出典:GDO
国内女子メジャー第3戦『日本女子オープンゴルフ選手権(千葉CC野田コース 千葉県)』最終日の競技が終了。
首位タイからスタートしたユ・ソヨンが、5バーディ、ノーボギー「67」で回り、通算15アンダーで、日本ツアー初優勝を飾りました。ユ・ソヨンは、海外メジャー(全米女子オープン、ANAインスピレーション)2勝に続き日本のメジャーも獲得しました。
2位には、樋口久子以来の史上2人目の3連覇を狙った畑岡奈紗。4バーディ、ノーボギー「68」通算12アンダーで回りましたが、3打及びませんでした。
3位には、通算10アンダーの菊地絵理香。ローアマチュアは、通算4アンダーで8位に入った高校生アマチュア後藤未有が獲得しました。
目次
日本女子オープンチャンピオン|ユ・ソヨン
出典:ALBA
名前:ユ・ソヨン(So-Yeon Ryu)
生年月日:1990年6月29日生まれ
身長:167cm
体重:58kg
出身地:韓国
出身校:延世大学体育教育科
プロ転向:2008年
通算勝利:海外メジャー2勝、米国6勝、日本メジャー1勝
所属:ハナ金融グループ
アマチュア時代から韓国ナショナルチームのメンバーで活躍。17歳でプロ転向。2010年ころまでは韓国、米国ツアーで活躍し、2011年「全米女子オープン」で、同じ韓国のソ・ヒキョンをプレーオフで破り、米国ツアー初勝利をメジャー優勝で飾りました。
2017年「ANAインスピレーション」(前クラフト・ナビスコ選手権)でメジャー2勝目を挙げ、2018年「日本女子オープン」を制覇しました。
韓国選手の強さは、やはり右足の粘りです!ショットが不安定なアマチュアゴルファーは必見です!
日本女子オープンゴルフ|ハイライト
1日目
出典:GDO
雨の中でスタートした今年の日本女子オープンゴルフ選手権大会。参加選手の中で世界ランキントップ(世界ランク4位)のユ・ソヨン(韓国)が7バーディ、ノーボギー「65」の7アンダーで首位に立ちました。
2位には5アンダーのフェービー・ヤオ(台湾)、今年プロテストに合格した高橋彩華。3位タイには4アンダーの渡邉彩香、イ・ナリ(韓国)。6位タイには*葉ルミ、丹萌乃、テレサ・ルー(台湾)。
史上2人目の大会3連覇を目指す畑岡奈紗は、3バーディ、2ボギー「71」の2アンダーで17位につけました。
2日目
出典:GDO
前日の雨から一転、晴天にも恵また2日目。3位でスタートしたフェービー・ヤオが5バーディ、1ボギー「68」の通算9アンダーで回り首位に立ちました。
樋口久子以来の大会3連覇を狙う畑岡奈紗は「66」で回り、17位から一気に2位タイまで順位を上げました。
単独首位からスタートしたユ・ソヨンは1バーディ、1ボギー「72」の通算7アンダーで回り、丹萌乃と並んで2位に順位を落としました。
5位には、通算6アンダーの高校生アマチュア後藤未有(沖学園3年・福岡県)、テレサ・ルー。7位には通算5アンダーの菊地絵理香、イ・ナリ、ユン・チェヨン。現在、賞金ランキング1位のアン・ソンジュは通算7オーバーの90位で予選落ちしました。
3日目
出典:GDO
首位から4打差の7位からスタートした菊地絵理香が、7バーディ、2ボギー「67」で回り、通算10アンダーとして、ユ・ソヨンと並び首位に立ちました。
3位には、通算9アンダーのフェービー・ヤオ。4位には、通算8アンダーの大会3連覇を狙う畑岡奈紗。5位には、通算5アンダーのテレサ・ルー。6位タイには、通算5アンダーの新垣比菜、宮里美香、渡邉彩香、森田遥、高校生アマチュア後藤未有らが続きました。
女子ゴルフは毎週、毎週、強カワ選手が上位に現れますので、目が離せません。あなたのお気入りの選手が見つかれば10倍楽しくなりますよ!
