ゴルフで、100切りやそれ以下のスコアを安定して出すには、再現性の高いスイングが必要不可欠となります。
しかし、なかなかスイングが安定せずに100切りが出来たり出来なかったりしていませんか?一体、どうすればスイングが安定するのでしょう。
答えは「両腕の力のバランス」にあります。理想的なゴルフのスイングは左腕主導ですが、右利き右打ちのゴルファーの多くは右腕が中心になってスイングしてしまいがちです。右腕を使い過ぎてしまうとクラブヘッドの軌道が不安定になってしまい、クリーンヒット率が下がってしまいます。
今回は右腕を使い過ぎずに左腕でしっかりスイングするための練習ドリルをご紹介します。正しい感覚を身に付ける為のとても効果的な方法です。
目指せ100切り!スイングを安定させるティー練習法
再現性の低いゴルフスイングの形とは?
ダウンスイングで右腕を使い過ぎてしまうと、早い段階で肘が伸びてしまいタメが解けてしまいます。その状態でボールを打つと力の伝わらないスイングになってしまい飛距離が出ません。しっかりミートしたのに何故か飛距離が出ていない時はこのタメの解けが原因となっていることがあります。早すぎるタメの解けはアウトサイドイン軌道の原因にもなりスライスが出てしまう可能性が高くなります。
100切りをアベレージにする理想的な形は、左腕が先行してスイング出来ることです。その時に重要となるのが左手の薬指と小指です。2本の指の握力が緩まないことが理想的なスイングのポイントとなります。このポイントに注意して振ることでタメがしっかり出来たフォームが可能になります。100切りには欠かせないポイントです。
実践!スイングの安定で100切りを目指す
①細い木で出来たティーを用意する
プラスティック製の太いものよりも木で出来た細いティーをご用意ください。指に挟んで感覚を掴むためのモノなので細い棒状のものであれば問題ありません。ショートタイプよりはロングタイプの方をオススメします。
②ティーを握る
左手の薬指と小指の間にティーを入れて握ります。イメージとしてはグリップの真下にティーを入れて握るようか感じです。グリップと手の間に入れることで握りを更に意識することが出来ると思います。2本の指で握る感覚が重要なので強く握る必要はありません。
③素振りをする
ティーを挟んだまま普段通りにアドレスをし、素振りをしていきます。この時に左手にティーがあることによって2本の指の感覚をしっかり掴め、同時にグリップの根元が太く感じるので握りやすくなると思います。ポイントはスイング中にティーが落ちないように薬指と小指の2本でしっかり握るイメージを持ちながら素振りをしましょう。
2本の指の感覚をしっかり感じながら打つことで、理想的な左腕主導のスイングが出来るようになります。スイングの安定はスコアに直結します。どんな時もどんな場面でも再現性の高いショットをするためには左腕主導で振る事が大切です。右腕は使い過ぎずにインパクトの瞬間に押し込むイメージで打ちましょう。
↓↓↓100切りをするための秘訣『3つの発想の転換』についてご紹介します!
右腕主導にするとヘッドスピードは落ちる
ボールを押し込んで力を伝えるためには、右腕の力も必要ですがヘッドスピードに限っては左腕主導の方が圧倒的に早く振れます。両方の力を出した方が良いような気がしますが、実際はゴルフクラブを鞭のようにしならせ体に巻き付けるように振る方が効率的です。
女子プロゴルファーたちはこの鞭のようにしならせたクラブをしっかりボールに当てることで方向性と飛距離を実現しています。大袈裟なくらいでも良いので一度どちらかに偏った力の入れ具合で素振りをしてみてください。自分なりの感覚が掴めるかと思います。
↓↓↓左腕主導スイングがゴルフで重要な理由とは…?
ボールを真っ直ぐ思い通りの場所に運ぶには、バランスが非常に重要になります。上記記事では安定して100切りをするための両腕のバランスについてご紹介しましたが、今回の練習ドリルはドライバーでもアイアンでもウェッジでも全てに関係することです。是非練習で試してスイングを上達させてみてください。