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知識

ゴルフ:アンジュレーションとは?かんたん3分解説

スタート前のゴルフ練習では上手く打てていたのに、ゴルフコースに出た途端、曲がったり、飛ばなかったりするなど、思うように打てないとことはありませんか?

それは、ゴルフコースにはアンジュレーションという起伏があります。グリーン上では、スライスライン、フックラインと読んで打つことができますが、フェアウェイからだとその傾斜に沿った打ち方をしなければ、ボールは予期せぬ方向に飛んでいきます。

今回は、ゴルフのアンジュレーションについてご紹介します。

ティーショットが250ヤード以上飛んでも、うねったフェアウェイからのセカンドで、チョロチョロしたり、曲がってOBを打ったりしてしまうと、もったいないですよね。ぜひ、ご紹介する方法を試していただき、次回のゴルフに活かしてください。

ゴルフ|アンジュレーションとは

ゴルフのアンジュレーションとはゴルフの用語で、コース内のフェアウェイ、ラフ、グリーンなどの起伏のことを言います。

この起伏がたくさんあるコースほど、難易度が高く、傾斜地からのショットは、平坦な場所から打つより曲がったり、距離が落ちたり、飛んだりするので難しくなります。

ゴルファーの中では、「あのゴルフコースは、フェアウェイのアンジュレーションが大きいから難しい」など難易度の高いコースの代名詞となっています。

ゴルフコース

ゴルフ場では、フェアウェイにうねりを入れることで、コースの難易度を上げています。ゴルフ練習場では、平坦な場所から打つので、いつも同じ状況でスイングできますが、コースは同じライ(ゴルフボールがある場所)からスイングすることはないので、いろいろな状況から打てるように練習をしていかなければいけません。

グリーン

グリーンにも傾斜があります。特に難しいのが、ポテトチップスのような形をしたグリーンは、微妙な傾斜が入り混ざっているので難しくなります。

アンジュレーションに加え速さも加われば、マスターズのグリーンのように超がつくほど難易度が上がります。一般のアマチュアゴルファーでは、もしかしたらホールアウトすることができないかもしれません…

傾斜地の打ち方|アンジュレーション攻略

ゴルフ場の傾斜から打つコツは、シンプルに打つことを意識してください。できるだけ通常のフラットなときのスイングを変えずに同じにするというのが、傾斜地の打ち方のポイントです。

つま先下がり

通常のフラットなライに比べて、ゴルフボールの位置が低くなります。ボールの位置に合わせて、両膝を曲げて腰の位置を低くしてアドレスを構えます。腰の位置を低くすることで、通常のフラットに近い状態をつくることができます。

注意点として、膝を曲げて構えているので、膝の曲げ具合をスイング中に変えないようにします。膝の角度を変えるとクリーンにヒットできません。

さらには、膝を曲げて腰の位置を低くしているので、通常のフラットな時よりもフルスイングはできません。振りをコンパクトにして、通常のフルスイングを100としたら、60~70くらいの力でゴルフスイングすることを意識してみてください。

つま先下がりが上手く打てるようになるレッスン動画です!

つま先上がり

つま先上がりのアンジュレーションがある場合、フラットな状況に比べゴルフボールの位置が高いので、その分グリップを短く握り、フラットの状態と同じようにしてあげます。

意識するポイントとして、下半身をできるだけ動かさないようにします。上半身のみでショットする形になります。下半身を安定させたので、少しスタンスを広めに取ります。

下半身を固定させるようにするのでコンパクトに振ります。スイングの大きさは、つま先下がりと同じように60~70くらいのコンパクトなスイングを意識してください。

左に曲がりやすいので、曲がり幅を予想してあらかじめ右を向いてアドレスを取ることが大切になってきます。ゴルフクラブを短く持つので飛距離が落ちます。通常140ヤードで7番アイアンを選択する場合は一つ上の番手で狙うのがいいでしょう。

アンジュレーションからのショットが上手く打てるようになる、ゴルフレッスン動画です!

