出典:日本女子プロゴルフ協会
2019年の国内女子ツアー第3戦「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」が大阪府の茨木国際ゴルフ倶楽部で行われ、上田桃子が今シーズン初優勝を果たしました。
開幕戦優勝は比嘉真美子、第2戦は鈴木愛で、国内女子ツアーで日本人選手が開幕から3試合連続で優勝するのは2006年シーズン以来、13年ぶり。
一時は首位に立っていた申ジエ(韓国)、勝みなみが2位タイでフィニッシュ。続く4位タイには小祝さくら、吉本ひかる、松田鈴英、蛭田みな南、全美貞(韓国)が入りました。
上田桃子のプロフィール
出典:日本女子プロゴルフ協会
出身:熊本県熊本市
生年月日:1986年6月15日(32歳)
身長:161センチ
体重:54キロ
血液型:A型
プロ転向:2005年
ツアー通算:LPGAツアー14勝
これまでの歩み
出典:日本女子プロゴルフ協会
熊本県熊本市出身。ゴルフを始めたのは10歳のころ。2005年7月にプロテストに合格します。2007年4月、「ライフカードレディス」で初優勝を果たしました。
2007年11月、ミズノクラシックで全米女子ツアーを初制覇。この年はツアーで5勝を挙げて賞金女王に輝きます。21歳156日での女王は史上最年少記録となりました。
その後、アメリカツアーにも挑戦。一時は日本ツアーでのシード権を失うこともありました。しかし、トーナメントでも堅実な活躍を続け、2017年には優勝2回。今回の優勝は2017年10月の「NOBUTAGROUPマスターズGCレディース」以来、2シーズンぶりで、ツアー通算14勝目となります。
Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント/ハイライト
第1日
出典:日本女子プロゴルフ協会
申ジエ(韓国)が5バーディ、2ボギーの68でフィニッシュ、3アンダーでトップ発進しました。
前週のヨコハマタイヤPRGRレディスで優勝した鈴木愛は3バーディ、1ボギーの69で、首位に1打差の2アンダーでスタート。同じく2位タイに上田桃子とS・ランクン(タイ)が並ぶ結果となりました。
第2日
出典:日本女子プロゴルフ協会
第1日に続き69で回った申ジエが通算5アンダーで単独首位を守りました。小祝さくら、上田桃子、S.ランクンが1打差の4アンダーで2位。
昨年プロテストに合格した新鋭・稲見萌寧と黄アルム(韓国)が通算3アンダーで5位タイの結果に。鈴木愛は河本結とともに通算2アンダー、7位タイにつけました。
第3日
出典:GDO
前日夜に襲われたという右手の痛みのため、テーピングを巻いてプレーに臨んだ上田桃子は、前半を2バーディ2ボギーのイーブンで折り返し。後半は3バーディ、1ボギーとしっかりスコアを伸ばします。
一方、首位で出た申ジエは15番ホールでダブルボギーを叩くなどスコアを落とす結果に。18番、上田桃子はバーディパットこそ外しますが、後続に追いつかれることなく2打差で後続を振り切って頂点に立ちました。
出典:日本女子プロゴルフ協会
勝みなみ、申ジエは惜しくも2打差の2位。続く4位タイには若手の伸びざかり、松田鈴英、蛭田みな南、吉本ひかる、小祝さくらが入りました。前週優勝した鈴木愛は最終日にスコアを伸ばせず2アンダーの9位タイでフィニッシュしています。
次週は宮崎県のUMKカントリークラブで「第7回アクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKI」が開催されます。
Tポイント×ENEOSゴルフトーナメントは32歳の上田桃子が優勝、賞金1800万円を獲得しています。若手選手の活躍がクローズアップされることも多い中、安定したプレーで2年ぶりの優勝です。かつての賞金女王が存在感を見せてくれました。次週はどんな面々が上位争いをするのか、ますます見逃せません。