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申ジエ圧勝でメジャー2連勝!日本女子プロ&マッチプレーまとめ

出典:GDOニュース

国内女子メジャー第2戦「日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 小杉カントリークラブ(富山県)」 最終日が終了。

首位からスタートした申ジエ(韓国)が、5バーディ、1ボギーの「68」で回り、2位に9打差をつけ、トーナメントレコードの通算16アンダーで、先週の「ゴルフ5レディス」に続き2週連続で勝利を挙げました。

5月の「ワールドレディス サロンパス杯」に続くメジャー2連勝。トーナメントレコードは、2007年の飯島茜が記録した通算14アンダーを更新しました。今シーズン3勝目。優勝賞金3600万円を加算し獲得賞金の総額が約1億2400万円となり、鈴木愛を抜いて賞金ランキングトップに立ちました。

2位タイには、通算7アンダーのジョン・ジェウン(韓国)、アン・ソンジュ(韓国)。4位タイには、日本人トップ通算5アンダーの大出瑞月、濱田茉優。昨年優勝者の李知姫(イ・チヒ)は、通算1アンダーの13位でフィニッシュしました。

2018年日本女子プロNo. 1|申ジエ

出典:日本女子プロゴルフ協会

名前:申智愛(シン ジエ)
生年月日:1988年4月28日生まれ
身長:155cm
体重:63kg
出身地:韓国 全羅道
プロ転向:2005年
所属:スリーボンド
契約:ボール(タイトリスト)、ウェア(MIEKO UESAKO SPORTS)、シューズ(ECCO)

小学校5年生の時に父の勧めでゴルフを始めました。始めたころからショットが安定し、5ヶ月後には出場したジュニア大会で優勝を飾り、「ゴルフの神童」と呼ばれるようになり大活躍します。しかし中学3年生のころ、母が彼女をゴルフ練習場へ送り、帰宅途中に交通事故で死去するという不幸に遭います。

2005年プロ転向し、翌年に韓国ツアーでデビューを果たします。2007年には、18戦10勝、パーオン率83%以上という驚異的な数字を出しています。2006、2007年の日韓対抗戦に出場。

2008年に日本ツアーに初参戦し、3月の「ヨコハマタイヤPRGRレディス」で、横峯さくらとのプレーオフを制していきなり初優勝を飾ります。同年の8月に海外メジャー「全英リコー女子オープン」、11月「ミズノクラッシック」を含めアメリカツアー4勝を挙げ、2009年にはアメリカツアーの賞金女王に輝き、2010年5月には世界ランキング1位になりました。

同年9月には韓国ツアーで通算20勝目を達成し永久シードを獲得。その後はアメリカツアーで活躍しますが、「身体的な負担」「暖かい人間味を感じる日本でやりたい」などの理由で米ツアー資格を返上し、2014年から日本に主戦場を移しました。

2015年には、「Meijiカップ」の2日目から「CAT Ladies」の初日4番ホールまでの81ホール連続ノーボギーのツアー新記録を更新しました。同年は3勝を挙げ、同級生のイ・ボミ選手らと終盤まで女王争いを繰り広げましたが、賞金ランキング3位で終了。

今季はケガに悩まされ思ったような成績は出せていませんが、イ・ボミのスイングはアマチュアゴルファーにはとても参考になります。

申ジエのプレースタイル

出典:GDOニュース

2017年のスタッツでは7冠を達成しています。

・平均ストローク(70.2920)
・平均パット数(1.7537)
・平均バーディ数(3.9241)
・パーセーブ率(88.1857%)
・パーブレーク率(21.9409%)
・リカバリー率(69.1542%)
・パー3最少スコア(2.8956)

今大会のフェアウェイキープ率は1位。飛ばす方ではないですが、ショートゲームが抜群に上手く、正確無比のショットでコースを攻略します。リスクを負って攻めてチャンスを作っていくタイプです。グリーンを外しても、アプローチの引き出しも多くロブショットも得意です。

日本女子プロゴルフ選手権|上位成績

優勝 −16 申ジエ
2位T −7 ジョン・ジェウン、アン・ソンジュ
4位T −5 大出瑞月、濱田茉優
6位  −4 小祝さくら

黄金世代も着々と実力をつけてきています。秋の試合に向けて活躍がとても楽しみです!

国内男子ツアー|タンヤゴーン・クロンパ(タイ)がツアー初V

出典:JGO(日本ゴルフツアー機構)

『ISPSハンダマッチプレー選手権 決勝 鳩山カントリークラブ(埼玉県)』が終了。タンヤゴーン・クロンパ(タイ)が2&1(1ホールを残して2アップ)で、目下賞金ランキング1位の今平周吾を破り、日本ツアー初優勝を挙げました。

クロンパは13番ホールまで3アップのリード。今平は16番ホールで15mのバーディパットを沈めて一矢報いましたが、17番のパー3で1.5mのバーディチャンスを外してパーで分け、最終ホールを待たずしてクロンパが勝利を収めました。

2014年から日本ツアーに参戦している28歳のクロンパは、総勢104人の頂点に立ち、優勝賞金5,200万円を獲得。ランキングも2位まで上がり、うれしい初勝利になりました。3位決定戦では、ラタノン・ワナスリチャン(タイ)が池田勇太を2UPで下し3位に入りました。

タンヤゴーン・クロンパ|プロフィール

出典:GDOニュース

名前:タンヤゴーン・クロンパ
生年月日:1990年6月3日生まれ
身長:166cm
体重:65kg
出身地:タイ
プロ転向:2010年
ゴルフ歴:11歳~

父に誘われて11歳でゴルフを始める。アマチュアでは2007、09年の東南アジア競技大会で金メダルを獲得。2010年19歳でプロに転向。同年アジアアンツアーの下部ツアーで優勝し、QT上位資格で2014年から日本ツアーに参戦。

2014年「ダンロップ・スリクソン福島オープン」11位。2015年「三井住友VISA太平洋マスターズ」2位。2017年「中日クラウンズ」初日首位でスタートするなど活躍。平均パット2位の成績を残す。

ハンダマッチプレー選手権 決勝、3位決定戦の結果

優勝 タンヤゴーン・クロンパ(優勝賞金5,200万円)
2位 今平周吾(賞金2,500万円)
3位 ラタノン・ワナスリチャン(賞金1,600万円)
4位 池田勇太(賞金1,200万円)

マッチプレーといえば…プロよりも強いアマチュアと言われた伝説の「中部銀次郎」から学ぶとゴルフが強くなります!

まとめ

男女ともアジア圏の外国人選手が勝利しました。

申ジエは、元世界ランク1位、米ツアー賞金女王、韓国ツアー賞金女王の輝かしい成績を残していますが、日本ではまだ賞金女王は手中に収めていないのですね。日本ツアーのレベルが上がってきた証拠でしょうか。アメリカ、韓国に続く3つ目の「賞金クイーン」獲得に期待しています!

マッチプレー選手権、今平周吾14個のバーディパットを外したそうです。「パットイズマネー」とはよく言ったものです。1位と3位はタイの選手です。ゴルフが盛んなタイから若い選手が続々と世界を視野に入れて日本で戦っているようです。これから高額賞金のトーナメントが目白押しです。ぜひ日本の若い選手もどんどん優勝争いをしていただきツアーを盛り上げて世界に羽ばたいて行ってほしいです!

この記事を書いたライター

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ゴルファボ編集部

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