ゴルフ上級者やプロはどうしてあんな飛距離を出せるのだろう…。そう思ったことはありませんか。
アマチュアゴルファーは、いくら思い切り振ってもなかなかプロのように300ヤードを飛ばすことはできません。力を入れて振るとかえって身体がリキんで、スライスしたりドライバーでもダフったり、してしまいます。
飛ばすコツは、腕ではなく上半身をうまく使うことでスイングは力強くなりインパクトのときに大きなパワーが生まれます。それが+10y飛距離を伸ばすことにつながります。
今回の記事は、ゴルフでボールを遠くまで飛ばすための肩甲骨の使い方、そして飛ばせる方法をご紹介します。ぜひチェックしてみてください。
目次
ゴルフスイングは肩甲骨の使い方が大事な理由
ゴルフのドライバーやアイアンで、ミスの少ないショットを打つためには背中の骨格を使うことがカギになります。上半身をしっかり使って捻転運動をすることがスイングを安定させ、インパクトで大きなパワーを生みます。
手や腕を中心にクラブを振ってしまうと、再現性が低い振りになってしまうだけではなく、スライスやフックなどのミスの原因にもなります。背中などの大きな筋肉を使っていくことでゴルフ初心者でも飛距離が出て、いつも同じようなナイスショットがでる軌道でクラブを振れるようになります。
ゴルフの捻転は肩甲骨からはじまる
ゴルフに限らず、野球やテニスなど道具を使うスポーツは、手首や肘、肩などを動かす方法に注目しがちですが、スムーズに腕が移動できるのは僧帽筋や菱形筋の筋肉が柔軟に動いているからです。十分に作動しないと上半身の可動域が制限され、窮屈なスイングになってしまいます。
柔らかくなることで、スポーツをしている人はパフォーマンスが上がり、ゴルフでは、トップやフォロースルーが大きくなるでしょう。また、ケガ防止にもつながります。
肩甲骨の動きとは…!?
ゴルフでパワーを溜めるには、トップで十分な捻転が必要です。そのためには肩甲骨の動きが欠かせません。
・背中が丸くなると外側に運動
・背中が凹むと内側に運動
柔軟に動かすことによって可動域が広がり、大きなスイングができるようになります。ラウンド中に振りにくさを感じたら、背面の筋肉をほぐすとキレが戻ってくるでしょう。
ゴルフ|肩甲骨の使い方
アドレス
アドレスのときは、下制(引き下げること)で少し外転の状態が理想です。上がっていると肩に力が入っていることになります。アドレスでの注意点は、飛ばそうと力まないことが大切ですので、気をつけましょう。
テークバック~トップポジション
ゴルフのテイクバックでは、右肩を内旋させて左肩を外旋する意識を持って上半身を捻転しましょう。そうすることによって、深くトップポジションが作れるようになります。
注意点は、腕で高いトップをつくるのではなく、肩甲骨を動かしながら大きな背中の筋肉を使う意識をもちましょう。
ダウンスイング
ダウンスイングでの使い方は、左側はそのまま、右側は内旋から外旋していきます。手でクラブを降ろそうとはせずに、捻転差を利用して自然に降ろす感覚を持つことでスムーズにインパクトを迎えることができます。
インパクト
インパクトでは、左右とも外側に広がりボールをヒットしていきます。この時、手打ちで腕を使うとパワーが分散されて、ヘッドスピードをあげることができません。
ゴルフは、あくまでもカラダの回転で打つことを意識していきましょう。そうすることでスライスやフックなど極端に曲がらないボールが打てるようになります。
フォロー~フィニッシュ
インパクトからフォローでは、両腕が伸びるので、左右とも外転して広がっている状況です。フィニッシュでは自然に、左は内旋、右は外旋していきます。フィニッシュは無理に取るのではなく、自然に取れるようにバランスのよいゴルフのスイングを心掛けましょう。
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背中の使い方がよくなるストレッチ
腕を後ろにまっすぐ伸ばして両手を組みます。そして両腕をゆっくり上に上げていきます。肩甲骨が中央に寄っていくことを意識しながら引き上げた状態を維持します。キープした時間が1~2分程度までやってみましょう。
このストレッチは、ゴルフ場が混んでいるときのティーグランドやセカンドショットの待ち時間があるときに行うと、リラックスができたり、イライラも解消できたりするので、リズムが途切れてもいいスイングができるでしょう。ぜひ、+10y伸ばすために試してみてください。痛みや脱臼の癖のある場合は無理にしないでください。
後方が終わったら、今度は胸の前に両手を組んで腕を伸ばします。交互にすることでゴルフに必要な周辺の筋肉がほぐれてきます。
スタートホールや冬のゴルフなどは体の柔軟性が落ちてしまいがちです。ラウンド前にぜひやっていただきたいストレッチです。参考にどうぞ!
肩甲骨の使い方で飛距離アップするコツ
動きを意識する
ただ動かすのではなく「動いている、動いている」とイメージするだけでも、柔軟性がアップします。
無理をせず、リラックスしておこなう
力んでストレッチをすると固くなってきますので、ゴルフには逆効果です。リラックスして力を抜きながら行うことで可動域も広がります。痛みを感じたままおこなっても筋肉を傷つけているだけですので、「気持ちいい」くらいでおさめておきましょう。
カラダ全体の柔軟性を高める
全身の骨や筋肉は連動して動いていますので、他に固いところが影響していると柔らかく動きません。ゴルフは肩甲骨だけではなく、全身も柔らかくしていきましょう!ラウンド後も疲れが残らないようになります。
どれくらい体に柔軟性があるかチェックしてみましょう。
今回の記事では、ゴルフで遠くまで飛ばすための肩甲骨の使い方についてご紹介しました。アドレスからの姿勢をチェックするだけで、上体の動かす方法がわかると思います。
上手く動かさないと、練習をしてもなかなか安定したショットは打てません。まずはスムーズに動くかをチェックして、+10y飛距離アップができるように取り組んでいってください。身体を柔軟に使えると長くゴルフライフが楽しめます!