パー5、ドライバーは絶対にまっすぐ遠くに飛ばしたい!
しかし、そんなときに限って力んでしまってチョロになったり、スライスして林の中へ…。そんな経験ありませんか?
ドライバーはうまく打つのが難しいクラブですが、実際のドライバーミスはテイクバックやインパクトなどのスイングそのものではなく、スイングの基本中の基本、「構え方」あることが多いようです。
そこで今回は、ドライバーのスライスなどのミスショットを減らすための構え方のポイントを6つに絞って解説いたします。
ビギナーはもちろん、なぜか本番になるとドライバーの打ち損じばかりしてしまう方はぜひご覧になってみてください。ドライバー成功の要は構え方です。
目次
ドライバーと他クラブの『違い』
ドライバーはクラブの中でもいちばん長いもので、打ち方もほかのものとはちょっと違います。それをふまえた構え方をマスターする必要があります。
アイアンとの違い
アイアンの場合、地面に置いてあるボールを打つので上から打ち込むような振り方をしていきます。振り方としては縦に振るイメージです。
ドライバーの場合は長いだけではなく基本的にはティーアップしてから打ちます。そのぶん水平に近い振り方になります。長い分だけ遠くに構えるので、それも難しい一つの原因になっています。
打つときの注意点
ティーアップするために、球のとらえ方もほかのものと違ってきます。ドライバーの場合はヘッドが最下点を過ぎたところでインパクトを迎えます。そうすることで、高い弾道になって飛距離を出すことができます。
ドライバー構え方のポイント
ボール位置
アイアンなどでは中央に置くのが基本ですが、長くなるにつれて左寄りに置いていきます。ドライバーの場合はいちばん長いので一番左、左足かかとの線上になります。
ボール位置については人によってフィーリングの違いもありますので、その位置を目安に好みで調整してみてください。
アドレスの姿勢
構え方の中でもアドレスの前傾姿勢の取り方は重要です。まず力を抜いて立ったら、脚の付け根の部分から身体を前に傾けます。このときに、背中が丸くなって「猫背」にならないように注意してください。
前傾姿勢は最後までキープする必要があります。股関節の部分から上体を前に傾ける、そのイメージをよく確認して身につけてください。
グリップ
握ったときに左手のナックルが2個、見えていますか?見えていたらそれは正しいスクエアグリップになっています。ゴルファーによって握り方にも違いはあるので、スクエアを基本に感じ方によって調整をしてみてください。
また、実際にドライバーを構えたときのグリップの位置は左足の付け根の部分に来るようにします。
立ち位置
アイアンのときよりもボールから離れて立ちます。腕が曲がっていると近すぎ、腕が伸びていて脇があくようだと遠すぎです。
ドライバーの場合はグリップと身体の距離が握りこぶし2つ分くらいになるのが最適な距離です。最初はかなり遠く感じるかもしれませんが、長いクラブ独特の感覚にもなじんでいきましょう。
スタンスと体重配分
スタンスは肩幅よりも少し広めに構えます。どっしりと、という感覚でOKです。左右の足への体重配分ですが、5:5と均等、右6:左4、右4:左6といろいろな考え方があります。
大竹エイカプロがおすすめしているのは右足4:左足6の配分です。このスタイルだとテイクバックで右足に体重を乗せやすくなり、体重移動を大きくすることで飛距離アップにつながるというメリットがあります。
↓ドライバーのアドレスと体重配分について、大竹エイカプロが詳しくレッスンしています。あなたに合ったスタイルを見つける参考にしてみてください。
ティーの高さ
ティーアップする高さの目安は、ドライバーのフェースよりもボールが半分出ている状態です。ゴルファーによって打ち方やフィーリングによって自分にぴったりの高さは変わってくるので、ヘッドの大きさも見ながら調整をしてみてください。
おすすめのスイングチェック法
ポイントがわかったら実際に打っていきましょう。しっかり振るとなかなかうまく当たらない場合や、調子が悪いと感じたときにおすすめの練習法を紹介します。
スイング幅を腰から腰までの「ハーフスイング」にして素振りをしてみます。打ちっぱなしではティーをターゲットにするとわかりやすいですね。何度か繰り返してみたら、実際にボールを打ってみます。
インパクトの瞬間、しっかりとフェースで球をとらえられているかをチェックしてみてください。うまく打てていれば、次は肩から肩で振る、さらにフルショットと徐々に大きくしていくのがおすすめです。
↓ドライバーで気持ちよくショットするためのギア選びのポイントをご紹介いたします!
↓アドレスを確認したら次はグリップをチェック!ゴルフの握り方を総まとめしましたので、ぜひ読んでみてください。
ドライバーの構え方は思い通りに飛ばすためのベースとなります。チェックするポイントはいくつかありますが、一つ一つを確かめていけば、見た目にもかっこいいアドレスを身につけることができます。
また普段の練習やゴルフのラウンドで調子が悪いときやうまく打てなくなったときには、もう一度、今回の内容をチェックしてみてください。