老後の楽しみや健康のためにゴルフを始める人が増えているそうです。
そこで今回は、シニア初心者でゴルフをはじめるときに最初にするべき練習法をご紹介します。
独学で習得するのもありですが、レッスンを受けてすぐに上達し、すぐにコースデビューして楽しむ方法もあります。残りの人生を大自然の中で遊べることは、とても有意義な時間になることでしょう!
ぜひ、紹介する方法を試していただきナイスショットを連発して、自己ベストをどんどん更新していってください。
目次
「シニア」とは?
50歳以上のゴルファーのことをさします。
欧米では、「チャンピオンツアーズ」「ヨーロピアンシニアツアー」というトーナメントの名称があり、往年のプレーヤー達がしのぎを削り合っています。いまでも300ヤード近く飛ばし、多彩なテクニックを披露しています。
国内でもシニアツアーが盛んになり、レギュラーツアーで活躍していたプロ達が、歳を重ねても活躍する場が設けられています。
初心者シニアでゴルフをはじめるメリット
歳を重ねても長く楽しめるスポーツなので、若くしてはじめても、歳をとってからはじめても、楽しむことができます。シニアがゴルフをはじめるとこんなメリットがあります。
・3世代で楽しめる
・老後の運動に最適
・新しい出会いや交流がある
・初心者でも多くサポート
3世代で楽しめる
歳を取れば、ボールを遠くに飛ばしづらくなりますが、ゴルフ初心者は、戦略的に攻めることでスコアが良くなってきます。きっちりと距離を打ち分けることで、人より少ない打数で上がることが可能になりますので、シニアでも若い人に勝つことができます。
また、生涯できるスポーツですので、子供や孫と3世代で楽しめることができます。
老後の運動に最適
ゴルフでは結構歩きます。短いショートコース(18ホール)では5,000ヤード、通常のチャンピオンコースだと6,500ヤードはあります。4~6キロメートルあるので、案外、良いウォーキングになります。さらにスイングをするので、筋力も付き、健康のための運動に最適です。
大抵のゴルフ場には大浴場が完備されています。ラウンド後にはプレーでかいた汗などを流せるお風呂も楽しめます。風呂の後は、お酒もたしなむこともできます。ゴルフが下手でも、風呂と酒を楽しむために続けている人もいるほどです。
新しい出会いや交流がある
ゴルフ練習場に行ったり、スクールに通ったりすると周り人とお話をするようになります。「今度ラウンドしましょう」「一緒に練習しましょう」などと新しい交流生まれます。
社会人時代では、お付き合いすることがなかった人たちと仲良くすることができます。また、夫婦で一緒にはじめた方は、会話が増えてコミュニケーションが深くなることもあります。
初心者でも多くサポートがある
最近は、シニア向けのゴルフレッスンも豊富です。特に初心者は基礎から丁寧に教えてもらえます。コースでの実践的なレッスンもありますので、すぐに上達します。
また、ゴルフ経験のある先輩や後輩も、初心者の気持ちがよくわかりますので、親切丁寧に教えてくれるでしょう。
シニア初心者でも気軽にはじめる方法
ゴルフ道具の選び方
ゴルフをはじめるには、道具が必要になります。ゴルフクラブ、ボール、ウェア、手袋(グローブ)を用意しましょう。
ドライバー、アイアン、ウェッジ、パターなど、何をどれだけそろえればいいのかよくわからないシニア初心者は少なくないと思います。「手っ取り早く揃えたい!」という方には、「クラブセット」がおすすめです。
ゴルフメーカーは、初めてゴルフをする人にでも使いやすいクラブセットを用意しています。価格は安いものもありますので、手ごろに購入できます。
セットよりも、1本ずつ購入したいという初心者もいるでしょう。選ぶポイントとして、球が上がるロフトの多いクラブがおすすめです。ロフトとは、ゴルフボールを打つ面の角度のことです。角度多いと高く上がるので、とても打ちやすくなります。
その中でも球を高く上げて、遠くに飛ばしてくれるのが、ユーティリティ(UT)というクラブです。ドライバーとアイアンの間の長さで、とても打ちやすいとプロやアマチュアゴルファーに人気です。そういうクラブをショップなどで試し打ちしながらご自身に合うクラブを探していきましょう。
クラブの選び方の参考にどうぞ!おすすめのものをまとめました。
ゴルフボール
コースに出るときには、ゴルフボールが必要です。打ちっ放しでは、自動的に出てきますが、ゴルフ場では、自分で持っていかないとプレーができません。
