出典:日本女子プロゴルフ協会
日本の女子プロゴルフ4大メジャー大会の一つ、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯が9月6日から開催されます。
日本女子プロゴルフ選手権大会は、今年で第51回を迎える伝統ある大会で、5月に開催される「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」に続き、今年2戦目の女子ゴルフのメジャー大会となります。
2018年に開催される女子レギュラーツアー38試合の中で、もっとも賞金が高い大会です。激戦を勝ち抜いて頂点に立つのは誰か?
日本女子プロゴルフ選手権大会の見どころを紹介します。観戦をさらに楽しむためにもチェックをしてみてください。
目次
2018年 日本女子プロゴルフ選手権大会の詳細
出典:小杉カントリークラブ
今年の日本女子プロゴルフ選手権大会は、富山県射水市の小杉カントリークラブで開催されます。毎年、開催都道府県やコースを変更する「サーキット方式」で行われており、小杉カントリークラブでの開催は初めてとなります。
開催場所:小杉カントリークラブ
今回設定される総距離は6605ヤード、パー72。小杉カントリークラブはなだらかな丘陵を生かしたコースです。
左側を基本にバンカーが配置され、池も随所に設定されています。今年の設定は例年に比べてフェアウェイも広く、グリーンも攻めやすくなっています。プロの選手たちが見せる正確なショットでどこまでスコアを伸ばしていくのか、個々のマネジメントにも注目です。
伝統の大会
1971年に日本女子オープンゴルフ選手権を制した樋口久子・日本女子プロゴルフ協会元会長
出典:大利根カントリークラブ
日本女子プロゴルフ選手権は、毎年9月下旬~10月に行われる「日本女子オープンゴルフ選手権競技」と並んで女子のツアーとしてはもっとも伝統ある大会です。1968年から毎年開催、両大会ともに歴代のトップ女子選手が優勝者に名を連ねています。
国内女子4大メジャー
女子ゴルフの4大メジャー大会と言われるのは以下の4つです。
・ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ(5月)
・日本女子プロゴルフ選手権大会(9月上旬)
・日本女子オープンゴルフ選手権競技(9月下旬)
・LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(11月)
メジャー大会は日本女子プロゴルフ協会が主催しているという意味を込めて、「公式戦」と呼ばれます。メジャー大会の優勝者には翌年から3年間のシード権も与えられる特別な大会です。
特別協賛「コニカミノルタ」
1997年から2002年までは「コニカ杯」という大会名でしたが、同社の社名変更により2003年から「コニカミノルタ杯」の大会名となりました。
優勝した選手には副賞として特別協賛するコニカミノルタから、業務用複写機が送られています。
参加資格
出典:日本女子プロゴルフ協会
日本女子プロゴルフ選手権大会に参加するためには高いハードルがあります。
メジャー大会の過去の優勝者やシード選手、ツアーの優勝者、リランキングリスト上位の選手以外は予選会に参加し、通過しなければいけません。
今年は7月に2回にわけて予選が行われ、通過したのは参加合計161名中の16人。厳しい戦いを潜り抜け、最高峰の舞台に挑みます。西木裕紀子、韓国のイナリはそれぞれの予選会をトップ通過、今年プロテストに合格した中国のジャンジェナリンも勝ち上がっての本大会出場です。
放送日程と特別演出
・地上波 ABCテレビ・テレビ朝日系列24局全国ネット
9月6日(木) 25:54~26:49(録画)ABCテレビ・富山テレビ
9月7日(金) 25:34~26:30(録画) ABCテレビ・富山テレビ
9月8日(土) 15:00~16:25(生放送)ABCテレビ・テレビ朝日系列
9月9日(日) 13:55~15:55(生放送)ABCテレビ・テレビ朝日系列
・CS放送 スカイA
9月6日(木) 08:00~11:00(生放送) 15:00~17:00(生放送)
9月7日(金) 08:00~11:00(生放送) 15:00~17:00(生放送)
9月8日(土) 08:00~14:00(生放送)
9月9日(日) 08:00~13:55(生放送)
ABCテレビの中継番組内では特別協賛をしているコニカミノルタの「特別CM」が毎年、放送されています。こちらには前年の優勝選手が出演するのが恒例となっています。
また、最終日中継の直前に放送されているABCテレビ制作の「パネルクイズアタック25」では出場選手がクイズを出題。2015年は藤田光里、2016年は菊池絵理香が出演しました。
2018年はここに注目!
