ゴルフのドラコンと聞けば、飛ばし屋の心をくすぐりますよね!特にゴルフコンペでは表彰されます。何と言っても”飛ばし屋”の称号は、ゴルファー冥利に尽きますし、とても嬉しいものです。
今回は、ゴルフのドラコンの競技ルールと魅力をご紹介します。
意外と知られていないドライビングコンテストの世界…!実は世界大会も開かれており、日本でもたくさんのイベントや競技が開催されています。飛ばしには興味がないというあなたも、“飛ばし屋”を参考にすれば、1クラブ伸びる可能性も出てきます。
短いゴルフクラブを持つことができたら、池越えやクリーク、バンカーなど簡単に越えていけますし、また、ゴルフボールにもスピンがかかりやすくなるので、ピンを狙っていけます。長いパー3のホールではニアピンも狙うことができます。
目次
ゴルフ|ドラコンとは?
出典:Wikipedia
ドライビングコンテストの略で、ドライバーで飛距離を競い合います。この略語は日本だけでの言葉で、海外では、「ロングドライブ」と言われています。
昔は、野球場のようなだだっ広いところで遠くに飛ばせば良かったそうですが、現在では、フェアウェイ内に球があることが条件です。外れると、飛距離が出ても計測の対象にはなりません。
ドラコン競技ルール
ゴルフコンペ内で行われるのとは別に、競技大会があります。制限時間内に決められた数のボールを打って競います。
ドラコンにもプロがいる!
国内ゴルフツアーと同じように、プロ制度があります。現在では200名以上います。日本での第一号は安楽拓也です。
世界一を決める大会は「LDA世界ドラコン選手権」が有名です。日本ではJPDA(日本プロドラコン協会)、LPLA(日本プロフェッショナルロングドラバーズ協会)などがあり、毎年いくつかの大会が催されています。
ドラコン競技・ルール
JPDAの大会では、8球中4球以上のゴルフボールをフェアウェイ内に置かないと記録として有効になりません。
フェアウェイキープ率50%以上のコントロール性と400ヤード以上の飛距離を出さないと優勝することができません。厳しいですね!
ゴルフコンペのルール
現在のゴルフコンペでもフェアウェイに残らないと、計測してくれません。
競技では1ヤード単位まで数字が出ますが、アマチュアのゴルフコンペの場合は、フラッグ(旗)名前を記載して、飛んだ場所に旗を差して表示します。それを越したら、越した人がまたフラッグに自分の名前を書いて、飛んだ場所にまた差します。最後まで越されなかった人がチャンピオンになります。
基本的には、パー5のホールを使用し、OUT、INで各1ホールずつ設けるのが主流になっていますが、ゴルフコンペによって違いますので、スタート前に確認しましょう。
日本記録・世界記録
日本記録保持者は、2013年に記録した南出仁寛(みなみで きみひろ)プロです。飛距離は「432ヤード」です。アマチュアゴルファーの2倍は飛ばしていますね。
世界記録は、マイク・ドビンが2007年LDA世界ドラコン選手権において記録した、「551ヤード」です。驚異的な数字です!
ドラコンは男の憧れ…なぜそんなに飛ぶの?
アマチュアゴルファーは飛ばして260y。ツアーの選手でも300yを越せば飛ばし屋の仲間入りです。でも選手は、400yを軽く越えていきます。海外では500y先にゴルフボールを運びます。ミドルホール、ロングホールで1オンができます。彼らにはどんな秘密があるのでしょうか…?
ドライバー|シャフトの長さ
ドラコンでは、通常のドライバーとは別のクラブを使っていそうですが、実は、普通の競技と同じ「60度法計測の48インチ(1219.mm以下)」のゴルフクラブを使っています。
ウッドとアイアンの長さの測定方法は、上記画像のようにクラブを水平に置いて、ソールを角度60度の面に当てて計測します。クラブは、シャフトが長くなればなるほど、ヘッドスピンが上がり飛距離も出ます。しかし、ボールの方向性が悪くなります。
現在では、方向性と飛距離を追求できる46.5インチ前後のドライバーを使うゴルファーが増えているそうです。長すぎても、短すぎてもダメなのですね!この長さは、アマチュアゴルファーにも参考になりそうです。
フレックス(シャフトの硬さ)
ドラコン選手を見ると、筋肉ムキムキの人が多いので、鉄筋のような硬いシャフトでゴルフスイングしていそうですが、実は思っているよりも柔らかいものを使っています。
ヘッドスピードが60m/s以上あるプロでも、フレックスはSRくらいの固さを使って、350ヤード以上を出しています。飛ばしたいときは、硬いシャフトではなくて柔らかいものがポイントになります。
逆に、コントロールを重視するときは、硬いシャフトがオススメです。理由は、硬いとしなりが少ないので、スイングとおりの動きをするからです。このシャフトのフレックスの考えは、アマチュアゴルファーには非常に参考になりますね!
フレックスについてまとめました。あなたに合うものを探してください!
飛ばせるヘッドの種類
ドラコン用のクラブは、しっかりとSLE適合の商品を使っています。プロが好むのは、芯が大きくて、初速を速くしてくれるモデルのものです。理由は、方向性と飛距離の2つの要求に応えてくれるからです。
SLE適合という用語は、ヘッドにスプリング効果を持たしてはならないというゴルフ規則で、数値的な基準を設けました。フェース面の反発係数が「0.830」以内でなくてはならないという規則です。
ちなみに、プロの間でよく使われているクラブ用品は、「PRGR」「NEGGEN」「MuZiik」などです。
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ドライバーを飛ばすコツ
飛距離を伸ばすには、「ヘッドスピード」「ミート率」「ギア」の3つが大切です。しかし、アマチュアゴルファーがすべてを網羅することは難しいでしょう。3つの中で簡単にできるのは「ミート率」を上げることです。ミート率を上げるには左手のグリップをフックグリップにすることです。
フックグリップにすることで、クラブがしっかりとスイングができるので、軌道がブレることがなくなり、しっかりと芯に当てることができます。そうすることでボールを遠くに運ぶことができます。
グリップをしっかり握ることで、ゴルフスイングがしっかりしてきます。最近ショットに悩んでいるのなら一度チェックしてみてください。
ゴルフのドラコンはいかがでしたか?ツアープロのストロークプレーやマッチプレーも楽しいですが、飛ばしに特化している競技も面白いです。パワーなら自信があるというアマチュアゴルファーは、「ドラコンの道」に進むのも、新たなゴルフの楽しみ方の1つになるかもしれません。
ぜひ、挑戦してみてください!