ドライバーで打っても飛ばない…。ドライバーでもっと遠くに飛ばしたいのにどうしたらいいのか分からない…。そんな悩みをお持ちのゴルファーへ!
もしかして、クラブを“力いっぱい振って”いませんか?
実は、単純に思い切り振っても動きが固くなるだけ。ヘッドスピード・ミート率が低下するので飛距離アップしません。ドライバー飛距離アップのコツは、飛ばしのポイントを押さえたスイングをすることです。
そこでこの記事では、ドライバー飛距離アップに欠かせない、おすすめの5つの鉄則をご紹介します。マスターできると260ヤードはもちろん、もっと遠くまで打つことができるでしょう!ぜひトライしてみてください!
目次
なぜ?ドライバーが飛ばない原因とは…
ドライバーが飛ばない原因はいろいろありますが、ゴルフ初心者含めアマチュアに多い原因は2つ。
手打ち(手だけで打っているのでパワーが伝わらず飛ばない)と、スライス(ボールに横回転がかかって前に飛ばず横に飛んでいる)です。
ドライバー飛距離アップのコツは、体全体を使って強いパワーを生み出しつつ、それをまっすぐボールに伝えるスキルを身に付けること。
力みによるミスショットも多くあるので、リラックスして打つことも大切なポイントです。
ドライバー飛距離アップ5つの鉄則
ドライバーを飛距離アップさせるための方法は色々ありますが、その中でも特にパワーを生み出すために欠かせないポイントと習得のコツをご紹介します!
肩90度、腰45度で捻転を作ろう
ドライバーショットで飛距離アップするには、バックスイングでパワーを溜める必要があります。手でひょいと上げて、上半身だけで打ってもあまり飛びません。
ポイントは、腰と肩をしっかり回すこと。腰45度、肩を90度回転させましょう。
ゴルフ初心者の多くは肩(上半身)だけを回そうとして、うまく回転できないと感じているようです。
人体の構造上、下半身もある程度回さなければ肩は十分回りません。腰45度、肩90度、回せると、上半身と下半身に「ねじれ」が生まれ強いパワーを生み出すことができます。
肩を回し過ぎると、上半身がターゲット方向に倒れてぎっこんばったんスイング(リバース・ピボット)になるので注意してください。左肩がアゴの真下に来るイメージで回しましょう。
左腰を背後に回すと回転力が増す
ゴルフは回転運動です。ドライバーが飛ばない人の多くは、ダウンスイングで回転ではなく移動をしているようです。
左右に体が動いてしまうと、体の軸のブレ、フェース面のブレ・パワーの分散、などが起こり強くインパクトできません。
ダウンスイングで重要なのは左腰。左腰を背後に回してみてください。
ヒップターンとも呼ばれる大事なポイントです。ターゲット方向に移動させるイメージはすべて消し去ってOKです。左腰を背後に回すようにすることで、全身が引っ張られ自動的に体重移動は完了します。
腰を回していくときに、上半身(とくに腕)がリキまないようにしましょう。リラックスした状態でスイングできると腰の回転(ヒップターン)に上半身が引っ張られヘッドスピードが上がります。
【必須】頭は絶対にボールより後ろ
ビハンド・ザ・ボールとは、インパクトの時に球の後ろ(右側)に頭を残すこと。
ビハインド・ザ・ボールの形ができるとインパクトで上半身が突っ込まず、ドライバーを振るときの支点となる頭が流れません。(コマの“軸”ができるイメージ)
結果、大きなフォローが取れてヘッドスピードが増し、飛距離アップします。ドライバーショットで+30ヤード伸びる可能性を秘めています。
反対に、上体が突っ込むとボールを上から叩いてしまい高さが出ないので、球は飛びません。
>>>ビハンド・ザ・ボールの形の作り方はこちらで詳しく解説いたします↓
左ひざを伸ばして地面反力を使う
ゴルフ初心者は、ボールに当てたい意識が強くなり、1番弱い「腕・手」でスイングしてしまいがちです。しかし、上半身は下半身に比べるととても弱いです。
なので、ドライバーを飛ばすコツは下半身を使って地面を蹴る「地面反力」を利用することです。
地面を蹴るためのテクニックはいろいろありますが、初心者におすすめなのは、左膝を伸ばすことです。ドライバーがボールに当たるインパクト直前に左膝をピン!と伸ばすようにしてください。
人は、膝を伸ばそうと意識すると、伸ばす前に若干沈み込む動作をします。この沈み込んで伸びる動作が「ジャンプ」と同じ効果で、爆発的なパワーを生みます。非力な人ほど下半身をうまく使うことが飛距離アップのコツです。
>>>地面を蹴るショットの打ち方についてもっと詳しく知りたい方はこちら↓
飛ばしのグリップ:握り方
ゴルフクラブと自分の体の唯一の接点が「グリップ」。インパクトの衝撃に当たり負けしたり、フェース面がブレないためにもストロンググリップをおすすめします。
アドレスしたときに自分のナックル(拳)が3つ見えるようにグリップしてみてください。左手を外旋させるのがコツです。
ストロンググリップにすることで、パワーが出しやすくなります。スライス球も出にくくなるので、スライスによってパワーロスしている人にも効果的です。
ただしストロンググリップにすればするほど、ドライバーでもアイアンでもフック球が出やすくなります。自分の弾道傾向に合わせて練習や打ちっぱなしで調整してみてください。ラウンドでいきなり試すのは初心者にはおすすめしません。
2つの軌道にも注意!
