ゴルフはダイエットに向いてる?向いてない?
今回はそんな疑問に迫ってみたいと思います。ゴルフはスポーツですが、歩いたりカートに乗ったりと、一見するとダイエットには向いていないと思いますよね。しかし、実際にプレイすると非常に疲れます。
結論から言えば‥ゴルフはダイエットに向いています。なぜかって?コースに行けば一日中歩き回りますし、スイングは大きな筋肉を使う全身運動。この有酸素運動と無酸素運動を交互に行うので大きなカロリー消費が期待できます。
それになんといってもゴルフは仲間とわいわい話しながら楽しく出来るスポーツです。どうせやるなら楽しくダイエットしたいですよね。さっそくその根拠を見ていきましょう。
目次
そもそもゴルフって疲れるの?
答えはYESです。
一見すると軽い運動に見られがちですが、ゴルフのスイングは全身運動(無酸素運動)。10回もしっかりスイングすれば汗が噴き出てきます。そして本番のコースは整備されているとはいえ山の中です、傾斜のある地をあちこち歩きまわるのでかなり疲れます(有酸素運動)。
初心者のころはいろいろな所に打ち込むので、右へ左へ走り回ることとなります。ゴルフでは1ラウンドすると、カートに乗ったとしても6~7キロは歩くとされています。山の中をそれだけ歩いたら‥‥もう想像はできますね。
疲れるということはダイエットにはもってこいという事です。さて、一体どのくらいのカロリーを消費するのでしょうか。
スイングでの消費カロリー
打ちっぱなしではボールを打つ、あるいは素振りをするといった動作が中心です。目安として1スイング1キロカロリー(KCal)というのが消費量です。
100球打つとするとおおよそ100KCal、200球で200KCal。素振りなどの動作を頻繁に入れる場合はその分が上乗せされます。腕、胴体、下半身全てが連動する全身運動です。
ラウンドでの消費カロリー
ゴルフ場でラウンドするとだいたい1ラウンド5時間から6時間程度くらいかけて18ホールまわります。
その間、カートを使わないと8キロから10キロほど歩くことになります。それだけで400から500KCalを使います。カートに乗る場合は歩行距離が6~7キロほどですから、200から250Kcalです(体重によって多少の幅はあります)。
正確な計算では?
ラウンドで使うすべてのエネルギーを求めるには、スイングなどを含めた全体のカロリーを計る必要があります。これには基準となる上のような式があります。運動の強度を定めた「METS」という定数を使って計算します。
ゴルフ全般の強度・METSは4.8と定められています。これは安静にしている時の4.8倍の運動量という意味です。これに時間などをかけると全体の消費Calが出せます。
たとえば体重が60キロの人が5時間プレーした場合、
4.8 × 1.05 × 5 × 60 = 1512(キロカロリー)という計算になります。
これに人間が生きていく上で必要な呼吸などの「基礎代謝」による消耗が上乗せされます。ゴルフのような一見ゆったりしたスポーツでも、続けることによってこれだけエネルギーを使っています。
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ゴルフのダイエット効果
ゴルフの動作にはどんな引き締め作用があるのでしょうか。
有酸素効果
ラウンドに出ると有酸素運動で脂肪を燃焼できます。
コース上ではゆっくりとではありますが長く動き続けることになります。呼吸が上がらない程度の動きを続けることで、体脂肪を燃焼させます。歩く→スイング→歩く、この動作を長い時間続けるゴルフはまさに脂肪燃焼にピッタリです。
激しい運動よりも、息が上がらない程度の運動を持続させるほうが脂肪燃焼効果が高いことが近年の研究で明らかになっています。
お腹周りへの効果
脂肪がつきやすいお腹周りにも効果があります。
ゴルフのスイングではお腹周りの筋肉を使います。特に腹斜筋と呼ばれるお腹の両サイドの筋肉は回転運動で重要になる部分で、大きく上体を回すと強いひねりが加わります。スイングはお腹周りの引き締めにも有効な動作です。
