出典:ALBA
今年のプロテストに合格した21名による国内女子LPGA新人戦「加賀電子カップ グレートアイランド倶楽部(千葉県)」が7日に終了し、黄金世代の一人”原英莉花”が見事優勝。
14年目を迎えた、年に1度のビッグチャリティー大会、国内男子、国内女子、国内シニアによる3ツアー対抗戦「Hitachi 3Tours Championship」が開催され、シニアチームが6年ぶりの優勝を挙げました。
目次
国内女子ステップアップ|LPGA新人戦
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黄金世代の原英莉花が初日からのトップを守り、最終日1イーグル、3バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算5アンダーでルーキー21人の頂点に立ち優勝カップを手にしました。
原は、8番ホールのセカンド(114y・PW)が直接カップに入るショットインイーグルを奪い、後半も1つスコア伸ばして、今年のステップ・アップ・ツアー「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」、「日医工女子オープン」に続きプロ3勝目。
2位には通算4アンダーの脇元華。3位タイには、通算3アンダーの渋野日向子、菅沼奈々。原と同じくトップからスタートした下部ツアー賞金女王の河本結は通算2アンダーの5位でフィニッシュ。
原は、昨年のプロテストは通過できずに去年は出場できませんでしたが、今年は見事合格し、今大会は出場選手中、レギュラーツアー賞金ランキングトップ(38位)で出場しました。
LPGA新人戦チャンピオン|原英莉花
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名前:原英莉花(はら えりか)
生年月日:1999年2月15日生まれ(19歳)
身長:173㎝
体重:58kg
出身地:神奈川県横浜市出身
通算:3勝(うち2勝はステップツアー)
ゴルフ歴:10歳〜
母親にゴルフ練習場に連れていかれたのがきっかけでゴルフを始める。2013年中学時代、神奈川県アマチュアゴルフ選手権で11位タイに入る。2016年には神奈川県アマチュア選手権大会で優勝。同年5月リゾートトラストレディスに出場し16位タイの成績でベストアマチュアに輝く。
2018年プロテスト合格。レギュラーツアー賞金ランキング38位で初シード権獲得。2019年の躍進が期待されます。
原英莉花の大迫力のドライバー。飛ばし、強さの源はどこにあるのか?彼女のこれまでの歩みと強さの秘密をまとめました。
LPGA新人戦|最終成績
優勝 −5 原英莉花
2位 −4 脇元華
3位T −3 渋野日向子、菅沼菜々
5位T −2 河本結、三ヶ島かな、エイミー・コガ
8位 −1 ジャン・ジェナリン(中国)
9位 ±0 稲見萌寧
10位T +1 大里桃子、臼井麗香
12位 +2 シェー・ユーリン(台湾)
13位T +3 高橋彩華、林菜乃子
15位T +5 廣田真優、スタイヤーノ梨々菜
17位T +7 木下彩、吉本ここね、鶴岡果恋(+7)
20位 +8 イ・ジヨン(韓国)
21位 +9 ケーシー・コモト
国内ツアー対抗戦
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国内ツアー対抗戦「Hitachi 3Tours Championship グリッサンドゴルフクラブ(千葉県)」の競技が終了。
Hitachi 3Tours Championshipとは、オフシーズンの恒例となったビックマッチのチャリティイベント。国内男子(JGTO)、国内女子(LPGA)、シニア(PGA)の3ツアーの対抗戦です。コース距離は、国内男子は3658yd、シニアは3380yd、国内女子は3113yd、9ホール(パー37)。
競技は、マッチプレー形式のダブルス戦。午前・午後の2ステージ制。午前の第1ステージ(9ホール)はベストボール方式(それぞれ自分のボールでプレーして良い方のスコアをカウント)。
午後の第2ステージ(9ホール)は、オルタネート方式(ひとつのボールを交互に打ったスコアをカウント)。各ステージのマッチの結果ごとに配分される総合ポイントで勝敗を決する。
第1ステージは、シニアが4pt、国内女子が3pt、国内男子が2ptで終了。シニアが1ptリードして前半を折り返し。第2ステージは、シニアが6pt、国内女子が6.5pt、国内男子が5.5ptを獲得し、通算ポイントは、シニアが10pt、国内女子が9.5pt、国内男子が7.5pt。
トータル10ptとしたシニアが6年ぶり3回目の優勝を飾りました。2位は9.5ptの国内女子。3位は7.5ptの国内男子。MVPはシニアのプラヤド・マークセン(タイ)が獲得しました。
通算成績は、国内男子が7勝、国内女子が4勝、シニアが3勝となりました。
第1ステージ成績(ベストボール方式)
出典:ALBA
国内男子:2ポイント
シニア:4ポイント
国内女子:3ポイント
<第1組>
国内男子(稲森佑貴・T.クロンパ):1.5pt(−5)
シニア(キムジョンドク・山添昌良):0pt(−3)
国内女子(小祝さくら・成田美寿々):1.5pt(−5)
<第2組>
国内男子(池田勇太・時松隆光):0.5pt(−3)
シニア(G.マイヤー・久保勝美):2pt(−6)
国内女子(アンソンジュ・鈴木愛):0.5pt(−3)
<第3組>
国内男子(今平周吾・石川遼):0pt(−3)
シニア(P.マークセン・米山剛):2pt(−6)
国内女子(申ジエ・比嘉真美子):1pt(−5)
第2ステージ成績(オルタネート方式)
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国内男子:5.5ポイント
シニア:6ポイント
国内女子:6.5ポイント
<第1組>
国内男子(池田勇太・時松隆光):1pt(±0)
シニア(キムジョンドク・山添昌良):2pt(−2)
国内女子(小祝さくら・成田美寿々):3pt(−5)
<第2組>
国内男子(稲森佑貴・T.クロンパ):2.5pt(−1)
シニア(G.マイヤー・久保勝美):1pt(+1)
国内女子(アンソンジュ・鈴木愛):2.5pt(−1)
<第3組>
国内男子(今平周吾・石川遼):2pt(−3)
シニア(P.マークセン・米山剛):3pt(−5)
国内女子(申ジエ・比嘉真美子):1pt(−2)
総合成績ポイント
国内男子:7.5ポイント
シニア:10ポイント
国内女子:9.5ポイント
ツアーに出場しているプロゴルファーのドライバーの飛距離を見ると、アマチュアでも参考になるポイントがあります。参考にどうぞ!
LPGA新人戦は、原が自力を見せつけた堂々たる優勝でした。最終日にショットインイーグルを決めるなど、師匠のジャンボ尾崎プロのようなスター性が垣間見られます。来シーズンとても期待できますね!
3ツアー対抗戦は、今シーズン11月上旬の段階での賞金ランキング3位までと推薦の人気・実力のある選手が参加しました。競技はペアを組んでの対決でしたので、お互いがミスをしないように気を使いながらのプレーもあり、トーナメントとは別の真剣さや楽しさを見せてくれました。来年はどのような選手が出場するのかとても楽しみです。