■軌道①インサイド・アウトサイド
ドライバーを飛距離アップさせるには、クラブヘッドをインサイドから下ろすことが重要です。
体の近く(インサイド)で振ることでパワーが出しやすくなるので、ヘッドスピードが上がります。また、手元が近くを通るのでスイング軌道が安定しミート率も上がります。
アウトサイドから振り下ろしてしまうと、ボールを擦り打ってしまうのでスライス球がでます。スライス回転がかかると、飛距離を大きく損してしまうので必ずインサイドから振ることを心掛けてください。
■軌道②アッパーブロー
さらに、アッパーブローで打つことも大切です。ロフト角の少ない(9度、10度など)ドライバーで飛ばすには「弾道の高さ」も欠かせません。上から打ち込むことなく適度なアッパーブローで打つことが飛距離アップのコツです。
といってもカチ上げスイングではありません。トップから振り下ろしで、左腰を背後に回し、頭がターゲット方向に流れないようにビハインド・ザ・ボールの形を作ることで自然と解決し、アッパーブローで打つことができます。
ドライバーショットのときは、絶対に上から打ち込まないようにしてください。ボールの手前をヘッドの最下点にすることで上昇軌道で捉えることができるでしょう。
>>>男性ゴルファーよりもヘッドスピードが遅い女子プロがドライバーショットで飛ばせるのには理由があります!あなたも芯にさえ当たれば、飛距離アップは確実です!
ドライバー選びもゴルフ上達のコツ
グリップやアドレス、振り方が良くても、ドライバーが合わなければ飛ばしの効果は半減します。飛距離アップのために、クラブにもこだわってみることをおすすめします!選び方のコツはいろいろありますが、どれを選んでもメリット・デメリットはあります。
■短い・長い どっちがいいの?
ドライバーのシャフトは理論上、長いほうが遠心力が生まれるので飛びます。しかし長くなればなるほど芯に当たる確率が減ります。短いドライバーは遠心力が生まれにくいですが、コンパクトに振れるので純粋なヘッドスピードは上がります。
■軽い・重い どっちがいいの?
ドライバーが軽ければ当然扱いやすいのでヘッドスピードが上がります。しかし、ブンブン振り回しやすい分、手打ちになりやすくなる傾向があります。重いドライバーはヘッドスピードこそ出にくいですが体全体を使わないと振れないので、結果的に強いスイングをすることができます。
どんな特性をもったドライバーを選択するかは、振り心地や見た目の好みなどもあるかと思いますが、自分の体力・体型・技術にあったドライバーの長さ、シャフトの硬さ、を使えるとびっくりするくらい飛距離アップします。おすすめのクラブの選び方はこちらで詳しく解説いたします↓↓↓
捻転、回転、ビハンド・ザ・ボール、グリップ、地面を蹴る、おすすめした5つの鉄則をマスターすることでゴルフ初心者でも260ヤード以上が可能になります!アイアンも同時に伸ばすことができます。
どれか一つマスターするだけでも100%飛距離アップできるでしょう!ゴルフ初心者だからドライバーが飛ばない…なんてことはありません!パー5や長いパー4でもしっかり飛ばすことができればスコアアップも期待できますね!
一点、どうやって振っていくかも大事ですが、アドレスやグリップといった基本も非常に大事です。ショットレベルを底上げするためにも、まずは基本に忠実に練習していってみてください。
▶▶▶ゴルフ初心者はスイング診断で自分のタイプを知ることも今後の上達に役立つでしょう!練習効率を上げるためにもぜひチェックしてみてください!