の頂点まで上り詰めました。また、昨年の賞金女王鈴木愛選手、歴代賞金女王の森田理香子、横峯さくらなど女子ゴルフ界を牽引する選手たちも、この大会から育っています。本大会は、これからも女子ゴルフプレーヤーたちにたくさんの影響を与えていくでしょう!
宮里藍のドライバーショットです!アマチュアゴルファーにはとても参考になるスイングです!
■宮里藍 サントリーレディースオープントーナメント上位成績
優勝 −16 成田美寿々(プレーオフ)
2位 −16 有村智恵
3位T −15 アン・ソンジュ、岩橋里衣
5位T −14 永井花奈、木戸愛
7位T −13 比嘉真美子、小祝さくら、岡山絵里
昨年優勝者のキム・ハヌル(韓国)選手の右足の粘りは、飛距離アップや方向性アップには欠かせません!
最終日、単独首位でスタートした比嘉真美子選手が、スタートホールからビッグドライブを放ち、バーディスタートでしたので独走するかと思われましたが、スコアを伸ばすこができませんでした。
その中で好調なゴルフを見せたのが、成田美寿々選手と有村智恵選手!プレーオフ3ホール目までお互いパーで譲らず、4ホール目でバーディを奪い取った成田選手が死闘を制し通算9目を飾りました。最後まで手に汗握るゴルフで楽しかったです。
本大会は、国内外を問わずに次世代を担う女子ゴルファーを育成することを掲げているとおり、毎年強い選手が台頭しています。だから女子ゴルフは見ていて楽しいのですね!今後も期待しています!