ゆったりとした紳士的なスポーツに見えて、ゴルフは意外と疲れるもの。
一打に集中したり、ゴルフコースを長距離移動したり、暑かったり寒かったり…。肉体的だけでなく、精神的にも疲労がジワジワと溜まってきます。
ベストスコアを目指すにあたって、ゴルフの技術やゴルフ場のコースマネジメントと同じくらい大事なのが「疲れ対策」。ゴルフプレー後半の疲労を極力抑えることができれば自然とゴルフのスコアもよくなります。
そこで今回は、ゴルフの疲労への対処法や体力回復に効果的な方法をご紹介します。スコアをより良くして、次の日まで疲れを引きずらないための秘訣をぜひ参考にしてみてください。
目次
意外に気づかない…疲れからくるミス
ゴルフ場でプレーに集中していると意外と体のトラブルには気付きにくいものです。
実際のゴルフ場では、長時間のラウンドによる気疲れで集中力や注意力はどんどん下がってきます。
また、体力的な消耗により力みが生まれてしまい、重心がブレてきます。重心のブレはスイングの際、ダフリやひっかけ、スライスのきっかけにも…。
後半のラウンド、思いがけないミスが続くようであれば、疲労によってスイングが微妙にズレてきている可能性が高いです。
疲れてきたらどうするべき?
コントロールショットに切り替える
ゴルフも後半戦に突入。疲れてきたな…そう思ったときには。フルショットから振り幅を抑えたコントロールショットへ切り替えてみましょう。
ゴルフのプレーで疲れた体に鞭を入れて、フルスイングを続けてもミスの頻度を高めるだけです。
振り幅を小さくすることで、コンパクトにゴルフボールを打つことができ、ショットの乱れを抑えることができます。2打目以降、アイアンでショットする際に参考にしてみてください。
注意するべきポイントは2点。「スイングを緩めないこと」と「体全体を使って打つこと」です。スイングを緩めたり、手打ちになってしまうとミスが増えてしまいます。
振り幅が小さくても、ミート率の高い、体全体を使ったショットで打てればそれに応じて飛距離も上がります。
>>>コントロールショットについて詳しく知りたい方はこちら↓↓↓
脱力することを心掛ける
疲労によるミスが続いてしまうと、多くの人は動きが固くなってしまいます。「もうミスはできない…」と、緊張して力んでしまうからです。
そんなあなたに力の抜きテクニックをご紹介します。
ゴルフクラブのグリップをギュッと3秒ほど握り続け、その後緩めます。自然と腕の力が抜けると思います。そのままアドレスをとれば、リラックスした構えになります。
緊張してしまう前にこのテクニックを実践しておくとより効果的です。ぜひゴルフ練習場やラウンド前に試してみてください。
>>>力の抜き方について詳しく知りたい方はこちら↓↓↓
しっかり振り抜く
ミスを恐れてしまうと、自然とゴルフクラブの手元を弱めて打ってしまいがちです。
しかし、スイングをゴルフクラブの手元で調整すると、緩みが生まれミスを助長してしまいます。スライスやダフリが出る可能性も倍増してしまうでしょう。
くたびれた…と感じた時ほど、しっかりゴルフクラブを振り抜くことを心掛けてください。そのほうが多少ダフったりしてもゴルフボールを確実に前に飛ばすことができます。*スイングを大きくするわけではなくインパクトにかけてしっかり振りぬくイメージです。
ランチタイムにも注意!疲労倍増する○○とは…
ゴルフクラブのランチタイムでの脂料理は要注意!野菜や果物の消化が2時間で終わるのに対し、脂は4~6時間かかってしまいます。
食べ物の消化には多くの体力を要します。後半のラウンドで一気に挽回したい人、午前中のゴルフプレーで調子の悪さを感じている人は脂っこい料理は控えてみましょう。すると、いつものラウンドより体力に余裕が生まれやすくなります。
ランチライムで気をつけるべき料理をご紹介します。
① 揚げ物(とんかつ・唐揚げ・その他フライ系)
揚げ物系はもっとも気をつけるべき料理です。脂分が多く消化に多くのエネルギーを要してしまいます。
また、ほとんどの方はとんかつや唐揚げとともに白米を食べると思います。糖質と資質の大量摂取は体力を削るだけでなく、ゴルフ場を移動する際、体が重くなったと感じ、眠気も誘発してしまいます。
② ラーメン
ラーメンはスープに脂肪が多く含まれています。脂っこいラーメンをご飯と一緒に食べてしまうと、消化に多くのエネルギーをもっていかれ、ラウンド後半にかけて強い疲労感が生まれる原因にもなります。
冷やし中華、そば・うどんなどは油が少ないのでおすすめです。
③ アルコール類
アルコールは体内の水分を逃しやすくする働きがあります。特に夏の炎天下にビールを飲むと発汗とビールの利尿作用でより脱水が進みます。飲酒も控えめにして、水やスポーツドリンクでしっかり水分補給をすることを忘れないでください。
体力回復に効果的な食べ物・飲み物
ラウンド直後やゴルフプレーの途中って、小腹が空きますよね。そんな小腹を満たしてくれる疲れにも効果的な飲食物をご紹介します。コンビニでも買えるものばかりなので、ゴルフ場に着く前に買っておくと◎。
即効性を狙うなら…
ゴルフ場に持っていく飲み物であれば、リポビタンDやレッドブルなどのエナジードリンク系がおすすめ。
カフェイン、糖分で素早く体を覚醒させることができます。一時的な体力を回復させ、運動フォーマンス向上を促してくれます。
食べ物であれば、洋菓子よりも和菓子のほうがおすすめ。和菓子は糖質を素早く摂取できるうえ脂質が少ないので、ゴルフ中のエネルギー補給に向いています。
チョコレートも糖分補給には良いですが、脂分が多いため吸収までに時間がかかるというデメリットがあります。
疲れを残したくないなら…
疲れを明日に持ち越したくない方はクエン酸・アミノ酸を積極的に取ることをおすすめします。
柑橘類・酢・梅干しなどに含まれるクエン酸には疲労軽減効果があり、肉や乳製品などから得られるタンパク質から生まれるアミノ酸は筋肉の回復に欠かせない要素です。
しかし、必要な栄養量を食品から摂取するのは意外と難しいもの。そんなときはサプリメントに頼るのも良いでしょう。余分なカロリーを取る必要もなく必要な要素だけを手軽に取ることができます。
>>>体の中から元気になる!ゴルフの疲れにおすすめのサプリを特集しました!
実は逆効果?!正しい入浴方法のススメ
ゴルフ場で体力を消耗したときは、湯船に浸かりたくなりますよね。しかし、長時間、湯船に浸かることはむしろ逆効果です。
長時間湯船に浸かってしまうと、体内の水分が汗として多く流れてしまうため、脱水症状の原因にもつながります。また、高温の湯に肩まで浸かるような入り方は心臓にも負担をかけてしまいます。
入浴は40度の温度で、浸かる時間は長くても15~20分程度にした方がリフレッシュできます。入浴時間の半分は半身浴にしてみるのもリラックス効果が得られます。
今回は、疲れを感じた時の対処法についてご紹介しました。
体の不調に気づかず、無理にプレーしてしまうとダフリやスライスの連発でスコアが散々な結果になってしまいます。
ラウンドが進むにつれて疲労感が増してきても、ゴルフのプレースタイルを切り替えたり、疲労回復に効果的なものを摂取することで、スコアアップに役立ちます。
ゴルフをラウンドの最後まで楽しむためにもぜひ参考にしてみてください。