ラウンド中は145ヤードなどの微妙な距離が残る場合があります。
あなたはそんなシチュエーションでアイアンをどうやって打ち分けてますか?スイング幅?強弱?ボール位置?いろいろな方法があるかと思います。
しかし、打ち分け方にはそれぞれ難易度があり、ゴルフ初心者にはあまりおすすめしない方法もあります。いつでも思い通りに打ち分けるにはできるだけかんたんな方法を選びましょう。
今回は、5ヤード単位を打ち分けるおすすめの方法をご紹介します。難しいスイングスキルではないので、初心者ゴルファーもぜひ参考にしてみてください。
150ヤードの7番アイアンを打ち分ける方法
弾道を低くして+5ヤード
通常のショットよりも弾道を抑えるとキャリー(着弾地点)は落ちますが、ラン(転がり)が出るため全体的な飛距離はアップします。
番手を変えずに弾道を抑えるには、いろいろな方法がありますが…ボール位置を変更することがもっとも易しい方法です。
打ち方(フォーム)を変えて弾道を低くすることは、非常に難しい行為です。しかし、ボール位置を変えるだけなら、いつものスイングをするだけなので、弾道を低くしやすくなります。
普段の中央の位置からボール一個分ほどズラしてください。
ボールを後ろ側に置くことで、ロフトが立つので自然と弾道が低くなります。
注意点が1つあります。ボールを後を側に置いたことでハンドファーストの度合いが強くなるので、そのハンドファーストの形を崩さないようにインパクトしてください。
また、「強く打ち込もう」「低い球を打とう」と意識しすぎることも、ミスにつながってしまいます。いつもと同じようにスイングすれば+5ヤード飛ばすことができるので、普段と同じ動きで打つことを心掛けてください。
グリップの位置で飛距離-5ヤード
同じ番手で-5ヤードするには、グリップを短く持つ方法が一番易しい方法です。
スイング幅を調整する方法もありますが、テイクバックの位置やフォロースルーの位置が変わるとショットのイメージが変わるので少し難易度が上がります。
グリップを短く持つことで、一つ下の番手を持ったときと同じようなイメージでスイングすることができるので、難易度は下がります。-5ヤードにはもっとも易しい方法です。
グリップを短く持つときは、上下の伸びしろが同じくらいに持ちましょう。短く持ちすぎると、ショットそのものが難しくなるので、上下の伸びしろが同じくらい出るように持ってください。
クラブが短くなったことでキャリーが落ち、全体的な飛距離を-5ヤードすることができます。
グリップを短くした分、クラブを扱いやすくなることで、方向性を出しつつ距離を抑えることができます。絶対に曲げたくないシチュエーションでも重宝する方法です。
注意点が一つあります。グリップを短く持ち、クラブをコントロールしやすくなったことで、スイングを急いでしまいがちになります。
リズムの乱れは、ショットの精度を大きく落とす原因になります。いつもと同じスイングリズムで振ることを心掛けてください。
>>あなたは自分の番手ごとの飛距離をしっかり把握してますか?100切りには必須のスキルなので必ず明確にしておきましょう!
アイアンで5ヤード単位を打ち分けるときには…
① ボールを一個分程度後ろに置く
② グリップを短く持つ
上記2点を実践してみてください。アドレスの段階で飛距離が落ちたり伸びたりするように構えることで、後は普段と同じようにスイングすればいいので、打ち分けが簡単になります。
フォームを変更することは難易度が高い行為です。まだスイングが安定していないゴルファーはぜひ上記の2点を参考にしてみてください。