世界的なトッププロも多く使用し、ツアーでも実績を重ねるタイトリストのドライバー。
性能の高さはもちろん、ユーザーの使い心地を第一に考えた製品作りを大事にして、世界中のファンを魅了しています。
アマチュアの間では、タイトリストはゴルフ上級者や玄人が選ぶメーカーとして認知されていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回は、タイトリストに関して、プロアマから人気の秘密、メーカーとしての特徴、選び方のコツ、最新機能の情報などをまとめてみました。ぜひチェックしてみてください。
目次
タイトリストとは?
出典:Wikimedia
タイトリスト(Titleist)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州フェアへーヴンに本社をおく1932年創業のゴルフ用品メーカー。現在は韓国フィラ(FILA)の傘下にあります。
全米オープンではタイトリストが1949年以降70年連続ボールの使用率No.1を誇ります。また、「性能を追いすぎてユーザーを置き去りにしない」というユーザーを重視する理念があります。そのため、アマチュアからも信頼が厚いです。
現在、タイトリストはゴルフクラブ、ボール、アパレル、アクセサリーなどを展開し、D・ジョンソン、J・スピース、J・トーマス、A・スコット、小平智、藤田寛之などです。世界中の選手がタイトリスト商品を信頼して使っています。価格帯は、一般的です。
タイトリストドライバーの特徴
クラブの特徴は大きく分けて2つ。「高い性能」と「ユーザーファーストな製品づくり」です。
高い性能
「チーターテクノロジー」や「スピードクラウン」というタイトリスト独自の性能を搭載。ゴルフクラブを軽量化しヘッドスピードを上げつつ、強いインパクトに負けない設計になっています。
最新のTSシリーズではフェースを改良することでスイング時の空気の抵抗を20%軽減。ボールスピードの初速を重要視しています。また、重心をゴルファー自ら調整できる機能もあります。
ユーザー第一の製品づくり
タイトリストのドライバーはモデルチェンジのたびに大きくアップグレードすることはしないようです。理由は、旧モデルを使っているユーザーが新モデルへ変えても、すぐに馴染めて結果を出せるようにするため。
製品を設計する段階から、構えたときのイメージやフィーリングを非常に大事にしているそうです。ユーザーの使い心地を第一にしたモノ作りがゴルフメーカー・タイトリストの特徴でもあります。
>>>タイトリストのアイアンの特徴と選び方についてはコチラをご覧ください。
選び方のコツ
タイトリストには、320g程の重さのものから総重量270gの超軽量ドライバーまで揃っています。
ゴルフクラブが重すぎるとヘッドスピードの低下、軽すぎるとスイングの緩みや手打ちによるミート率の低下の原因になってしまいます。
初心者のクラブ選びのコツとして、まずは「振り切れる範囲での重さ」を指標としてください。ある程度重さがあるものを使うことで体全体を使ったフォームが習得でき、ヘッドスピードアップにも効果的です。
中・上級者は自分の弾道傾向やスイングに合わせて、フック(球のつかまり過ぎ)を防止してくれるものや、球が上がり過ぎないモデルを選びましょう。
レベル別の選び方
初級者におすすめ「VG3」
出典:Amazon
VG3は、日本のゴルファーに合わせて作られたタイトリストジャパンだけのオリジナル製品。直進性が高く、風に負けない強いボールが打てることが特徴です。
タイトリスト独自の技術「チーターテクノロジー」によって、ヘッドスピードアップと打点のブレによる飛距離の低下を抑えてくれます。軽く速く振れるのが特徴なので、初心者や力のあまりないプレーヤーでも扱いやすい1本です。
VG3には女性用に開発された「VG3 ウィメンズ」もあり、男性用と変わらず、軽量でまっすぐ飛びやすい特徴を持っています。
中・上級者におすすめ「TS2・TS3」
出典:Amazon
TS2は「ストレートビッグドライブ」が売りです。直線的で飛距離がでるショットが打てるよう2つの性能を持っています。
1つ目は薄肉で軽量化されたチタンクラウン。スイングしやすい設計・重さになっています。2つ目は空気抵抗を意識したヘッドの形状。スイング中の空気抵抗が通常よりも20%削減されたためヘッドスピードが上がりやすくなっています。
出典:Amazon
TS3は「カスタマイズビッグドライブ」が売りです。操作性を重視し、しっかり叩いて遠くへ飛ばしたいゴルファーにおすすめ。
TS2同様の性能に加え、重心位置を調整できる機能を搭載しています。自分のスタイルや弾道に合わせてセッティングを微調整することができます。
2019年タイトリストおすすめドライバーはコレ!
TS1
出典:Amazon
TS1は2019年7月発売。高弾道でボールの捕まりが強いのが特徴です。
クラブの総重量が約270g、ヘッドのみだと約186gとかなり軽く、力のあまりないゴルファーにも扱いやすいクラブです。
振り切りやすいのでスイングスピードがアップする仕様になっています。ウェイトの調節も可能なので、「軽すぎて扱いづらい…」という方も最大6gまで重くできます。値段が5~6万円と比較的リーズナブルな点もおすすめのポイント。
TS4
出典:Amazon
TS4は2019年7月発売。ヘッドのサイズが他のモデルと比べてコンパクトで低スピン設計です。
重心が浅くなっているため、バックスピン量とボールの捕まりすぎも抑えることができます。左に大きく飛ぶといった極端なミスを防ぐことができます。
スピン過多で飛距離をロスしてしまっている…、左へミスしがち…と悩むゴルファーの大きな助けとなるでしょう。
TS4はカスタム対応モデルなので、自分だけのこだわり一本を作りたいと考えているゴルファーにおすすめです。
>>>ギアを揃えたあとは自分のスキルが重要です!ゴルフスイングの正しい打ち方を解説いたします。
ドライバーでも厚い支持を集めるタイトリストについてご紹介しました。
トッププロから日本人のアマチュアゴルファーためのドライバーなど幅広い層が使えるタイトリスト。試しに打ってみたいと思える1本はありましたか?
軽さを追求し、クラブの振り抜きやすさを追求するモデルや、ボールの回転量をあえて減らし、低スピンの強弾道を出すものなど、リクエストに応えるための製品が数多くあります。この記事を参考にしながらゴルフショップで試し打ちなどをしてみてください。