二の腕
クラブを振り上げたり振り下ろしたりする動作では上腕の筋肉を使います。この部分は日常動作ではあまり使うことがありません。ゴルフでスイングを続けていくと、ここに継続的に負荷をかけることになります。
女性のダイエットしたい部分トップ3に入る二の腕に非常に効果があります。男性のたくましい腕を作るなら力こぶよりも、二の腕を鍛えるほうが効果的です。
基礎代謝アップ
ゴルフを続けることで普段の消費カロリーも上げることができます。
呼吸や体温の維持など生物が生きていくために必要となる最低限の活動にエネルギーを使うことを基礎代謝といいます。筋肉を増やすことで、この基礎代謝は増やすことができます。緩やかな動きでも続けることで筋肉は増えていきます。ゴルフは全身の筋肉を使うスポーツ。基礎代謝アップにとても有効です。
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ゴルフダイエットのメリット
ゴルフでダイエットをするのにはいくつものメリットがあります。
楽しく体が動かせる
動くことだけを目的にした運動は楽しくないことも多いもの。淡々とジムでトレーニングするよりは、みんなでおしゃべりをしながらウォーキングをするほうがあっという間に時間は過ぎていきます。
ゴルフも同様です。ナイスショットに喜び、ミスに落ち込んだりもしながら、仲間とプレーを楽しみ前向きな姿勢で身体を動かすことができます。
自然の中でリラックス
コースにいくと自然に囲まれた環境で、季節の移り変わりを感じながら、1日を楽しむことができます。プレーそのものをエンジョイできるのはもちろん、精神的にもリラックスして時間を過ごせます。気持ちもリフレッシュして、さらにダイエット効果も得られます。
仲間が増える
ゴルフを続けていくと知り合いも増えてきます。そうした付き合いもあるなかでプレーを続けていくと、ライバルができたり、向上心が芽生えたりと、モチベーションも上がっていきます。
そして、ゴルフはミスばかりするスポーツです。一日をかけて共に困難を乗り越えていくことで仲間同士で強い絆が生まれます。経験を同じくする友の存在は貴重なものになります。
ゴルフダイエットのコツと注意点
大きな動きを心がける
ゴルフは本来、全身を使うスポーツです。ただ、フォームによっては一部の筋肉を酷使したりする動きになりかねません。大きな筋肉を使ってクラブを振ることは、飛距離向上や再現性アップにもつながります。それがカロリー消費をさらにアップさせてくれます。
体幹を意識する
ボールを打つときには大きな筋肉を使うことに加えて、身体を支えるインナーマッスルなど体幹も意識してみましょう。下腹部に力を入れるようにして姿勢を真っすぐに保つことが基本です。特にボールを打つときの前傾姿勢を保つのに効果的です。
歩くときにも体幹を意識すると、美しい姿勢を維持できるだけではなくダイエットにもつながります。
食事に気をつける
スポーツをしたあとは食事がとても美味しく感じるものです。
しかしここで暴飲暴食をしてしまうようだと、ダイエットのための1日も帳消しになってしまいます。好きなものを必要以上に我慢する必要はありませんが、甘いものや脂が多いものは少なくすることを心がけ、魚介類や野菜などを多めにとるように意識しましょう。
しかし、どうしても食べたい場合、以下のことを注意してみてください。
・油物を食べる時は……炭水化物(ごはん等)を減らす
・炭水化物を食べる時は……油物を控える
このように全部を制限するのではなく、どちらかを少しだけ制限するなど上手に食と向き合うことで苦しむことなくダイエットすることも可能です。
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ゴルフでダイエットをする際のメリットや効果について今回はご紹介しました。何よりも、楽しく体を動かせるというのがゴルフの最大の魅力です。運動したあとの食事やお酒はなんともおいしいものです。飲みすぎ食べすぎだけは気を付けて、ぜひプレーを楽しんでダイエットにも役立ててください。