出典:日本女子プロゴルフ協会
新スターが誕生するか、それとも経験豊富な強豪が底力を見せつけるか。
女子ゴルフは今、次々に若手選手が台頭。トーナメントでもギャラリーを大いに沸かせています。一方で土壇場の争いでは、過去に優勝経験がある実力者やベテラン勢が勝ち切る、というのも一つの流れとなっています。
前週に行われたゴルフ5レディスプロゴルフトーナメントではプレーオフの末に、申ジエが小祝さくらを破り、今シーズン2勝目を挙げました。
好調の波に乗る申ジエ、過去に優勝経験のあるアンソンジュ、テレサ・ルーらに加えて、ケガでトーナメントを欠場していた鈴木愛、今年すでに2勝を挙げている成田美寿々らの上位争いにも注目です。
昨年王者の李知姫は1976年・1977年大会を制した樋口久子以来、41年ぶりの連覇がかかります。「連覇を狙って思い切りやりたい」と意気込みを話しました。
また、勝みなみ、三浦桃香、新垣比奈、原英莉花ら黄金世代の選手がどこまで上位争いにからめるか。フレッシュな若手の登場にも期待が膨らみます。
日本女子プロゴルフ選手権大会・過去10回の優勝者
第41回 2008年 辛炫周 片山津ゴルフ倶楽部・白山コース
第42回 2009年 諸見里しのぶ 岐阜関カントリー倶楽部
第43回 2010年 藤田幸希 グランデージゴルフ倶楽部
第44回 2011年 三塚優子 キングフィールズゴルフクラブ
第45回 2012年 有村智恵 タラオカントリークラブ西コース
第46回 2013年 イ・ボミ 恵庭カントリー倶楽部
第47回 2014年 鈴木愛 美奈木ゴルフ倶楽部
第48回 2015年 テレサ・ルー パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ
第49回 2016年 鈴木愛 登別カントリー倶楽部
第50回 2017年 李知姫 安比高原ゴルフクラブ
日本女子プロゴルフ選手権大会出場選手一覧
出典:日本女子プロゴルフ協会
名前 | 年齢 | 所属 |
青木 瀬令奈 | 20 | 三和シャッター工業 |
淺井 咲希 | 20 | 小杉CC |
浅田 実那 | 20 | フリー |
東 浩子 | 26 | 加賀電子 |
穴井 詩 | 30 | GOLF5 |
新垣 比菜 | 19 | ダイキン工業 |
荒木 美友 | 27 | フリー |
有村 智恵 | 30 | 日本HP |
アン ソンジュ | 31 | モスバーガー |
李 知姫 39 | フリー | |
イ ナリ | 30 | GOLF5 |
イ ボミ | 30 | 延田グループ |
イ ミニョン | 26 | Q CELLS |
飯島 茜 | 35 | サーフビバレッジ |
石川 明日香 | 20 | フリー |
一ノ瀬 優希 | 29 | ミロク情報サービス |
岩橋 里衣 | 32 | フリー |
上田 桃子 | 32 | かんぽ生命 |
上原 美希 | 30 | GOLF5 |
エイミー・コガ23 | フリー | |
O.サタヤ | 24 | MIYATA SPACE AND CRAFT |
大出 瑞月 | 20 | フリー |
大江 香織 | 28 | アルパイン |
大里 桃子 | 20 | フリー |
大城 さつき | 28 | フリー |
大山 志保 | 41 | 大和ハウス工業 |
岡山 絵里 | 22 | ニトリ |
沖 せいら | 25 | 福岡センチュリーGC |
小楠 梨紗 | 26 | フリー |
小倉 ひまわり | 20 | フリー |
小野 祐夢 | 21 | ニチコン |
柏原 明日架 | 22 | 富士通 |
勝 みなみ | 20 | 明治安田生命 |
金澤 志奈 | 23 | レイクウッドコーポレーション |
金田 久美子 | 29 | スタンレー電気 |
カリス・デイビッドソン20 | フリー | |
川岸 史果 | 24 | 加賀電子 |
姜 秀衍 | 42 | フリー |
菊地 絵理香 | 30 | オンワードホールディングス |
岸部 桃子 | 24 | 塩田建設 |
鬼頭 桜 | 23 | フリー |
木戸 愛 | 28 | ゼンリン |
キム ハヌル | 29 | HITE JINRO |
キム ヘリム | 28 | Samchully |
木村 彩子 | 22 | フリー |
小祝 さくら | 20 | ニトリ |
香妻 琴乃 | 26 | サマンサタバサ |
小滝 水音 | 20 | 静ヒルズCC |
小橋 絵利子 | 30 | RSK山陽放送 |
権藤 可恋 | 22 | フリー |
サイ ペイイン | 27 | 京豊エンジニアリング |
佐伯 三貴 | 33 | 大和ハウス工業 |
酒井 美紀 | 27 | 国際スポーツ振興協会 |
佐々木 慶子 | 41 | スズキトラスト |
ささきしょうこ22 | 日本触媒 | |
佐藤 靖子 | 39 | おもちゃ王国 |
篠原 まりあ | 21 | フリー |
下川 めぐみ | 35 | 環境ステーション |
申 ジエ | 30 | スリーボンド |
新海 美優 | 22 | 広島CC |
