たった数センチの距離なのに外してしまう…、弱くうったつもりなのに大きくオーバーしてしまった…。
パターにはとても繊細な感覚が要求されます。そこで、パターを良いフィーリングで打つために重要なポイントが「長さ」です。自分に最適な長さが見つかるとストロークが大きく安定します。
しかし、自分に合ったパターとはどういったものなのでしょうか?ゴルファーはみな背丈もフォームを感覚も違います。どのような選択が理想なのでしょうか。
今回はそんな疑問を解決すべく、パターの長さについて調査をして参りました。ぜひパター選びの参考にしていただければと思います。
パターの長さ平均は?
パターには短尺から中尺・長尺のものまであります。しかし、背の高い人なら長いものを使えばいいというわけでもありません。
現に、フィル・ミケルソンなどの海外のトッププレイヤーも180cmをこえる長身ながら33インチと比較的短いものを使用しています。
中尺・長尺の歴史はそれほど長くなく使用するプロも年々増えていましたが、2016年にアンカリング(体に固定して打つ方法)が禁止されてからは一般的な尺のものに戻りつつあります。
一般的なパターの場合31インチ~36インチ程度があります。
パターの長さによるボール位置
長さによってそれぞれのボール位置が微妙に変わります。理想はアドレスした時に目の真下あたりに球があることです。
パターは千差万別。正解はないと言われますが例外もあります。それは「パターは長すぎてはいけない」という事です。なぜ長すぎるといけないのでしょうか?
自分の体に対してパターが長すぎる場合、ボールが遠くになってしまうからです。言い換えると自分の目の真下あたりにボールをセット出来ないという事です。
自分の真下にボールをセットできないとピンに対して正確なラインを見極めることが難しくなり、ストロークも安定しません。肘をいつもより曲げて打つなどの方法もありますが、フォームが安定しないというデメリットがあります。
適切な長さはフォームによっても変わる
スイングフォームには大まかに、腕で五角形を作るパターンと三角形を作る2種類があり、それによって適切な長さも変わってきます。
- 肘を曲げて五角形を作る形
- 肘を伸ばして三角形の形
日本人の平均身長ならば五角形=34インチ、三角形=33インチが適切と言われていますが、人それぞれ膝の曲げ具合や体の作りも違うので一概にこれが正解とは言えません。
自分の体形やフォームに合わせて選ぶことが大切ですが、その際はボールが必ず目の真下にくるようにしましょう。
↓↓↓自宅で簡単にパターの練習ができます。詳しくはこちら。
メリットとデメリット
長いパターの場合
スイングの際に微妙な調整が難しくなります。スイングをするときは大振りにならないようにコンパクトに振るよう心掛けましょう。
短いパターの場合
細かい動作をしすぎてしまう(手打ちになってしまう)可能性があります。思っているよりもスイングテンポが速くなってしまいがちなので、ゆったりとしたフォームでスイングすることが大切です。
プロから見るとアマチュアは長いパターを使い過ぎている人が多い傾向があるそうなので、パターがなぜか安定しないという方は自分のパターが適切な長さかどうか確認してみましょう。
↓↓↓パットの距離感を合わせる方法を確認してみてください。
一般的なインチの目安
背丈や腕の長さ、フォームや打った時にしっくりくるか否かでも変わりますが、ゴルフ初心者などはまだどれが自分に一番良いのか分からないかと思いますので一般的に言われている身長での合わせ方をご紹介します。
180センチ=34インチ |
170センチ=33インチ |
160センチ=32インチ |
上記はあくまで一般的な数値ですので、参考程度にお考えください。
↓↓↓さらに距離感を安定させる練習法の応用編です。
- 長すぎるパターを使うと適切なポジションにボールを置けない
- フォームによって扱いやすいものを選ぶ
- 背の高さ=パターの長さではない