バンカーが苦手…。どうやってもバンカーから脱出できない…。
そんなお悩みのあなたに、バンカーショットの基本ともっともオーソドックスな打ち方をご紹介します。
オープンスタンスでフェースを開く!しっかり打ち込む!いろいろな方法が言われていますが、実はバンカーショットはそんなに難しくはありません。
サンドウェッジは特別なことをしなくてもバンカーから出せるように設計・進化してきました。サンドウェッジの特性を活かしたシンプルな打ち方をすれば、初心者でもかんたんに脱出できるでしょう。
バンカーの基本と打ち方
フェースを開く必要はない
バンカーからサンドウェッジを使う時はフェースを開く!
広く一般的に言われている方法ですが、実はフェースを開く必要はあまりありません。逆に開きすぎることによって、バウンスで地面を打ってしまいボールを上げることが出来ない可能性があります。
58度などの進化した現在のサンドウェッジはフェースを開かなくてもボールが上がるように設計されています。
高く上げて、ピタッと止めたい!などの特別なシチュエーションでは使えますが、基本はフェースを開かなくてもOkです。
ヘッドを落とす位置が重要
ボールのすぐ手前にクラブを入れて、砂ごとボールを上げようとすると、直接ボールを打ってホームランしたり、深く入り過ぎてダフってしまう可能性があります。
今野プロのおすすめはボールの2個手前にクラブヘッドを落として、砂を薄く削ることです。
構えるときの注意点
最初からクラブヘッドを落としたい位置に構えてください。
アドレスの時点で、落とす位置を決めて振ることで同じ位置にヘッドが返ってくる確率を上げることができます。
振り方
一番重要なことは力まないこと。力を抜いてリラックスした状態でスイングしましょう。
ただし、砂に負けないようにグリップはしっかり持ってください。
近い距離だと振り幅を小さく、遠い距離だと振り幅を大きくして調整しましょう。絶対にスイングを弱めたり、打ち込んだりして距離を調整しないでください。
傾斜になったバンカーのコツ
平らなときは左6:右4くらいの体重配分でバランスを変えないように打ちましょう。
体重移動をしたり配分が変わってしまうと、手前を叩きやすくなり深いダフリの原因になります。
左足上がりの場合は右足側に重心をかけて傾斜に沿って振ります。反対に左足下がりの場合は左足側に体重をかけましょう。
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バンカーから打つ時は、フェースを開かなくても、過度にオープンスタンスにしなくてもOKです。
ロフト角が多いサンドウェッジは、通常通りインパクトすれば勝手にボールが上がってくれる設計になっています。
打ち込み過ぎることなく、薄く砂を削るように打ってください。ボールのすぐ手前を打とうとするとミスする確率が上がってしまうので、ボール2個分くらい手前にヘッドを落とすようにショットすることで思い通りに球を操れるでしょう。