ジャン ハナ | 26 | |
ジョン ジェウン | 29 | フリー |
全 美貞 | 35 | フリー |
鈴木 愛 | 24 | セールスフォース |
鈴木 麻綾 | 23 | フリー |
スパマス・サンチャン | 22 | |
高木 萌衣 | 21 | フリー |
高橋 彩華 | 20 | フリー |
髙橋 恵 | 22 | 伊藤園 |
高林 由実 | 31 | GOLF5 |
高村 亜紀 | 46 | 100%新車館 |
竹内 美雪 | 22 | タイカ |
武尾 咲希 | 23 | GOLF5 |
竹山 佳林 | 22 | フリー |
但馬 友 | 20 | フリー |
田辺 ひかり | 21 | 伊藤園 |
田村 亜矢 | 21 | 大東建託 |
丹 萌乃 | 21 | フリー |
チャン ウェイウェイ | 21 | フリー |
辻 梨恵 | 24 | 大和証券 |
土田 沙弥香 | 24 | 加賀電子 |
テレサ・ルー | 30 | 太陽生命 |
豊永 志帆 | 28 | 東芝 |
土肥 功留美 | 32 | エムズ |
仲宗根 澄香 | 26 | 環境ステーション |
永井 花奈 | 21 | デンソー |
永峰 咲希 | 23 | ニトリ |
成田 美寿々 | 25 | オンワードホールディングス |
新田 彩乃 | 22 | フリー |
西木 裕紀子 | 26 | 須磨産業 |
西山 ゆかり | 36 | アマダホールディングス |
野澤 真央 | 21 | 愛知製鋼 |
服部 真夕 | 30 | 朝日インテック |
幡野 夏生 | 21 | フリー |
濱田 茉優 | 22 | ココパリゾートクラブ |
原 英莉花 | 19 | フリー |
原 江里菜 | 30 | NEC |
馬場 由美子 | 34 | 小淵沢CC |
比嘉 真美子 | 24 | TOYO TIRES |
黄 アルム | 30 | フリー |
フェービー・ヤオ | 25 | フリー |
福田 真未 | 26 | えんホールディングス |
藤崎 莉歩 | 26 | フリー |
藤田 さいき | 32 | チェリーゴルフ |
藤本 麻子 | 28 | 三愛石油 |
不動 裕理 | 41 | フリー |
ベイブ・リュウ25 | フリー | |
ペ ヒギョン | 25 | フリー |
堀 琴音 22 | 東芝 | |
前田 陽子 | 33 | 伊藤園 |
槇谷 香 | 30 | フリー |
松田 鈴英 | 20 | ニトリ |
松森 彩夏 | 24 | スターツ |
松森 杏佳 | 23 | スターツ |
三浦 桃香 | 19 | フリー |
三ヶ島 かな | 22 | ランテック |
宮﨑 乙実 | 23 | フリー |
宮田 成華 | 19 | ELECOM |
村田 理沙 | 23 | レオパレスリゾート グアム |
森田 遥 | 22 | フリー |
諸見里 しのぶ | 32 | ダイキン工業 |
安田 彩乃 | 23 | フリー |
柳澤 美冴 | 28 | フリー |
山田 成美 | 28 | GOLF5 |
ヤン ジン | 27 | |
ユン チェヨン | 31 | Q CELLS |
吉川 桃 | 20 | 烏山城CC |
吉田 弓美子 | 31 | アマノ |
葭葉 ルミ | 25 | 富士住建 |
吉本 ひかる | 19 | マイナビ |
笠 りつ子 | 30 | 京セラ |
渡邉 彩香 | 24 | 大東建託 |
日本女子プロゴルフ選手権大会の特徴
出典:日本女子プロゴルフ協会
誰が女王か。それを決めるのが日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯です。
女子プロのトーナメントでもっとも伝統ある大会であり、過去の優勝者にはレジェンドが並びます。
日本女子プロゴルフ選手権大会の第1回から第7回まで7連覇、合計9回の優勝を誇る樋口久子。大迫たつ子は4回、岡本綾子は3回の優勝を果たしています。
近年でも福嶋晃子、不動裕理、宮里藍、イ・ボミ、鈴木愛と「女王」と呼ぶにふさわしい選手たちの名前がずらり。2018年、頂点に上り詰めるのは果たして誰か。4日間の戦いから目が離せません。
賞金総額は?
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯の賞金総額は2億円、優勝賞金は3600万円となっています。日本の女子トーナメントとしては最高額です。
↓↓黄金世代の筆頭格、勝みなみの素顔とは?プレーの特徴とその素顔も紹介しています!
↓↓大きなスイングと飛距離でギャラリーを魅了し続ける三浦桃香、その強さと魅力に迫ります!
今年で51回目を迎える日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯は、過去、数々のドラマが展開されました。各選手が1打1打に情熱をこめてプレーするからこそ、ギリギリの勝負や忘れられない場面も生まれます。
2018年、この大会では選手たちのどんな活躍が見られるのでしょうか。それぞれが情熱を燃やす、熱い戦いに注目です。