飛距離を伸ばすには腕力が必要!…そう思っていませんか?
もちろん間違ってはいませんが、もっと効率よくかんたんに遠くまで飛ばす方法があります。
ポイントは「重力」。クラブが持つ重さを活かして振ることで、球筋は強くなり、飛距離を稼ぐことができます。しかし、「重力を感じながらスイング!」と言われても、正直わかりにくいですよね…。
そこで今回は、ゴルフクラブの重さをうまく使って振るための体の使い方をまとめました。距離が伸びないNGポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
なぜ、重力が大事なの?
まずは、ゴルフで重力を実感できる簡単な方法をご紹介します。
ドライバーを持ってハーフスイングで軽くボールを打ってみて下さい。あまり力を込めなくてもキャリーとランで100ヤードぐらいはかんたんに飛びます。
ダウンスイングで生まれる重力・遠心力を効率よくゴルフボールに伝えることで、ゴルフクラブの持つ性能を最大限生かし、手で投げるよりも遥か遠くへ球を運ぶことができます。
ゴルフと重力の関係性
力(F)=質量(M)×加速度(a)
この式はおそらく中学生でも習った物理の基本的な式です。加速度が大きくなればなるほど力(F)は大きくなります。
これをゴルフに当てはめてみると、クラブが持つ質量に対してどれだけ大きな加速度を与えられるか、が重要になります。
(例) トップの位置を地上から約2メートルと仮定して、重さ350グラムのヘッドを地上へ自由落下させた場合、落下速度は7.0m/sになります。単純計算ですが、ヘッドスピード×5.5=飛距離となるので、ヘッドが落ちた勢いだけで38.5ヤード飛ぶことになります。 |
クラブが持つ重さをうまく使うことが出来れば、あなたの持つドライバー最大飛距離を叩き出せるでしょう。反対に、腕のパワーだけで振ってしまえば、ドライバーのパワーを引き出せません。
重力の上手な使い方
重力を生かした体の使い方
クラブの重さを活かすために、気をつけて欲しい体の使い方は2点だけ。
「手・腕・肩をリラックスさせること」と「下半身スイングを意識する」です。
体がこわばっていると、手打ちになってしまいます。手・腕・肩のリラックスさせ、ゴルフクラブの重さによるダウンスイング時のヘッドの加速を邪魔しないように注意しましょう。
トップの位置まで持ってきたら、下半身を使って振ることを意識しましょう。下半身はしっかり踏ん張って、上半身はリラックスしてください。
クラブが落下するパワーを生かす
トップまで振り上げたとき、ボールから最も遠い位置にあるのがクラブヘッドです。そこからインパクトまでを最大限生かすには…
アドレスでもトップ位置でもクラブヘッドの重さを感じるようにしましょう。手元(グリップ部分)が力んでしまうと、ダウンスイング時に生まれる勢いをうまく使えません。
リラックスさせ、シャフトを体に巻き付けるイメージで振りましょう。一見ゆったり振っているように見えますが、実際のヘッドスピードはかなり出ます。
非力でも240ヤードできるコツ
体力に自信がない方でも確実に遠くまで飛ばすコツがあります。コツはヘッドスピードではなく、「ミート率を上げること」。
女子プロゴルファーが一般の男性ゴルファーよりパワーが無いにも関わらず、ドライバーでゴルフボールを遠くまで飛ばせる理由は、高いミート率でボールの芯を捉えているからです。
ゴルフクラブのウェイトを利用した飛距離アップ法以外にも、飛ばし方を知りたいという方は下の記事も参考にしてみて下さい。
>>>240ヤード出せる方法について詳しく知りたい方はこちら↓↓↓
これはNG!重力を活かせない打ち方
ゴルフクラブのウェイトを活かせていないと…スイングがぎこちなくなったり、当たっても飛ばなかったりします。そんなお悩みのある方は、下の項目をチェックしてみてください。
打ち急いでしまう
ゴルファーにもよりますが、トップでは必ず「間」を作る必要があります。トップが完成していないままダウンスイングに移行すると、打ち急ぎにつながり、フォームが崩れやすくなります。
アドレス時に内股・ガニ股になっている
内股、ガニ股になっていると、テイクバックの時に後方に倒れやすく、スイングを安定させる下半身を踏ん張ることができなくなります。つま先と膝が常に同じ方向を向くようにアドレスしましょう。
禁断の飛距離アップ法
飛距離を伸ばす最終兵器とでもいうべきテクニック「ジャンピング打法」。
この打法は女子プロゴルファーや、ジュニアの頃からゴルフをしている人が自然と身に着けているテクニックの一つ。重いゴルフクラブを強く振るために、地面を蹴って生まれるエネルギー「地面反力」を利用した打法です。
大人になってからゴルフを始めたアマチュアゴルファーにはまずおすすめしませんが、地面を蹴る=踏み込むイメージは参考になるかもしれません。
ダウンスイングで左足を踏み込むことは、体重移動にも欠かせないポイントなので参考程度にイメージに取り入れてみてください。
>>>飛距離の出るスイングに共通するポイントをまとめました!
今回はドライバーで距離を出すためのポイント、「重力」についてご紹介しました。
腕の強さで振るのではなく、トップの位置からダウンスイングで生まれる勢いを自然と加速させるということを意識してください。プレーンもスムーズになり、飛距離・方向性が安定したフォームになるでしょう。
「重力」をうまく使えば周りがあっと驚く飛ばしが手に入るでしょう。