ゴルフでは、クラブでショットを打つだけではなく、最後にゴルフボールをパターで転がしてホールに入れます。芝生はいろいろな方向に向いて生えていますので、パッティングをするときはグリーン読むことが必要になります。
今回は、ゴルフで必要な芝目の読み方と守るべき4つのポイントをご紹介します。
パターはゴルフの打数の約4割を占めますので、たくさん叩かないことが求められます。プロもグリーンが読めずにスコアを伸ばすことができないこともあるので難しいのですが、芝目の特徴やクセを知ることでいろいろな対策することができます。
この記事でポイントを抑えることで良いスコアも出せることでしょう!
目次
ゴルフ|芝目とは!?
ゴルフ場の芝生の方向のことを指します。特にグリーン上でのパターをするときには芝目を読むことがとても大切で、傾斜と一緒にボールの転がりを計算してパッティングしなければいけません。
ゴルフ場|芝生の種類
日本のゴルフ場は「ベント」や「高麗」が主に使われています。特徴を知っておくことで芝目も読みやすくなります。
ベント
ベントは、西洋の寒冷地に強く暑さには弱い品種です。西日本など温かい地域のゴルフ場では避けられていましたが、品種改良を経て、現在では日本のゴルフ場のほとんどで採用されています。
ベントは1年中美しい緑色をしています。伸びが早く細かな手入れが必要です。葉先が柔らかく細いのが特徴で、芝目の影響を受けることがあまりなく、傾斜が読めたら思い通りの転がりをしてくれます。
高麗
日本に自生していたので日本の風土によく合います。暑さに強く、乾燥や病気にも耐性があります。
葉が広くて固く強いという特徴があります。抵抗が強いので、下りの傾斜でも芝目に沿って登ると言われるくらいゴルフボールの転がりに影響を与えます。
パッティングやショットに大きく影響するのが芝生です!特性を知ることで難易度が変わります。コツをご紹介します!
グリーン芝目の読み方
ゴルフボールの転がりに影響を与えるのでしっかり読む必要があります。
順目とは、葉先がカップの方を向いていることです。球は転がりやすくなります。下りの場合は特にボールの転がりが良くなり、ホールを外れた場合には、前に打った距離より長くなる場合があるので、慎重にストロークしなければいけません。とてもデリケートなタッチになるときもあります。
逆目はホールの逆を向いていることです。球の転がりが悪いので、強めに打たなければいけなくなりますので、距離感を狂わされることがあります。これから順目と逆目を見分ける方法をご紹介します。
グリーン面の色を見る
ゴルフ場のグリーンを見たとき、色の違う場所があります。白く見える場所は順目です。太陽の光が葉に反射しているので白く反射して見えます。濃い緑色に見えるところは逆目になります。光を吸収しているので濃く見えます。
人の歩くルートを確認
グリーンの動線は、花道から次のホールに向かうところに抜けていきます。たくさんのゴルファーがこの流れで歩くので、芝生が踏まれて奥に向かって順目になっている場合が多いです。
カラー、エッジの境目を見る
グリーン面より、カラー、エッジのほうが伸びているので、芝目の流れがわかります。
カップの縁を確認する
縁の葉先を見るとどちらを向いているのかを確認することができます。ツアープロも試合では毎回観察していますので、アマチュアゴルファーも真似をすることでカップインの確率を上げることができます。
川、山、太陽の向きをチェックする
ゴルフコースは、水、太陽、風の影響を受けます。池や川に向かって順目になります。また、芝目は昼間の太陽に向かって伸びるため、太陽の落ちる西側に向かって葉が伸びます。
海沿いや山など、いつも同じ方向から吹く風のあるゴルフ場では、風下に葉先が向かう傾向にあります。富士山麓周辺のゴルフ場は、“富士山からは順目”と言われています。
ゴルフで必ず守るべき4つのポイント
しっかりと芝目を読むためには、下記の4つのポイントが大切です。
・高低差を見る
・低い位置からのラインの確認
・曲がるラインは仮想のカップをイメージする
・午前と午後で長さが違う
この4つのポイントを意識するだけで、自信を持ってゴルフのストロークすることができるので、ナイスパットの確率が上がります。
高低差を見る
セカンドやサードショットでオンした場合、打ち終わって安心するのではなく、パターに備えてグリーンの高低差を見て傾斜をチェックしながら、上がりましょう。
人は、自分が立っているところを基準に平行にするので、傾斜地に立ってラインを探すと間違った読みをしてしまう恐れがあります。水は高いところから低いところに流れていくので、葉先も低いところに向きやすくなることが多いので忘れずに確認しましょう。
ゴルフの傾斜の読み方はコレ!プロの目線で2つのポイントを解説しています。アマチュアゴルファー必見です!
低い位置からラインを確認する
全体の様子は立って傾きなどを見ますが、小さい傾斜は、目の高さを低くすることで見やすくなります。必ずラインを見るときは、腰を落として、しゃがんだまま見ることが重要です。
利き目を知ることはゴルフでは大切です。ラインが読みやすくなり、パットのストロークもスムーズになります。一度チェックしてみましょう!
曲がるラインは仮想カップをイメージする
ゴルフで曲がるラインを狙うときは、曲りの頂上に向けて打ちますが、頂上に仮想カップをイメージして、それに入れるつもりで打つと、アドレスがしっかりと取れて、イメージ通りにパッティングすることができます。
午前と午後で芝目の長さが違う
芝生は生長するので、午前と午後では長さが違います。午前中の感覚を持って午後を迎えるとカップまで届かなかったり、曲りの切れが鋭くなったりするので、午後になったら少し強めにヒットするなど対策が必要です。
パターの打ち方のレッスン動画です。パッティングが良くなるとゴルフクラブのスイングも調子が上がってきますので必見です!
芝目の読み方をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?ドライバーを打つよりも難しく感じたかもしれませんが、ラウンド経験を重ねていくと、「強くヒットしたほうがいいかな〜、速そうだから警戒しよう」など、花道から上がるときには身体が自然に掴んでいることでしょう。
アマチュアゴルファーは、パット数を減らすことができれば、スコアが劇的にアップします。ゴルフボールの最後のひと転がりまで考えることができれば、カップに蹴られたり、読み間違いを減らしたりすることができます。ぜひご紹介した内容を次回のゴルフで試してみてください。
↓↓↓ロングパットをしっかり寄せて次で決めたい…!そのコツとは…?