左足下がり

左足下がりで注意することゴルフクラブのロフトが立つことです。例えば、7番アイアンを持ってもロフトが6~5番アイアンと同じになるので、飛びすぎてしまい、コースを突き抜けたり、グリーンオーバーしたりして大叩きの可能性がでてきます。

左足下がりのライからは、番手を下げます。また、スライスしやすいので、アドレスを目標より少し左を向いて狙います。そうすることで、ナイスショットを無駄にすることなく狙ったところにボールを運ぶことができます。

注意点として、左足下がりのアンジュレーションからのショットは、ダフリやトップが出やすくなります。その理由は、ゴルフボールの右側の地面が高くなっていて、ボールを上げようとすると手前やボールの赤道を叩きやすくなります。

打ち方としては、斜面と同じ角度にアドレスを取り、ゴルフボールは通常よりも1個分ほど右足寄りにします。球を上げようとするのではなく、傾斜の角度に沿ってインパクトからフォローまで低く打つイメージを持ちましょう。フォロースルーは無理に取らなくてもOKです。

左足下がりのアプローチも難易度が高いです。女子プロのレッスン動画です。ゴルフ初心者にはとても参考になります!

左足上がり

左足上がりはそこまで難易度は高くありません。斜面に対して垂直なるように構えてその姿勢をキープしてスイングします。

自然にゴルフボールが上がっていくため、しゃくり上げなくてもOKです。飛ばしたい時は、身体の回転を最優先に振っていきます。そのために少し左足を引いて最後まで身体が回転するようにスタンスをとりましょう。傾斜があるので、フィニッシュで右足体重になっても大丈夫です。

実際のショットではロフトが寝るために、距離が出にくくなります。140ヤードの場合は、普段よりも一つ大きめのアイアンが選択肢となります。

<ティーグラウンドでも注意!!>

ティーグラウンドは、一見、平坦に見えていても傾斜があります。それに気づかないと、ドライバーでナイスショットを打ってもOBやバンカー、池の方向に飛んでいってしまいます。自分では狙っていなくても、アンジュレーションの影響でペナルティ方向にゴルフボールが飛ぶように仕掛けられています。

ティーグラウンに入る前には、周りを見渡して、平坦なところにティーアップします。また、逆に左方向に行かしたくないとき、つま先下がりのライがあれば、その場所から打てばスライスがかかりやすくなるので、左に行きにくくなりますので、戦略的にゴルフを攻めていくことができます。

アンジュレーションのあるグリーン攻略

ロングパット

グリーンは高いところよりも、低い位置の方からがラインが読みやすくなります。ラインを読む時、高いところから水を流すイメージをして、水の流れを想像すると読みやすくなります。

アンジュレーションが大きいグリーンは、スネークライン(ヘビのように右に左に曲がるライン)がほとんどなので難易度が増します。パターを打つ時は、ボールの曲がりを、想像力を膨らませて打つと、カップに寄りやすくなります。

ゴルフのロングパットは、距離感をつかめばゴルフ初心者でもプロのように1発で沈めることができるでしょう!確実に寄せるための3つの鉄則が参考になります!

ショートパット

アンジュレーションがきつ過ぎるところにカップは切りませんが、多少の傾斜が付いていますので、しっかりとカップ付近の傾斜を読みます。それを読み損なうとカップを通り過ぎてしまいます。

強めに打つとラインを気にせずに打てますが、ジャストタッチでストロークすると傾斜の影響をモロにうけますので、気をつけましょう。

まとめ

アンジュレーションからのショットやパターは、ラウンド回数が増えれば増えるほど身体が自然と反応してきますので、どんどん上手くなってきます。傾斜地から打つのが苦手な方もたくさん経験すれば自ずと打てるようになるので、心配することはありません。

ご紹介した攻略法を試していただき、スコアアップを目指してください!

この記事を書いたライター

ライター

ゴルファボ編集部

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