出典:スポーツ報知
国内男子ツアーは、名門袖ヶ浦カンツリークラブでブリヂストンオープンが開催されました。単独トップでスタートした川村昌弘が好調を維持して独走するかと思いましたが、終盤、賞金ランキング1位の今平周吾が、上がり3ホール連続バーディを獲り逆転優勝を果たしました。
国内女子ツアーは、生涯獲得賞金10億円がかかっていたアン・ソンジュが、前半「40」を叩く絶不調ながらも後半を巻き返して優勝を飾り、最速で獲得賞金10億円を突破しました。
目次
国内男子ツアー|ブリヂストンオープン
出典:GDO
国内男子ツアー『ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コース(千葉県)』最終日の競技が終了。
トップと1打差の3位でスタートした今平周吾が、上がり3ホールの連続バーディを含む7バーディ、2ボギー「66」で回り、通算16アンダーで2017年5月「関西オープン」以来となるツアー2勝目を逆転で飾りました。
首位からスタートした川村昌弘は、6バーディ、3ボギー「68」として、通算15アンダーの2位でフィニッシュしました。3位には通算13アンダーのセン・セシュウ。4位タイには通算11アンダーの石川遼、堀川未来夢、イ・サンヒ。
前年チャンピオンの時松隆光は、通算6アンダーの15位。先週の「日本オープン」で優勝した稲森佑貴は、通算4アンダーの22位で終えました。
ブリヂストンオープンチャンピオン|今平周吾
出典:ALBA
名前:今平周吾(いまひら しゅうご)
生年月日:1992.10.02(26歳)
出身:埼玉県
身長:165センチ
体重:63キロ
ゴルフ歴:9歳~
プロ転向:2011年
出身校:埼玉栄高校(中退)→IMGアカデミー→東京国際大学
通算勝利:国内2勝、その他2勝
中学生時代の2006年、2007年に「関東ジュニアゴルフ選手権」を2連覇。高校1年生の時に日本ジュニアゴルフ選手権で1学年上の松山英樹を破って優勝。2009年に高校を中退し、米国フロリダ州のIMGアカデミーでゴルフを学び、全米ジュニア選手権でベスト8に入る。
2011年に帰国しプロ転向。2014年、男子下部チャレンジトーナメントで2勝を挙げ賞金王。2015年はレギュラーツアーに参戦し3度のトップ5入り。最終戦「日本シリーズJTカップ」に出場。
2017年5月の「関西オープン」でツアー初優勝を挙げる。このときキャディを務めて”勝利の女神”となった若松菜々恵さんと18年5月に婚約した。
165センチと決して大きくはない身体で300ヤードの飛距離を飛ばす今平周吾。正確なショットで魅力です。今平周吾のこれまでの歩みと強さの秘密はこれです!
ブリヂストンオープン上位成績
優勝 −16 今平周吾
2位 −15 川村昌弘
3位 −13 セン・セシュウ(台湾)
4位タイ −11 石川遼、堀川未来夢、イ・サンヒ(韓国)
7位タイ −10 浅地洋佑、ソン・ヨンハン(韓国)
国内女子ツアー|マスターズGCレディース
出典:GDO
国内女子ツアー『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース マスターズGC (兵庫県)』最終日の競技が終了。
単独トップからスタートした賞金ランク1位のアン・ソンジュ(韓国)が、2バーディ、2ボギー、1ダブルボギー「74」の通算12アンダーで、8月の「ニトリレディス」に続く今季5勝目を飾り、ツアー28勝目を挙げました。
NOBUTA GROUPホステスプロのキム・ハヌル(韓国)は、4バーディ、1ボギー「69」回り、通算10アンダーで今季最高の2位でフィニッシュしました。単独2位からスタートした菊地絵理香は「75」とスコアを落とし、通算6アンダーの11位で終えました。
キム・ハヌル選手のスイング動画から飛距離アップに必要なイメージとポイントを学べます!ブレないスイング軸、右足のねばりはアマチュアゴルファー必見です!https://pro-golfacademy.com/zatsugaku/1934/
マスターズGCレディースチャンピオン|アン・ソンジュ
出典:アン・ソンジュ公式サイトl
名前:アン・ソンジュ(Sun-Ju Ahn)
生年月日:1987年8月31日生まれ
身長:160cm
体重:68kg
出身地:韓国
出身校:建国大学校
ゴルフ歴:13歳~
プロ転向:2005年
通算勝利:日本28勝(メジャー2勝)、米国1勝
所属:モスバーガー
“アンちゃん”の愛称で親しまれている。アマチュア時代は、韓国ナショナルチームで頭角を表し、2005年にプロ転向。韓国ツアーで7勝。2010年に国内ツアーに参戦。年間4勝を挙げて韓国人選手として初めての賞金女王に輝きました。
2011年にも4勝を挙げて2年連続の賞金女王を獲得。2014年には結婚を発表。2015年11月の「TOTOジャパンクラシック」でツアー通算20勝目を飾る。今季この優勝でツアー通算28勝目を飾り、史上最速となる生涯獲得賞金10億円突破を決めた。
アン・ソンジュ|1億円単位の到達試合数
出典:日刊スポーツ
アン・ソンジュは、ツアー史上5人目となる10億円を突破しました。2010年に国内ツアーに参戦してから、生涯獲得賞金は10億3159万4566円に達し、226試合目での達成は、275試合で達成した不動裕理を抜いて最速となり、現時点で3億、5億、6億、7億、9億、10億円到達の最速記録を樹立しています。(1試合平均約465万4,500円を稼いでいる計算になります)
★1億円:21試合目(2010年10月10日)
(1位は申ジエの15試合)
★2億円:36試合目(2011年8月14日)
(1位はフォン・シャンシャンの35試合)
★3億円:55試合目(2012年5月6日)
★4億円:87試合目(2013年8月25日)
(1位は宮里藍の82試合)
★5億円:108試合目(2014年5月25日)
★6億円:119試合目(2014年10月19日)
★7億円:147試合目(2015年11月8日)
★8億円:175試合目 (2017年3月5日)
(1位は申ジエの171試合)
★9億円:210試合目(2018年4月29日)
★10億円:226試合目(2018年10月21日)
マスターズGCレディース上位成績
優勝 −12 アン・ソンジュ(韓国)
2位 −10 キム・ハヌル
3位 −9 安田彩乃
4位タイ −8 松田鈴英、原英莉花、鈴木愛
7位タイ −7 ユン・チェヨン(韓国)、黄アルム(韓国)、テレサ・ルー(台湾)、李知姫(韓国)
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男子ツアーは、終盤になるにつれて試合が動いてきました。賞金ランキングトップの今平がジワジワとスコアを伸ばし、14番ホールからすべて1パットで決める勝負強さを発揮しツアー2勝目を飾りました。今シーズンの獲得賞金も1億円を突破し、賞金王争いを一歩抜け出しました。今季はこの1勝しか挙げていませんが、毎試合、崩れずにコンスタントにトップテンに入り、数多く優勝争いに絡んでいるから粘り強さをみせて、賞金も稼げているのですね!
石川遼もドライバーのロングショットが良くなっているので、アプローチ、パターが絡み合えばこれから楽しみです。
アン・ソンジュ選手は、最速で生涯獲得賞金10億円を突破!前週の「富士通レディース」では逆転負けを喫して涙を流していましたが、今大会で雪辱を果たしました。11億円到達の最速記録は不動裕理が持つ229試合目です。今シーズンのような戦いができれば、記録の更新は間違いなさそうですね!