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さようなら、宮里藍。

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2017年5月26日、ゴルフ界に衝撃が走りました。

元世界ランクNo.1 米女子ツアー(LPGA)9勝、日本女子ツアー15勝、女子プロゴルファー宮里藍の引退発表

思い起こせば2003年9月、アマチュアとして参加した「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で初優勝し、メディアが騒ぎ立てているのを「へぇ~」ぐらいの感覚で見ていました。

すっかり有名になった「藍ちゃん」は、その年に史上初の高校生プロゴルファーとしてデビューすると、翌年2004年にいきなり5勝を挙げ、一気にスターダムへ駆け上がっていきました。

お恥ずかしい話ですが、私もモロに『藍ちゃんブーム』の影響を受け、いつの間にか彼女のファンになり毎週末彼女のプレーを心待ちにしていました。

まだ10代ながらいつも笑顔でメディアやファンへ対応する彼女に、どうやったらこんな感じの良い子が育つのだろうと思ったのを覚えています。

父親の優さんからは「プロゴルファーである前に普通の人間でありなさい」と厳しく指導されていたようですね。

現在、女子ゴルフ界は空前のブームといっても過言ではありません。

イ・ボミ選手や横峯さくら選手など実力も容姿も兼ねそろえた選手が多数いますが、私的に今の女子ゴルフ人気の火付け役は間違いなく、宮里藍選手です。

宮里藍というプロゴルファー

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彼女はフィジカル的に決して恵まれているわけではありません。身長も155㎝と小柄で、ドライバーの飛距離なども平均的です。

それでも『世界ランクNo.1』になりました。

単純すぎるコメントで恐縮ですが、、、、

世の中にいる女子約35億人の中で「一番ゴルフが上手い」ってことですよ?凄すぎないですか?

本人曰くトップに立つことが出来たのは、メンタル面とショットや小技の精度だと語っています。

ゴルフにおいて、フィジカル的なハンデは全てではない。

身体的に恵まれない全てのゴルファーに勇気を与えてくれました。

一番印象に残っている彼女の練習方法が、1スイングを1分かけて行う、超スロースイング法です。

私も何度か試しましたが、まったくダメでした。彼女ならではの感覚を掴むための練習方法だったのでしょう。

宮里選手はメンタルトレーニングに人一倍力を注いだゴルファーでもあります。引退発表の席でも、自分をしっかりコントロールして、自分を信じることで、これまでやってくることが出来たとコメントしています。

米国ツアーで4年間苦しみ、初めて掴んだエビアンオープンでの初優勝。グリーン上で見せた涙は、何度も挫折を味わいつつも自分を信じることが出来た証だったのではないでしょうか。

それまでドライバーの大スランプで苦しんでいた姿を見ていたので、優勝の瞬間は私も泣いたのを覚えています。

宮里藍の引退発表

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まさに青天の霹靂、マイケルジャクソンの訃報を知った時以来の衝撃でした。

彼女はまだ31歳、引退は早いのでは…もっと見たい…というのが私の本音ですが、引退の理由を聞いて納得させられました。

「モチベーションを維持することが難しくなった」
「ゴルファーとして理想としている姿がもうなかった」

引退は4~5年前から考えていたとのことなので、プロゴルファー宮里藍として、あるべき理想の姿でいられない自分が許せなかったのでしょう。

引退会見で、休養は考えなかったのかといった質問が飛びましたが、彼女は「休養して帰ってこれるほど甘い世界ではない」とコメントしていました。

理想を求め、全身全霊でゴルフに向き合いトッププレイヤーとして君臨した、私の大好きなプロゴルファー宮里藍らしい一言でした。

まだまだ終わりません

引退を発表した彼女ですが、実質的な引退は今シーズン終了した後となっていますし、どの試合で完全に終了とも発表していません。

まだまだ試合はたくさんありますし、2017年のメジャー大会も、あと4回控えています。

宮里選手は、残り全メジャー大会の出場を明言しています。

私は全日、全ての瞬間・ショットを目に焼き付ける覚悟でいます。

彼女の長年の夢、初のメジャータイトルを取り、またグリーン上で涙する姿が私には見えます。日本ゴルフ界の歴史に名を刻んだスーパースター「宮里藍」を応援せずにはいられません。

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ゴルファボ編集部

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