残り65ヤードの微妙な距離からのバンカーショット。
ダフってしまうと20~30ヤード程度しか飛ばずショート。反対にトップしてしまうと100ヤード以上飛んでグリーン奥へ…。
グリーン周りに寄せたい大事なシーンで失敗してしまうと、途端に大ピンチが訪れます。
今回は、微妙な距離を残したバンカーからの打ち方のコツと注意点をご紹介します。ここぞという場面で役に立つ内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
残り65ヤードで注意すべき2ポイント
通常のバンカーなら…
通常のバンカーショットであれば、サンドウェッジを持って、砂に足を取られないようにしっかり埋めて砂を薄く削るようにショットしますが…
残りが65ヤードと長い場合、いつものようにショットしてはグリーンまで届かないでしょう。足を開いて、ボールを左に置いて打つと、下からクラブが入るので飛距離が出ません。
ある程度、距離の出るクラブ・構え方を選択する必要があります。
距離のあるバンカーなら…
バンカーから残り65ヤードの場合、通常よりも20ヤード程度大きい番手を持ちましょう。
砂地という飛距離が出にくい状況からは、100%のフルスイングをしてしまうとミス率が上がります。
◆距離のあるバンカー:アドレスのコツ
1. クラブを短く持つ、2. コンパクトに振る
上記2つは、バンカーから距離のあるなしに関わらず同じです。短く持ってコンパクトに振って、ミート率を上げましょう。
次の2点が大事なポイントです。
3. 足を埋めない
バンカーでは足を地面に埋め込んで下半身がブレないようにしますが、その構えでは力が生み出せずボールは飛びません。
足は埋めずに打つことが65ヤードを攻略するためのコツです。無理に打ち込もうとすると重心のブレに繋がるので注意してください。
4. ボール1つ分右に置く
ボールを右側に置くことでインパクトでロフトが立って当たるので飛距離が伸びます。
過度に右に置くと逆にロフトが立ちすぎてボールが上がらなかったり、トップしたりするのでボール1つ分くらいで調整してください。
距離を打ち分ける”打ち方のコツ”
遠いバンカーからの打ち方
遠いバンカーからショットするときは、『砂を薄くとって前に飛ばす』イメージで打ちましょう。
ボールに当てていくよりも、砂を前に飛ばすイメージの方がショットしやすいと思います。砂が飛んだ先には必ずボールがあるので、砂を薄く前に飛ばすように打ってください。
近いバンカーからの打ち方
近いバンカーからショットするときは、『砂を多くとって上に飛ばす』イメージで打ちましょう。
砂を前に飛ばしてしまうと、同じようにボールも前に飛んで行ってしまいます。ピンまで近い時はボール手前の砂を多くとって上に飛ばすイメージでヘッドを潜らせてください。
砂が上に上がれば、自動的にボールも上に上がるので飛び過ぎを防いで、近くの位置にボールを落とすことが出来るでしょう。
>>>バンカーの基本はこちらで解説します。何打も使ってしまっている方はぜひ参考にしてみてください。
65ヤードなどの距離のあるバンカーショットでは、通常のように足を埋めてボールを左に置いてしまうと飛距離がでません。
アドレスの時点で、足を埋めない、ボールを少し右側に置くといったセッティングをすることで、球を上げつつ飛距離を出すことができます。