アイアンの安定性を上げるには、ハンドファーストでインパクトすることが重要です。
手首をこねてハンドレイトになったり、すくい打ったりして手首の角度が変わるとミート率が下がり、ダフリ・トップなどミスが頻発します。
この記事では、ミート率を安定させてアイアンをまっすぐ飛ばすための練習法をご紹介します。青山加織プロが、師匠・岡本綾子プロの元で教わったアイアン上達法をぜひ試してみてください。
アイアンのミート率を上げる「割り箸ドリル」
アイアンを思い通りに打つには、そのクラブのロフト角通りにインパクトすることがポイントです。
手首が暴れたまま打ってしまうと、ロフトが立ちすぎたり寝すぎたりして、うまくミート出来ません。重要なことは手首の暴れを防いで打つこと。そのためにおススメの練習法をご紹介します。
実戦!割りばし練習ドリル
まず、割り箸を用意します。一般的なものであれば何でも構いません。
割り箸をグローブに挟みます。手の甲から手首にかけてまっすぐ取り付けます。割り箸が不安定な場合は、輪ゴムなどで止めるとスムーズにいきます。
割り箸がしっかり付けられていると、アドレスで若干ハンドファーストの形になると思います。腕とクラブがまっすぐになるように構えてください。
そのままアドレスで決めた手首の角度を崩さないように、スイングしましょう。
割り箸が違和感なくスイングできると、インパクトからフォローの正しい腕の使い方が身に付きます。
インパクトからフォローにかけて腕がしっかり伸びていると違和感はありませんが、ハンドレイトの形になってしまったり、すくい打ちの形になってしまうと割りばしが腕に当たってしまいます。
アドレス時のロフト角がインパクトでも変わらないので、ロフト通りに飛距離が出るのはもちろん、ミスショットも限りなく低くなります。
いきなりフルスイングすると割り箸が腕に当たってケガをしてしまうので注意してください。イメージ作りのために軽く素振りするだけでも効果があります。
▶ミート率を上げるための7つの練習法はこちらの記事で紹介しています↓https://pro-golfacademy.com/chishiki/4248/
割り箸を使って強制的に手首の角度を固定することで、手首の暴れを防いでミート率を上げることができます。
スムーズにインパクトできれば、ハンドファーストで打てたことになるので再現性が大きくアップします。
最初から大きなスイングをするとケガをする恐れがあるので、小さなふり幅から始めて感覚が身に付いてきたらいつものようにスイングしてみてください。