出典:Yahoo!ニュース
9月24日(日)に行われた、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで、畑岡奈紗プロが昨年10月のプロ転向後、初めての優勝を飾りました。18歳254日でのツアー2勝目は、宮里藍選手の18歳262日の記録を8日更新した最年少記録です。
優勝インタビューでは、「プロ初優勝できてすごく嬉しい。宮里藍さんも勝っている大会で優勝できて嬉しいです」と答え、多くのギャラリーから拍手をもらっていたそうです!
プロ初優勝でツアー2勝目?……実は、畑岡奈紗プロ、昨年の秋まではまだアマチュア選手で、その時アマチュア史上初の女子ツアー国内メジャー大会、日本女子オープンを最年少(17歳263日)で優勝しています。
その8日後にプロ転向を表明し、宮里藍選手の記録(18歳110日)を抜き、日本人史上最年少(17歳271日)でツアー出場資格を持つ女子プロゴルファーとなりました。
・【最年少】ツアー2勝目
・【最年少】日本女子オープン優勝(史上初アマチュア優勝)
・【最年少】ツアー出場資格を持つ女子プロゴルファー
の3つの最年少記録保持者です。『最年少賞金女王も夢ではない!』と思わせてくれますね。その日を楽しみ待ちましょう!
畑岡奈紗というプロゴルファー
出典:LPGA
名前の奈紗(なさ)は、「前人未到のことをするように」との思いを込めてアメリカ航空宇宙局(NASA)からとって名付けられたそうです。
ゴルフ練習場に勤務する実母の影響で、畑岡プロも11歳でゴルフを始め、中学3年の時に中嶋常幸プロが指導する「ヒルズゴルフ・トミーアカデミー」に入門し、才能が開花したと言われています。同世代に「勝みなみ」プロがいます。
名前:畑岡奈紗(はたおか なさ)
生年月日:1999年1月13日(18歳)
身長:158cm
出身地:茨城県笠間市
メジャータイトル:2016年日本女子オープン
国内ツアー:ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン
ジュニア:2013年関東ジュニア選手権2位
2014年日本ジュニア2位
2015、16年世界ジュニア選手権優勝
2016年日本女子アマ2位
2016年全米女子アマベスト8
使用クラブ:ダンロップ
平均飛距離:約260ヤード(ドライバー)
彼女の強さの秘密…とは?
今シーズンはアメリカツアーを主に戦っていて、厳しい環境の中に身を置く中でアプローチ、パターの技術が劇的に上がっているそうです。畑岡プロに関して、日本ツアー22勝しているイ・チヒ(韓国)選手によると「アメリカに行って小技が上手くなった。そしてトレーニングをして筋力もついている。これから活躍していく若い選手の一人」とコメントしていました。
また、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン同組だった永峰咲希選手は、「パットが入る人が勝つというのがゴルフだとわかった。“パット・イズ・マネー”」を痛感したそうです。
やはり、ゴルフはアプローチとパターがスコアを決めるのですね。
アプローチ、パターがうまいということは、技術もさることながら、メンタルも相当強いと思います。よっぽどの精神力がないとアマチュアがメジャー大会には勝てませんから…
畑岡プロのクラブですが、シャフトのスペックは男子プロのようなハードヒッター向けとほとんど同じだそうです。ドライバーの平均飛距離も約260ヤード。筋力と体幹が強い証拠です。精神力と筋力、体幹力の3つが揃っていることが、彼女の強さかも知れませんね。
まとめ
新たな世代の強すぎる18歳。この1勝で来年までの国内ツアーのシード権が獲得できたので、来年もアメリカツアーを主に戦う予定だそうです。引退する選手と入れ替わるように新しい才能が生まれてくる女子ゴルフ界。とても楽しみな選手になりそうですね!