出典:GDO
国内シニアメジャー戦『日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ サミットGC(茨城県)』最終日の競技が終了。
単独首位からスタートした米山剛が、6バーディ、ノーボギー「66」で回り、通算21アンダーで2位に4打差をつけてメジャー初優勝を成し遂げ、シニアツアー通算3勝目を初めての日本タイトルで飾りました。
2位には、通算17アンダーの鈴木亨、タワン・ウィラチャン(タイ)。鈴木は2年連続の2位に終わりました。今季5勝を挙げ、国内敵なしのプラヤド・マークセン(タイ)は通算13アンダーの5位でフィニッシュしました。
目次
日本シニアプロチャンピオン|米山剛
出典:GDO
名前:米山剛(よねやまつよし)
生年月日:1965年3月15日生まれ
身長:174cm
体重:72kg
出身地:神奈川県
出身校:日本大学
プロ転向:1987年
通算勝利:レギュラーツアー3勝、シニアツアー3勝
所属:ヨネックス
ゴルフ歴:12歳〜
シニアデビューは2015年。勝利には恵まれず、2016年はプレーオフで負けたり、初日から首位に立つも逆転負けをしたりして、シニア初優勝になかなか手が届きませんでしたが、2017年8月ファンケルクラシックで待望の初勝利を挙げる。史上最多の5人のプレーオフを制して初優勝でした。
次週の広島シニアでも勝ち、2週連続優勝を果たす。2018年、レギュラーツアーでも成し遂げられなかったメジャー勝利を飾りました。
アマチュアでは、高校生時代から注目され、日大に進学後は日本学生ほか学生タイトルを総なめにし、1987年にプロ入り。1989年にシード権を獲得し、1999年には3勝を挙げる。レギュラーツアーでの優勝はこの年だけでしたが、フェードからドローにスイング改造に取り組み、このメジャー優勝に繋げました。
ドローボールが打てるとゴルフがさらに楽しくなります。ぜひ、トライしてみてください。
日本プロゴルフシニア上位の成績
優勝 -21 米山剛
2位タイ -17 鈴木亨、タワン・ウィラチャン(タイ)
4位 -14 柳沢伸祐
5位タイ -13 プラヤド・マークセン、室田淳
7位 -12 伊澤利光
国内女子ツアー
出典:ALBA
『スタンレーレディスゴルフトーナメント 東名CC(静岡県)』最終日の競技が終了。
1打差の3位からスタートしたささきしょうこが、5バーディ、1ボギー「68」で回り、通算10アンダーで今季初優勝を逆転で飾り、2016年「大東建託・いい部屋ネットレディス」以来のツアー2勝目を挙げました。
首位タイからスタートした新垣比菜が、5バーディ、1ボギー、1ダブルボギー「70」の通算9アンダーで回り、同じ組からスタートした全美貞(韓国)と並んで2位となりました。
4位タイには、通算8アンダーの黄アルム(韓国)、岡山絵里、永峰咲希が入りました。
ささきしょうこ|プロフィール
出典:ALBA
名前:ささきしょうこ(佐々木笙子)
生年月日:1996年6月8日生まれ
身長:170cm
体重:65kg
出身地:兵庫県
出身校:クラーク記念国際高等学校
プロ転向:2015年
通算勝利:2勝
所属:日本触媒
名前を間違えられることが多いことから平仮名で登録しています。幼少時代は虚弱体質で学校を休みがち。小学校3年(9歳)から本格的にゴルフを始めると、父が脱サラして支えます。
2011年の中学校3年の時「日本ジュニア」で優勝。15年のプロテストに合格すると、ツアールーキーの16年に「大東建託・いい部屋ネットレディス」で初優勝を飾り、「LPGA新人賞」「日本プロスポーツ新人賞」を受賞。2017年シーズンからシード権を獲得し、今大会の優勝で来年のシードも確実にしました。
スタンレーレディス上位の成績
優勝 -10 ささきしょうこ
2位タイ -9 新垣比菜、全美貞
4位タイ -8 黄アルム、岡山絵里、永峰咲希
7位 -5 青木瀬令奈
8位 -4 東浩子
女子プロもよく飛ばします!!女子プロゴルファードラコン大会の模様です。インパクトの音がエゲツないです!
金谷拓実がマスターズへ|松山英樹以来7年ぶりアジアアマV
出典:GDO
『アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 セントーサGCニュータンジョンC(シンガポール)』が開催され、首位と2打差の3位から出た金谷拓実(東北福祉大2年)が「65」とスコアを伸ばし、通算13アンダーで優勝。
「アジアアマチュアNo.1」の称号を手にするとともに、2019年の海外メジャー「マスターズ」と「全英オープン」の出場権を獲得しました。同選手権の日本人の優勝は、2010年、11年大会を連覇した松山英樹以来7年ぶりです。
金谷と優勝を争い2位タイに入った中島啓太(代々木高3年)は、2019年の「全英オープン」最終予選会の出場資格を得ました。金谷は、2017年「日本オープン」で池田勇太と優勝争いをしましたが1打差で敗れました。
池田勇太プロのショットです。傾斜地からのショットが苦手な人は参考になります。
メジャータイトルに縁のなかった米山剛プロが、メジャーチャンピオンになりました。レギュラーツアーでは、切れ味鋭いショットが魅力でしたが不調に陥り、5年かけてフェードからドローヒッターに改造し、シニアツアーで大活躍です。国内シニアでは、P・マークセンが今季5勝を挙げて賞金レースを独走中ですが、それを止められる存在になりそうです。
国内女子は、逆転でささきしょうこプロが通算2勝目を挙げました。プロは2勝目をあげるのが難しいといいますが、デビュー以来トントン拍子で実績を挙げています。この調子でメジャー優勝も成し遂げほしいです!
2019年4月、日本人アマチュアがオーガスタでプレーします。怪我をせずに絶好調で乗り込んでほしいものです!