左足下がりの傾斜からのアプローチはゴルフでもっとも難しいショットの一つです。
カップはもう目と鼻の先。しかし、弱すぎればピンに全く寄らないし、強すぎれば反対側のラフやバンカーへ一直線。考える事が多すぎて、なかなかベタピンは出来ないですよね。
今回は、左足下がりのアプローチを攻略するためのクラブ選択のコツと、ショットを成功させるための打ち方4つのポイントをご紹介します。転がりすぎや、ダフリ、トップを防いで、思ったとおりに転がすコツとは?現役のツアープロゴルファーが教えるショットの秘訣をレッスンいたします。
目次
左足下がりのアプローチ攻略のポイント
左足下がりのクラブ選択
左足下がりのアプローチではどの番手を使用するのかが、とても重要なポイントです。
なぜなら左足下がりの状態では、ロフトが通常よりも立った状態になってしまうからです。もしもあなたが56度のウェッジで打とうと思った場合、傾斜の影響で、52度や50度のウェッジと同じような角度になってしまい、想像以上に転がり過ぎたり、飛びすぎたりする可能性が高くなります。
なので、いつも左足下がりで56度を使っている場合、58度などサンドウェッジを使用するのをおすすめします。そうすることで通常のアプローチと同じくらいのロフト角になるので、イメージ通りの球が打てるようになります。
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左足下がりの打ち方4ポイント
左足下がり時のボール位置
ボールは真ん中より左側に置くのが◎です。なぜなら、右側にセットしてしまうと、さらにロフトが立ってしまい、ボールに勢いが出過ぎてしまうからです。
左足下がりの時、右側に置いて角度を立てて打つという方もいらっしゃるかと思いますが、そちらのほうがしっくりくるようであれば問題ありません。この打ち方は、変わったことをせず、いつものアプローチと同じような感覚でショットするための方法です。
スタンス
オープンスタンスでフェースを開いてください。フェースをオープンにしてアドレスすることで、ロフトがさらに寝ます。
開いた分だけスタンスも左を向きオープンの状態にセットします。開く度合いはゴルファーそれぞれのイメージやスイングで変わりますが、少し開く状態から試して、この時はこれくらい!といった最適な角度を見つけてみてください。
グリップの持ち方
グリップは指1~2本くらい短く持ちましょう。アプローチを打つときは、左足下がりだけでなく基本的にグリップは短く持ってください。短く持つことで再現性の高いスイングがしやすくなり、ミスショットの確立を減らすことが出来ます。
打ち方
ポイントは『傾斜に沿って打つ』です。傾斜の角度と平行になるようにスイングしてください。角度に反するような軌道でスイングすると上手くミートできずに、トップ、ダフリなどの原因となってしまいます。必ず傾斜に沿って振りましょう。
左足下がりの注意点
テイクバックをインサイドに引き過ぎたり、低く振り上げてしまうと、ボールが強くなりすぎて止まらなくなる可能性が高くなります。ゴルフボールが強く転がってしまうのは、左足下がりの状況によってロフト角が通常よりも立った状態になった結果です。
なので、右足側に置いたり、インサイドに引き過ぎたりするなど、ロフトを立ててしまう行為をしないようにしましょう。そのためクラブ選択にも十分注意してください。
あとは、どんなライからでもスイングを弱めることなくしっかりと振ることが、左足下がりのショットを成功させるポイントです。どのアイアンを使う時も共通のポイントです。
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左足下がりは、クラブ選択と下記4つのポイントに気を付ける事で、思い通りの寄せが出来るようになります。
1.サンドウェッジを選択する
2.ボールは中央より左側
3.オープンスタンス
4.グリップを短く持つ
5.傾斜に沿って打つ
アプローチでグリーンを行ったり来たりしているゴルファーはぜひ今回の上達ポイントを参考にしてみてください。左足下がりだけでなくいろいろなシーンで役立ちます。スイングの際に左右に体重移動がないようにして打つこともお忘れなく。
↓↓↓左足上がりのアプローチの選択と打ち方のコツはこちら。