人には、利き腕があるように『利き目』があることをご存知ですか?
実は、これがゴルフスイングやパッティングに大きな影響を与えています。
ミスショットしてしまう…なぜかうまく当たらない…その原因は利き目ではない目を中心にアドレス・スイングしてしまっている可能性があります。
そこで記事では、自分の利き目を知ってゴルフのスコアUPにつながる方法をご紹介します。
ゴルフで錯覚が起こるのは、「利き目」と「利き手」が一致するとき。自分の利き目を知って特徴を生かせれば、もっと効率よく上手くなれるでしょう。
目次
利き目とは?ゴルフに役立つ理由
利き目とは、左右どちらの目をメインに使って見ているかをいいます。
人は、利き目を軸としてもう片方の目で情報を補いながらモノを立体的にとらえています。
ゴルフにおいてターゲットに対してまっすぐ構えることはもっとも重要なポイントですが、利き目の影響でまっすぐ構えられなかったり、スイング中に軸がブレやすくなったりします。
自分の利き目と特徴を判別することでアドレス、スイング時に注意すべきポイントが分かります。
目に見えている情報と実際の自分の体の動きが一致すれば、ゴルフがもっと効率よく上手くなるでしょう。
>>>ゴルフを2倍速で上手くするには練習器具を使ってみることをおすすめします!詳細はこちら↓
ゴルフに役立つ「利き目の見分け方」
親指と人差し指でOKの形で◯を作り、両目で○の中に「印」となるモノが入るように合わせます。
○の中の印を見たまま、まずは右目を閉じてください。そして次に左目を閉じます。
交互に閉じてみると、どちらかの目から印が外れたと思います。
◯の中に印が入っていた方が『利き目』となります。
ちなみに日本人の場合は利き手と同様で「利き目:右」が7割以上だと言われています。
ゴルフスイングにおける利き目の影響
手元にゴルフクラブがあれば構えてみてください。右打ちの場合、ボール位置は中央から左側にセットすることが多いと思います。
利き目が右だと…どうなる?
「右目」の人はアドレスを構えたとき、ハンドファーストの度合いが強くなるので、ゴルフボールから遠く離れているように感じます。
なので、ボールをしっかり見ようとして、アドレスから上体が(ターゲット)左側に傾いたり、肩が開きやすかったり(左肩が開いて右肩が前に出る)する傾向があります。
スライス球やダフリの大きな原因となります。
バックスイングで上体を捻ったときも、視界からボールが外れやすくなるので、上半身の捻転が不十分になり、トップも浅くなることがあります。
利き目が右のゴルファーは、意図的に左目で見るようにしたり、ボールをぼんやり見ながら(凝視しない)スイングすることで、視野に捕らわれることなくスイングできるでしょう。
トップポジションを深くすることも忘れずに実践してみてください。
利き目が左だと…どうなる?
「左目」ならバックスイングでも球を見続けることができるので、深いトップが作りやすくなります。
ダウンスイングで頭も残りやすく、肩も開きにくい傾向があるので、「利き目が左」はゴルフスイングにおいて非常に有利です。
「ビハインド・ザ・ボール」と呼ばれるインパクトの瞬間、ボール位置よりも頭が右側(後ろ)にある状態も作りやすくなります。
注意点があるとすればボールを見すぎたことによる、引っ掛け、フック等の左へのミスです。しっかり腰を回転させることを心がけてください。
【超重要】パターにおける利き目の影響
今度はパターを構えてみてください。ゴルフボール位置は、通常どおり真ん中より少し左に置いてください。その状態でひだり眼を閉じてみてください。どうでしょうか…
「右」が利き目だと…
ハンドファースの構えになっていると思います。
このとき、シャフトが地面と垂直になって見えている場合は、ハンドレイトに構えている恐れがあります(ヘッドが手元より先にある)。
そうなると、フェースの下側でインパクトを迎えてしまうのでトップ気味に当たります。インパクトの感触も悪く、転がりの悪いパットになります。
「左」が利き目だと…
シャフトが地面と垂直になっていると思います。
これが正常なゴルフの構えになります。もし、ハンドレイトに見えているのなら垂直になるまでシャフトを立たせなければいけません。
ゴルフのパッティングは、練習をすればするほど上手くなります。パターの入らない原因と簡単解決法をご紹介します!
>>>入るか入らないかは運次第!そんな不安定なパターを卒業して、しっかり寄せて入れるパッティングの基本をご紹介します↓
ゴルフ|利き目を利用したセットUP方法!
プロやゴルフ上級者のショットやパッティングでは、インパクトの瞬間は若干ハンドファーストになっています。
しかし、利き目が「右」の多くのアマチュアゴルファーは、ハンドレイトでインパクトを迎えています。それは、この利き目の錯覚にありました。
これを改善するには、両目でアドレスをセットしないことです。
右目を閉じて「左」のみでセットアップします。そうすることで、正しいセットアップをすることができます。
最初は、かなり違和感しかないと思いますが慣れていきましょう。
射撃や弓道、アーチェリーは片目を閉じて的を定めます。ゴルフにも取り入れることで、技術を上げていきましょう。
左が利き目のゴルファーは、そのままで大丈夫です。
ゴルフでは「右利き」と「左利き目」が上手くいくと言われていますが、そうじゃないプロも活躍しているので、特性をうまく生かすことが重要です。
>>>ゴルフ上達するにはやはり練習が必要です!ぜひ、基本の動きを学んで、練習やラウンドに活かしてみてください↓
ゴルフの上達を妨げていたものは、この「利き目」だったかもしれません。
ぜひ、セットアップ方法を試していただき、錯覚を解いて、ショットやパッティングを上達させていきましょう。
しかし、ゴルフはそれだけでは上手くなりませんので、しっかりショットの練習も取り入れて狙ったところにボールを運べるようにしましょう!