ピンまで残り60ヤード。あなたはどうやってこの距離を打ち分けますか?
フルショットだとオーバーしてしまうし、かといって小さいスイングだと距離が足りない…。そんな場面はラウンド中必ず訪れますよね。短い距離の打ち分けはスコア90以上を目指すためにもぜひ習得しておきたいスキルです。
プロゴルファーは5ヤード単位、もしくはさらに細かい距離を打ち分けることが出来ますが、どんな方法で攻略しているのでしょうか?
今回は、プロが実践しているウェッジを打ち分ける方法をご紹介します。50~60ヤードといった微妙な距離を打ち分けるために、ぜひ参考にしてみてください。
60ヤードのアプローチを打ち分ける方法
距離を打ち分けるときのポイント
微妙な距離は、①クラブ選択・②グリップ・③スイング幅の組み合わせで打ち分けます。①~③をどのように使って距離を調整するかは各ゴルファーで変わります。自分なりの打ち分けのポイントを身につけることがショートゲームを攻略するためのコツです。
①クラブの違いで打ち分ける
②グリップの持つ位置で打ち分ける
③スイング幅で打ち分ける
ゴルフクラブ
どのウェッジを選択するかはゴルファーそれぞれで違います。54度なのか56度なのかで飛距離は変わってきます。サンドウェッジをフルショットしたら何ヤード飛ぶのか、ハーフショットしたら何ヤード飛ぶのか把握しておきましょう。
グリップ
グリップを短く持ったときに何ヤード飛距離が落ちるのか明確にしましょう。
グリップを目いっぱい長く持ったときの距離、中ほどを握ったとき、一番短く持ったときの距離、たった数ヤードかもしれませんが明確にしておくと、ベタピンの確率が大きく上がります。
スイング幅
フルスイングしたとき、スリークウォーター、ハーフショットしたとき、スイング幅での打ち分けは100ヤード以内やグリーン周りでの攻略で非常に役に立つスキルです。フォロースルーも同じ幅にすることで精度の高いショットを打つことができます。
60ヤード攻略の参考例
攻略をするための参考例をご紹介します。この数値はゴルファーそれぞれで変わるので一概には言えませんので、参考程度に取り入れあなたなりの打ち分け法を見つけてください。
例えばあなたが「アプローチウェッジ」を「通常グリップ」で「フルショット」した場合、100ヤードだとします。そこからハーフショットすると飛距離は約50ヤード。しかし攻略したい距離は60なのであと10ヤード足りません。
そこで、まずグリップを短く持ってさらに-5ヤードにします。グリップを短く持って同じようにハーフショットしたら飛距離は45ヤードになります。
その次にスイング幅をハーフショットからふり幅の大きいスリークウォーターショットに変えます。スイング幅を大きくしたことで+15ヤードなるので…、45ヤード+15ヤードで丁度60ヤードになります。
3つの要素を組み合わせることで細かな打ち分けをすることが可能になります。ショートゲームに関してもっと詳しく知りたえいかたはこちら👇
距離を打ち分けるときの注意点
60ヤードなどの微妙な距離を打つ時はオーバーやショートを怖がってしまい、手で調整してしまいがちです。手打ちになるとトップやダフリが多くなるので注意しましょう。
打ち方のポイントは、上腕が体から離れないようにボディターンを意識することです。体の回転で打つようにしてください。
↓↓↓初心者がウェッジを使うときのポイントやコツをまとめました。種類別の攻略法をぜひ参考にしてみてください。
微妙な距離を打ち分けるときは、スイングのふり幅やグリップの持ち方で調整してみてください。
どの方法でどれくらい距離が変わるかは、ゴルファーそれぞれで違います。自分なりに短く持ったら何ヤード短くなるか、ハーフスイングにしたらどれくらい飛距離が落ちるのか、明確にすることで上級者ゴルファーの仲間入りをすることができるでしょう。