ニュースなどで「若者のゴルフ離れ」や「競技人口が減った」という話を耳にしますよね。
ゴルフ自体は伝統あるスポーツで実は日本人の3割が経験したことがあるというスポーツです。2020年の東京オリンピックでも正式競技として行われます。
では実際につまらないと思う理由とは何でしょうか。いろいろな意見の中から典型的な例を挙げてみてみましょう。原因がわかってくるとゴルフ離れを防いでこれからプレーする人を増やしたり、やったことがない人を誘うヒントも見えるかもしれません。
ゴルフを少しでも楽しくプレーするための方法も提案しますのでチェックしてみてください。
目次
ゴルフがつまらない理由
お金がかかる
ゴルフを始めようとするとクラブをある程度は揃えないといけません。中古のものを買ったとしても、数万円のお金がかかってきます。またウェアやバッグ、シューズなど専用のものが必要です。
ウェアなどはいろいろなメーカーから出ていて安価なものでもOKですが、やはりゴルフ場でプレーするとなるとなかなかの準備が必要になります。
さらに打ちっぱなしの練習に通うこと、ゴルフ場のプレーフィー、人によってはレッスン代もかかります。準備の段階でお金がかかるスポーツであることは間違いありません。
時間がかかる
ゴルフ場でプレーをしようと思うとそれなりに打ちっぱなしで練習をする必要があります。
しかも練習専用の場所でやっていく、というのもあまりほかのスポーツにはないものです。それ自体がつまらないと感じる理由になってしまうこともあるでしょう。
さらに初めてクラブを持ったときからコースでスムーズにラウンドをするようになるまでには、ある程度の時間がかかってしまうという面もあります。
ルールやマナーがわからない
ゴルフにはルールだけではなくいろいろなマナーがあります。ドレスコードやプレーファストのために必要ないろいろな気配りなどなど。守れてないと周りから指摘をされたり、逆に無言のプレッシャーがあったり…。
わからないことで余計に周りに気を遣ってピリピリしてしまう、つまらないと感じてしまうということもあるかもしれません。
うまくならない
いざ、本格的に始めても上達するまでには時間がかかります。
ゴルファーの大きな目標の一つが「100切り」だと思います。ただ、実際には平均で100を切れているのは全体の3割ほど。7割の人はスコアが100以上ということになります。
しかもスコアを上げていくためにはさまざまな労力がかかります。人によっては上達を実感しづらく、つまらないと感じてしまう原因になっていることもあるでしょう。
遠い
ゴルファーが住んでいる場所にもよりますが、ゴルフ場は郊外にあって行くのに時間がかかります。
車の所有率が下がっている今、車を使わないといけないような場所に赴くこと自体が障壁になります。
往復するのに時間がかかり、ゴルフをすると早朝から夜遅くまでかかってしまうというのもつまらないと思ってしまう理由の一つになっているかもしれません。
ゴルフが楽しくなる4つの方法
ゴルフを楽しむ方法はいろいろとありますよね。今回はプレーをしていく上で励みになったりやりがいに繋がる4つのポイントを紹介します。
ルールやマナーを知る
最初のうちはルールやマナーがわからず周りに気を遣ってストレスになります。
「知らない」ということが一番の原因で、焦りや不安を呼び、それが余計につまらないと思う理由にもなってしまいます。これはマナーとルールを知っていくことでかなり軽くなります。
やるべきことや基本的な流れがわかると自然に動いていけるようになります。まずは最低限、知っておくべきことを理解して臨むと余計なストレスを感じることなくプレーを進めることができます。
気持ちに余裕が出てくると、ほかの人のプレーを観察したり、周りの景色を楽しむこともできるようになってきます。
↓ビギナーの方にも参考になるマナーについてまとめました。必要なことをチェックしてぜひ楽しくラウンドしてください。
小さな達成感を見つける
ミスショットばかりだとなかなか楽しくない、つまらないのは事実です。
でもそんな中でも1日に何度かはうまく打てたり、狙ったようにボールが転がったりすることもあるでしょう。
何度も繰り返し、ナイスショットをするのはそう簡単なことではありません。であれば、そうした小さな成功を喜びとしていってはどうでしょう。
まったく打てなかった初めての練習に比べれば、きちんと当てて前に飛ばせるということは大きな進歩です。そしてそれはあなたがそれなりに努力を重ねた結果と言えます。
目に見えるのはわずかなことでも、大きな成長の証。それを自信にして次に臨むようにしましょう。
スコアを一つでも伸ばす
ミスをしながらもトータルでのスコアを一つでも減らしていく、それを1日の目標にするとやりがいも出てきます。
前回のラウンドより一つでもスコアを更新できたり、ベストを出せるとうれしさもひとしおです。そのためには「リスクのあることはしない」のが大切です。
たとえばPWだけはまあまあ打てる、という場合は届かない場合でもそのクラブを使っていれば、空振りやダフって数ヤードしか進まないということは避けられます。遠目からでもパターで転がす、というのも確実に前に進んでホールアウトに近づく方法です。
リスクを避けて、成功する確率を上げていくことが第一、地味でも結果につながる可能性は高くなります。
パターは頑張る
アマチュアゴルファーの間ではパターはそれほど技量の差が出ません。空振りなどの大きなミスが非常に出にくく、「打ってカップに近づける」という点ではビギナーでも他のゴルファーと競うことができます。
慣れないうちはグリーンに乗ってからも何打も打ってしまうことでしょう。しかし3打、4打とかかってしまってそれでOKとするのではなく、グリーンに乗ったら「2打」で上がる、というのを目標にしてみましょう。
ポイントとなるのは距離感。どのくらいの強さで打ったらどこまで転がるのかを大切にして、スタート前の練習でも確認しておきます。
毎回、2打で上がることを目標にしていき、うまく距離を合わせていくようにしてくと、全体のパット数も少しずつ減らしていくことができます。
パターはスコアを左右する大きな要素。この意識を持っていくだけでトータルでも結果は大きく変わってきます。結果が得られていくとゴルフは自然と楽しいものになっているはずです。
↓パターの打ち方を総まとめしました!3パット、4パットしないための基本について紹介していますのでチェックしてみてください。
↓初心者の方がラウンドするときに必要なポイントをまとめました。コースに行くときにはぜひ参考にしてみてください。
今回は「ゴルフがつまらない」という気持ちになってしまういくつかの原因について考えてみました。こうして挙げてみると確かにそうだ、と思う部分もありますが、それを上回る喜びや楽しさがあることは言うまでもありません。
つまらないと思った人だけではなく、今回紹介した楽しみ方はビギナーの方には広く試していただけるエンジョイ方法だと思います。ぜひ試してみてください。