初心者シニアゴルファーにおすすめなのが、ロストボールです。安価でたくさん購入することができます。初心者はまだスイングが安定していないので、池やコース外(OB)に打ち込んでしまいたくさん無くしてしまいます。
1球800円前後の新品は性能がいいのですが、1回打って無くしてしまうともったいないので、安価なロストがおすすめです。
ロストの選び方の3つのポイントです!特性が分かれば有効活用ができます。
ゴルフウェア
ウェアは、ポロシャツとチノパン、スラックスでOKです。打ちっ放しではトレーニングウェアでも大丈夫です。ゴルフ場にはジーパンやTシャツはNGです。みんなが気持ち良くプレーをするための服装は大切なマナーです。
ゴルフスクールに行こう
初心者が上手くなるためには、レッスンに通ったほうが10倍早く上達します。同僚や先輩から習うと、どうしても基本の部分が抜ける場合があるので、うまくスイングすることができないときがあります。
最初のうちはレッスンプロに習い、基礎からスイングを作っていきましょう。基本があると調子が悪くなったときに確認することができるので、すぐに壁を乗り越えることができます。
若い人にも勝てる4つのおすすめ練習法
若い人はやはりパワーがあるので、ドライバーでも飛距離が出ます。しかし、飛ばしてもスコアが良くなるわけではありません。
ドライバーをフルスイングするだけでなく、しっかりと距離を打ち分けて、マネジメントしていくことで、スコアを崩すことがありません。
若い人はイケイケドンドンで攻めていきますが、シニア初心者は人生経験が豊富ですので、その経験をゴルフに生かしていきましょう。
方向性を良くするレベルブロー
ゴルフボールを地球に見立ててください。レベルブローは地球の真右を打っていきます。赤道部分を払うようなイメージで、南半球の部分にアイアンのフェースの下の部分に入れていきます。
そうすることによって、芯で捉えられるようになりますので、コントロールが良くなり曲がらずにまっすぐ飛んでいきます。コツとして、ゴルフクラブを振りかぶったときの右手首の角度をキープしたまま、ゴルフボールを打つイメージを持つことで、南半球に当たりやすくなります。
レベルブローの打ち方についてもっと知りたいかたはこちら👇
フォロースルーを大きくしてヘッドスピードを上げる
とはいえ、やはりシニア初心者でも飛ばしたいですよね。
フォロースルーとは、ボールを打った後のゴルフクラブの軌道(動き)をいいます。軌道が大きくなることで飛距離が出ます。硬くなった体をねじるより、フォローを大きく取ることを意識することで勢いよく飛んでいきます。これは、ドライバーでもアイアンでも同じです。
ドライバーを大きく振るための練習法として、インパクトの直前から直後にかけて右手のグリップを離し、左手だけで素振りをします。そうすることで大きいフォローが身につきます。
初心者の飛距離が出ない最大の原因は、ヘッドスピードないことです。インパクト直後に最速スピードを出せればヘッドスピードは飛躍的に上がります。
アプローチ|ピッチ&ラン
アプローチとは、100ヤード以内からピンを狙うことです。特にグリーン周りからのショットはスコアに関係してきます。
初心者ゴルファーにおすすめなのが「ピッチ&ラン」というアプローチです。球が飛ぶ距離と転がる距離が同じになるので、合わせやすくなります。使うクラブはピッチングウェッジです。PWと刻印されています。クラブを上げる幅と下げる幅を同じにすることで簡単に打つことができます。
アプローチの打つ方をまとめています。参考にどうぞ。
パターの距離感を養う練習方法
パターを上手くするには距離感がとても大切です。ゴルフ初心者は、よくカップの周りを行ったり来たりします。それがスコアを悪くしている原因の1つです。
距離感を養うコツは、カップの手前で止める練習をしましょう。カップ周辺で止めることができます。ぜひ一度試してみてください。
パターの基本的な打ち方です。ゴルフ初心者必見です。
いかがだったでしょうか?シニア初心者でゴルフをはじめるためのハードルはグンと減ったと思います。クラブとボールさえあればすぐにでも始められます。
コースに出れば、健康にもなりますし、仲間も増えて毎日が楽しくなるでしょう。また、息子さんやお孫さんとゴルフができるようになれば、家族でラウンドすることもできます。
ぜひ、練習して上達していただき、ゴルフライフを楽しんでみてください!