日本女子オープンゴルフ上位成績
優勝 −15 ユ・ソヨン
2位 −12 畑岡奈紗
3位 −10 菊地絵理香
4位 −7 フェービー・ヤオ
5位タイ −5 岡山絵里、テレサ・ルー、ユン・チェヨン
8位タイ −4 渡邉彩香、宮里美香、後藤未有(アマチュア)
国内男子ツアー|トップ杯東海クラシック
出典:GDO
国内男子ツアー「トップ杯東海クラシック(三好カントリー倶楽部 西コース 愛知県)」の最終日の競技が終了。
3位タイからスタートしたアンジェロ・キュー(フィリピン)が6バーディ、ノーボギー「66」通算17アンダーで回り、逆転で日本ツアー初優勝を飾り、優勝賞金2,200万円を獲得しました。
2位タイには、通算15アンダーのW.J.リー(オーストラリア)、アジア人唯一全米プロでタイガー・ウッズに勝ったY.E.ヤン(韓国)。日本最高位は、6位タイの通算12アンダーで回った、秋吉翔太、木下裕太。首位からスタートした池田勇太は「73」通算11アンダーの8位で終えました。
賞金ランキング1位の今平周吾は、通算10アンダーの10位、2ヶ月ぶりに日本ツアーに参戦した小平智は、通算7アンダーの17位、復活優勝が待たれる石川遼は通算2アンダーの40位でフィニッシュしました。
東海クラシック|優勝者プロフィール
出典:ALBA
名前:A・キュー(アンジェロ・キュー)
生年月日:1978年12月3日生まれ
身長:175cm
体重:90kg
出身地:フィリピン
出身校:Uno High School
プロ転向:2002年
通算勝利:日本1勝、アジアンツアー3勝
ゴルフ歴:7歳~
日本では「キューちゃん」の愛称で親しまれ、アジアでは「ヒューマン蛍光ペン」と呼ばれて周りの選手を明るくするアンジェロ・キュー選手。
父親の影響で7歳からゴルフを始める。2002年にプロ転向。アジアンツアーを主戦場にして3勝を挙げる。2014年には『香港オープン』で2位、米国ツアーとの共催競技『CIMBクラシック』では8位に入り、賞金ランクは自己最高の6位となりました。
母国の憧れの先輩フランキー・ミノザの影響で2015年から日本ツアーに本格参戦。同年6月の『ISPSハンダグローバルカップ』ではプレーオフまでに持ち込むが惜しくも武藤俊憲に敗れる。
17年の『日本ゴルフツアー選手権』では初日から3日目まで首位を守りましたが5位。2018年トップ杯東海クラシックでツアー初優勝を成し遂げました。
東海クラシック上位成績
優勝 −17 アンジェロ・キュー
2位タイ −15 W.J.リー、Y.E.ヤン
4位タイ −13 イ・サンヒ、ジュビック・パグンサン
6位タイ −12 秋吉翔太、木下裕太
8位タイ −11 池田勇太、藤田寛之
10位タイ −10 今平周吾、大槻智春、重永亜斗夢
雨の日のゴルフでは、グリップがとても大切です。自分に合わない握り方だとインパクトで滑ってしまいます。参考にどうぞ!
国内女子メジャー戦は、世界ランキングが高いプレーヤーのコースマネジメントは圧巻でした。ピンまでの距離が長くてもパッティングが優しいラインを狙ってセカンドショットを打っていく。攻めるところ、守るところをきっちり判断してプレーできるのは、さすが世界ランク4位です!
男子ツアーは、池田勇太の圧勝で2週連続優勝かと思いましたが、思わぬ伏兵、オールドルーキーのアンジェロ・キューが優勝しました。日本ツアー本格参戦4年目での初優勝。フィリピン勢の日本ツアー優勝は11年ぶりだそうです。アジアンツアー3勝の実力を発揮しました。