想像してみてください。ゴルフでウッドやアイアンを自由に操ってコースを攻めている自分の姿を…!そうなるためには、ピッチングでスイングを整えることをおすすめします。
整えることで、軌道やリズムが良くなり、コンパクトな振りができるので、ドライバーやアイアンの調子もよくなってきます。今回の記事は、ピッチングがゴルフを上手くする5つの理由をご紹介します。
ウェッジは、クラブの中では重い方なので、手先で操作しようとするとミスが増えてしまいます。身体の回転を使った打ち方ではないと上手くヒットすることができません。ボディターンができるようになるとゴルフのレベルがアップしてきますので、ぜひ試してみてください。
目次
ピッチングの特徴
ゴルフで距離の短いショットを打つときに使います。昔と違いロフトの立ったストロングアイアンが主流になっています。
・角度が44~48度
・100~120ヤードの距離
飛距離の目安は、48度で約100ヤード、44度で120ヤードです。ウェッジの中では最も距離が出ます。
ロフトは、ショートアイアンからの番手の角度の流れで合わせていきます。例えば、9番のロフトが39度であれば「44°」。41度なら「45°」など4〜5度刻みで合わせていきます。そうすることで距離のバラツキをなくすことができます。
ピッチングでゴルフを上手くする5つの理由
すくい打ちにならない
ゴルフ初心者は「7番アイアン」から練習しなさいと教えられることが多々あると思いますが、実はボールをヒットさせる感覚を感じられるのはウェッジの方です。
理由は、7番アイアンで打つと無理にゴルフボールを上げようとして右足体重になり、すくい打ちになる傾向があります。ピッチングは、ロフトが寝ているので球がフェースに乗りやすく、無理に上げようとしなくても自然に高く上がります。
スライスが減る
ロングアイアンやドライバーのウッド系はロフトが立っているので、スライスの確率が高くなりますが、短いクラブほどゴルフボールがつかまりやすいので、右に飛んでいく確率が減ります。
ゴルフで右に曲がりはじめてきたら、ウェッジのクラブでハーフショットを打ったり、ピッチ&ランのアプローチをしたりして、ボールをつかまえる感覚を戻すことでスライスのしにくいスイングになります。
ヘッドの軌道がよくなる
ピッチングはフルショットではなく、スリークォーター気味のコンパクトな振りをすることで偉力を発揮するので、力感の無い正しい軌道が身につきやすくなります。
他のクラブでも同じように打てるようになると、全体にミスショットが減ってきますので、スコアも伸びてきます。
距離感が良くなる
100ヤード前後がコントロールできるようになると、球の高さや低さを打ち分けられるようになります。高く上げてフォローの風に乗せたり、アゲインストに低くぶつけて止めたりといろいろなショットを打つことができ、ゴルフの距離感がよくなります。
手打ちが防げる
ゴルフクラブの長さが適度に短くて重量も重いので、手先だけで上げようとすると重く感じます。
お腹と手元を同時に動かすことで手先の余計な動きが減ってくるので、手打ちを防ぐことができ、体の回転を遅くしたり、早くしたりするだけで距離の打ち分けができるようになります。
ピッチングを上手く打つポイント
グリップを短く持つ
アイアンやドライバーにも言えることですが、ゴルフではグリップを短く持つことで身体との一体感が得られるので、ヘッドがコントロールしやすくなり、ボールを思い通りのところに運べるようになります。
特に100ヤード前後のアプローチやランニングアプローチのときに偉力を発揮します。
グリップはゴルフの基本です。握り方を間違えると飛距離や方向性に影響を及ぼします!初心者やベテランゴルファーも一度チェックしてみてください。
大振りしない
ゴルフのピッチングはマン振りするものではありません。トップの高さは肩までを意識して打っていきます。そうすることで力むこともなく、リズムよく振れてインパクトも安定してきます。
ゴルフの打点が安定することで、スライスやフックをすることが減るので、自信を持ってピンを狙うことができます。
打ち込まない
ウェッジやショートアイアンは、打ち込みが必要と言われていますが、現在のヘッドは昔より重心が下がっています。無理な打ち込をすると逆に芯を外してしまうので、飛距離が安定しません。また、スピンも効かないのでグリーン奥にこぼれたりして返しのアプローチも難しくなります。
打ち込まないようにするには、極端なハンドファーストにならないように構え、切り返しで体重移動をして、トップでできた手首の角度をキープしたままインパクトを迎えます。そうすることでヘッドの入射角も緩やかになり芯に当たります。
ヘッドの入射角が緩いとドライバーからウェッジまで軌道が一定になるので、ゴルフスイング全体のレベルが上がってきます。
入射角の緩いレベルブローの打ち方のレッスン動画です。初心者ゴルファー必見です!
ハーフスイング
ビジネスゾーンとも言われており、プロは欠かさずに練習をします。ゴルフの基本になります。腰から腰の振り幅で打っていきますが、フェース面の向きや手首の角度などが目で確認できるので、練習の効果が現れやすくなります。
実際のコースでは、ピッチングのアプローチでフルショットをすることはあまりないですので、このハーフの力加減を知っておくことでグリーンの攻め方が簡単になります。
初心者やスランプに陥っているゴルファーにオススメのビジネスゾーン練習方法です!ぜひ試してみてください!
ピッチングが上手くなると、スイングが安定することがお分かりいただけたではないでしょうか?ゴルフでは振りが安定すると自信をもってショットすることができるので、自然とピンに寄っていきスコアも伸びてきます。
うまくするコツは、グリップを短く持って、クラブの重さを感じながら体の軸でタイミング良くスイングすることです。この感覚で他のクラブも振ることでどんどん良くなってきます。次の練習やラウンドで試してみてください。