なかなかアイアンで狙った場所にボールを運べない…。そんなお悩みありませんか?
アイアンの打ち分けは中級者ゴルファーになるために欠かせないスキルです。しかし、ゴルフクラブの番手による感覚の違いや、傾斜・ラフなど不確定要素が色々と入ってくるので、思ったように打てないというゴルファーも多いかと思います。
毎ショットごとにボール位置、アドレス(前傾角度やスタンス幅)、スイングなどを変更すればするほどゴルフは難しくなるのですが…それに気づかずにあれこれ変えて打っていませんか?
今回は、変更するのは足を広げる度合いだけ。アイアンを効率よく打ち分けるためのポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
アイアンを打ち分けるためのコツ
アイアンのスタンス幅【基本】
アイアンのスタンス幅はゴルファーの体形やフィーリングによって違うのでこれが正解と言うのはありませんが、基本は7番アイアンで両肩程度に広げたくらいが適切とされています。
広げる度合いが大きくなれば、スイングは安定しやすくなりますが回転がしにくくなります。逆に狭ければ回転はしやすくなりますが、土台部分が狭くなるのでスイングを安定させることが難しくなるといった面もあります。
自分なりに丁度良い位置を見つけるのもいつでもナイスショットするためには欠かせないポイントです。
スタンス幅で打ち分けるべき3つの理由
感覚が変わらない
足の位置を少し変えるだけで番手の変化に対応することが出来ます。ショットのイメージもあまり変わることがないので、あれこれ変えるよりも易しくミートすることが出来ます
ボール位置
ボール位置はプロゴルファーが非常に注意しているポイントで、アマチュアが流れの中でおざなりにしてしまいがちなポイントです。
想像しているよりもはるかに重要で、位置が少しズレただけで、スイングのイメージが大きく変わるほど難しいポイントです。番手を変えるたびに「真ん中から一個分…」とやっていると、どうしてもミスが出てきます。
スタンス幅だけを大きくすれば自然とボールは左にセットされ、小さくすればそれだけ内側に来るようになります。
スイングの安定
アイアンの番手が大きくなると、シャフトが長くなり重量も変わります。スイング中にかかる遠心力も大きく変わるので5Iなどのロングアイアンになると、体はブレてしまいやすくなります。
番手が大きくなればなるにつれスタンス幅を広くしましょう。下半身をどっしり構えることで上半身の振りに負けない踏ん張りが出来ると思います。
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スタンス幅で防ぐアイアンのダフリ
アイアンのダフリが多いゴルファーは、両足のポジションをいつもよりも「狭く」してみてください。
ダフリの原因はいろいろありますが、体重移動がうまくいかなかったり、力み過ぎが挙げられます。両足の広さを狭くすれば、体重移動の距離が少なくなりダフリの原因を軽減することが出来ます。その場で回転するといったイメージです。
それでもなかなか直らない場合は、ボール位置を右側にセットしてください。球が右側にあればダフる前にインパクト出来るのでミスショットを防いでくれるでしょう。
アイアンの数字が変わるたびに、ミスショットしてしまう方はぜひ今回の方法を試してみてください。
↓打ち分けについてもっと知りたいかたはこちらをご覧ください。
ゴルフで大事なことは「出来るだけ難しいことはやらない」ということです。スタンス幅を変えるだけで対応できるのであれば、まずは試してみましょう。そのあとに、グリップを短くしてみたり、振りを変えることで、さらに細かな距離調整が可能となるでしょう。